2014年06月16日(17:14)

断熱性能の「見える化」

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6月8日(日)雨の室蘭取材が、1週間後の6月15日(日)、北海道新聞に掲載されました。当社と道新さんがいっしょに取材したのでした。
 
書いたのは、経済担当の記者さんで、「建築はわからない」とのことでしっかり取材し、いい記事になっていたと思います。ボクはいわば同業ですが、わからないから取材して不明点をなくす、という行為が意外と難しいことをよく知っています。優秀な記者ほど、取材がしっかりしています。
 
記者としての仕事については、決して生意気は申しません。ボクは、住宅分野についてはよく知っているので記事が書けるだけで、他の分野ではそう簡単ではないことをよく知っていますから。
 
わからないと、何を聞いていいかもわからないものです。人間の脳は、わからないととりあえず思考停止するようにできているようです。たぶん、そうすることで自分を守る保護システムが組み込まれているのでしょう。
 
何だか話がだいぶ脱線したようです。まあ、もともと本線があって書き出したわけでもないのですが(笑)。
 
光熱費を負担できるほど、当社の暖房費は安いです。
負担するくらいだから、ウソはないだろう。
 
今まで非常に難しかった断熱性能の「見える化」が一気に進みそうな気がします。

カテゴリ:ie家 |

コメント

ちょっと販促のやり方が究極ですよね(^^;。
で、実際その金額は妥当なと言うか、実際の暖房費位なんですか?
ま、計算から狂う要素はたくさんあるので、ある基準で計算したらこれだけですよって事なんですよね?

なべやん(2014-06-16T18:16)

燃費計算は、しっかりやります。その上で試算した額を保証するというかたちになりますが、試算より多いか少ないかは、いうまでもなく暮らし方にもよるので、住まい手の意識も変わるのではないか、というのが羽山先生の見方です。
ここまで思い切ると、けっこう本気度高いですね。
自社で建てた住宅の燃費公開でもけっこうな意味があります。

白井康永(2014-06-16T19:19)

電力単価が値上がりしそうですね。そうなると、燃費保証はその分変更かな?

それはさておき、どちらにしても、当初の設備面も含めた家の仕様で、電気代だけでなく「電力使用量」「エネルギー使用量」を抑えておくのはやはり重要だと言う事を、値上げの話題で思いますね。
生炊きや蓄熱の場合と、我が家の様な場合だと、値上げの影響ってどれくらい変わるか試算できませんか?

なべやん(2014-08-08T14:41)

前回と今回の値上げの特徴は、1kWhあたり一律に何円値上げします、という点にあります。昼間料金も夜間料金も一律に!
これがどういう意味を持つかと言えば、深夜の割安な電力を利用して、賢く節約するはずのオール電化住宅を直撃することになるのです。
電力使用量が多い家ほど影響が大きくなります。
値上げ単価のほか、燃料調整費と再生エネルギー負担金も1kWhあたり一律に1円何十銭とかかかってきています。
 
こうなると、電気を極力使わない家に向かうでしょうね。

白井康永(2014-08-08T15:32)

なるほど。設備のトレンドがガラッと変わる可能性もあると言う事ですね。
家の躯体、断熱気密にお金を掛けて、そもそも必要な暖房エネルギーを小さくして、大げさな空調設備に頼らなくて良いようにするのが一番良いんでしょうね。
電気を使わず、灯油にと流れても、灯油が高騰する時もある訳ですから、エネルギー相場がどうなっても影響を極力小さく抑えるにはどうしたら良いのかってのを、しっかり考えないといけないですね。
でも、その為に膨大なイニシャルコストがかかってしまっては普及は難しい。
その辺をどうプレゼンするかなんでしょうけど、そう言う意味でも、この暖房費負担ってのは、わかりやすいと思いますね。

なべやん(2014-08-10T09:27)

そう思います。何より、燃費への関心はオイルショック以来の高いレベルにあるので、控えめに見ても、好燃費はいい家の条件の1つになると思います。
 
今年に入って窓メーカーから新製品がぞくぞくと出ています。これからはトリプルガラスが標準になってくると思いますよ。

白井康永(2014-08-11T08:22)

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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