2014年04月19日(18:26)

時代を変えるチカラ

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平成が始まる前後、いまからおよそ四半世紀前。ボクは断熱住宅の素晴らしさを伝える伝道師として、情報発信や仲間作りに取り組んでいました。
「まだほとんどの人が知らないけど、とてもあたたかい家を省燃費で建てられるんだ。こんな最高のぜいたくを北海道中に広めたい」と思っていました。
仲間が集まると、気持ちが高揚したことをいまでもよく覚えています。

それは、自分の仕事によって世の中が変わっていく、いや、必ず変えてやる、という気持ちの高まりだったと思います。いま振り返れば、幸せな仕事ができたのです。

そして四半世紀を経て、当時の場面をそのまま再現するかのようなシンポジウムが4月18日(金)、東京で開かれました。
パッシブハウスジャパン主催、エネルギーシフト・シンポジウムです。
公式発表で350名、じっさいは少しそれに足りなかったかとは思いますが、よく集まったものです。数年前の東京では考えられなかったことです。
「オレはもう断熱住宅をやっている。オマエはまだやってないのか?」的なのろしが上がる雰囲気は、やはり楽しいものです。

ボクは、東京以西の家づくりが徐々に変わっていくことを確信しました。もちろん、時間も必要ですし、すべてに行き渡るのは難しいのですが、ボクらが達成してきた経験からいえば、

世の中の平均的レベルは、必ずトップランナーに引きずられて上げが進む。

そして変化を生むのは、「世の中を変えてやる」と強く心に決めたトップランナーたちの意志の力です。

ファイスト博士ら当日の話はまた後日。

カテゴリ:ie家 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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