2014年12月05日(17:45)

日本をおかしくしている法律のひとつが個人情報保護法だと思う

この法律が施行されてから、日本がおかしくなってきたと感じる人はボクだけでしょうか。
平成15年にできたこの法律は、個人情報を保護しますよ、という内容です。
個人情報とは、「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」と規定されています。

この法律ができて以降、「Pマーク」なる制度が出てきました。個人情報保護の体制を整備している事業者を認定する制度だそうです。インターネットでもけっこう目にします。
"当社はお客様の個人情報をみだりに流出させたりしませんよ"という意図が感じられます。

この法律が施行されて以降、「本人確認」とかがずいぶんめんどうになっています。
先週、全国健康保険協会 北海道支部から、「保健師等による無料:特定保健指導のご案内」というA4判の書類が送られてきました。
今年実施した健康診断において、生活習慣の改善が必要な方へ、保健師さんが来て指導してくれるのだそうです。
その訪問日時を仮設定したので、こちら(当社)の都合が大丈夫かどうか教えてくださいという文面なのですが、「なお」と記載してこんなことが書かれています。

なお、対象となる方につきましては、原則、訪問が決まりましたらお伝えしております。

対象が誰なのか伝えず、面談の日程を問い合わせるって、子どものつかいじゃあるまいし。

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会社が金を支出して健康診断をしていますから、その結果に対して会社は知る権利を持っています。健診結果が会社にも送られてくるのは、その現れです。
じゃなぜ、誰が生活習慣の改善が必要な「健康サポートの対象」なのかを会社に伝えないのでしょうか???

こういうおかしなことが、個人情報保護法の施行後にたくさん出てきています。
法律ができたことで萎縮し、過度に自己規制をかけてしまう結果、非常に不便な世の中になってきました。いまや、市民団体の会員名簿を会員内で公開することも自己規制したり、果ては学級名簿をつくらない学校(クラス)まであるのです。

一方で、国は国民の個人情報を知りたいだけ調べることができます。例の特定秘密保護法が施行されれば、ちょっと気に入らない民間人を徹底的に調べ上げることが法的に認められることになります。
個人情報は、国に対しては保護されない。

益は少ないのが個人情報保護法ではないかと、ボクは思います。

カテゴリ:辛口 |

コメント

個人情報保護法はあくまで「個人情報を扱う事業者からの個人情報の漏えいを防ぐ法律」のはずです。しかし、個人情報の漏えいを防ぐ目的は個人の生命、財産、人権を保護するためであって、そのことによって、その個人(本人)によって善良な第三者が逆にこれらの者によって不利益や侵害される場合も現実には数多く存在するのも事実です。このような場合でも、その本人から不利益、被害を被っている第三者が本人に対して訴訟等により権利を回復しようとしても、この法律のために本人もしくはその法定代理人以外の第三者は基本的にその本人の情報の開示することが阻まれ、訴訟すらままならず、第三者の権利侵害がまかり通ってしまっているという実態もあるのです。そのことに対する法的救済措置は存在しないため、悪事を働いて他人の利益を侵害した者まで保護するという異常不法な事態を生じている現実があります。
インターネットなどIT社会が拡大すればするほど、個人情報扱い業者である国や企業からの情報漏えいが日常化し、技術的に防止が困難になり、野放しになる事態がある一方、利害関係者であってもこの法律に阻まれて、相続など親族間・個人間レベルでの紛争を深刻化させる弊害も起きています。その結果、少子高齢化・晩婚化による家族制度の崩壊がますます進み、国家社会全体が衰退する現象を加速化させています。
オレオレ詐欺はますます横行し、個人情報保護とは名ばかりで、悪徳業者の取り締まりもほとんどなされず、放置状態に等しく、一方では個人レベルでの正当な権利が阻害されるといった異常な運用実態があります。
その意味では、この法律は、天下の悪法であり、欠陥法であると言えると思います。そうした実態も知らずに法律の正当性を鵜呑みにしている国民が大半なのは悲しいことです。行政や政治はこの実態を放置しているのが実情です。

ikigakari(2015-03-18T23:12)

このブログに意見をいただけるとは思ってもいませんでした。
ikigakariさん、ありがとうございます。
 
この法律のせいで、権利回復がままならない実態があるのですか。
この法律、廃止にしたほうがいいですね。個人情報は守られにくいし、何より悪用を防ぐための防波堤になりきれないのだから、法律が存在する意味がないでしょう。
むしろ、国家から個人情報を守る法律を作ったほうがいいかも。

白井康永(2015-03-19T08:31)

まったく同じ意見です。国民を守る法律ではありません。おかしな法律です。

ニシ(2019-07-04T13:39)

助けて
母が車にはねられ、大怪我。
持っていたバッグも、とられたのか、落としたのか、判りません。

警察から、お母さんが怪我をしたと、連絡入りました。
で、怪我の原因は? 緊急ですか?
訪ねると、個人情報だから教えられない、自分でいって確かめて下さい、と。時間は深夜。タクシーとばして三時間。
病院いくと、血まみれの母。病院は、本人のサインの手術同意書と保証人二人たてて欲しいと。手足ボッキリ折れてるのに、本人のサインとか、鬼ですか。
その他、母のバッグとられた恐れがあるので警察に届けると、本人が直接でむいて欲しい、と。

なお母をはねた加害者は、割と最近まで、名前教えてくれませんでした。
個人情報保護法とか
いまだに、どういう状況で、事故になったか教えてもらっていません

匿名希望(2019-12-11T18:47)

個人情報法を立てに、表札さえ出してくれない住民がいて
こまっています。災害の時、助に行ってなんと呼べばいいのでしょうか。
本人は助はいらないようです。不可解な法律だと思います。

野島(2020-08-29T06:58)

個人情報法を立てに、表札さえ出してくれない住民がいて
こまっています。災害の時、助に行ってなんと呼べばいいのでしょうか。
本人は助はいらないようです。不可解な法律だと思います。

トマトさん(2020-08-29T06:58)

個人情報法を立てに、表札さえ出してくれない住民がいて
こまっています。災害の時、助に行ってなんと呼べばいいのでしょうか。
本人は助はいらないようです。不可解な法律だと思います。

トマトさん(2020-08-29T06:59)

本当に悪法だと思います。
妻に出生時からの障害が見つかり手帳発行のため小学校からの生活記録が必要になりました。
小学校では問題なく開示してもらえましたが中学校では保護法を盾に一切教えてもらえませんでした。役所担当者と直接話してもらっても「間違っているのは役所のほうだ」と譲りません。
役所担当者の計らいで何とかして手続きはできましたが、一体誰のための法律か本当に疑問です。
誰か一部の人たちが得をするためにできたと思います。

こうして日本はダメになる(2021-07-05T02:06)

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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