2014年08月02日(14:57)
北海道のトドマツでつくるコンクリート
先進国が東南アジアの森を破壊している、といわれ始めてから、ずいぶん年月がたっています。
合板(ベニア)の原料に使われるラワン材、洗剤の原料になるヤシの木の植林で伐採される天然林、木炭やエビ養殖に伐採されるマングローブなどなど、白井が知っているだけでも深刻な状況です。
ラワン合板が問題になって、徐々に針葉樹合板が増え、最近では北海道産の針葉樹が使われるようになってきました。
しかし、土木用、コンクリート打設用の合板は、いまだにラワン合板が多いのです。それを北海道産の針葉樹に切り替えることができないか、という研究が行われています。
使われる木は、「天まで届け」のトドマツ、枝が天を向いているほうです。
各種試験の結果、製品に必要な強度は十分にあることがわかり、試験施工でも問題がなさそう。
今後は、家に使う木だけでなく、基礎を打つ型枠材も北海道産の木が使われるようになってくるかもしれません。
今月・8月の林産試だよりが伝えています。
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