2014年05月23日(14:04)
仙台出張 その1
断熱住宅を推進する勉強グループ「NPO新住協」の全国総会・研修会に、仙台市まで行ってきました。
今回は、前日・5月20日に札幌で当社主催のセミナーがあり、総会当日の朝一番の飛行機で飛び、翌日に帰ってくるスケジュール。多くの出会いと再会、取材・記事・仕事の打ち合わせなどをこなした上で、帰り際に仙台平野での津波被害の状況を見学する機会に恵まれました。
新住協の総会・研修会を取材していて、この会の大きな強みだなと思うのは、会員が自社の取り組みについて発表し、それに対して同会代表理事の鎌田紀彦先生が技術的視点からアドバイスを行うというそのスタイルです。
先生は口の悪い人ですから、アドバイスがいつも耳にやさしいわけではありません(笑)。しかし、それだけに指摘はいつも甘さがなく、発表者にとってはもちろんだと思いますが、そこに参加しているすべての人にとって勉強になるのです。
先生のアドバイスは、多くの会社が間違いやすい点だったり、見落とされがちだったりする部分を的確に射抜きます。だから耳が痛いけどためになる。
この部分が新住協の強みだと思います。
窓の配置と建物の平面計画が悪いために、省エネ的に損をしているとか、プランニングが構造を踏まえていないために凸凹した平面となり、コストアップ、熱損失拡大になっているとか、
そこの先張りは防湿シートを使ってはいけないとか、
今回はちょっと専門的な話になってしまいましたね。
コメント