2014年02月01日(15:14)
床暖房の快適性と健康影響
1月29日(水)から、床暖房の表面温度と快適性、健康影響を調べています。
床暖房は断熱性の低い住宅で、比較的低い温度でも快適性が得られる暖房方式として、本州では人気です。
北海道は窓の下に設置するパネルヒーターによるセントラルヒーティングが主流で、これまでは床暖房が注目されることがあまりありませんでした。
それが最近、採用例が増えてきているのです。
何を調べているかというと、床暖房の温度はどのくらいがいいのか、温度を上げすぎるとどんな問題があるのか、暖かさが足りないときはどうするか-です。
断熱住宅と健康について調査しているかた、暖房の専門家、建築環境の専門家、暖房器メーカーなど9人の方に質問しました。
メールでのぶしつけな質問ながら、先生方は気持ちよく、しかもていねいに教えてくれました。
いずれ記事にしますが、備忘録としてまとめます。
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床表面温度は19-26℃の間であること。
床暖房は29℃として設計して良い。
以上、ISO7730(靴を履いた室内での話)。
熱量不足のために床暖房温度を上げると、不快になりかねない。
床面温度が上がった場合の障害は、低温やけどであるが、30℃程度で低温やけどになる心配はあまりなさそう。
ただし、高齢者が床面に座るとか、子どもがはだしで歩く乳幼児施設においては、床面温度を26℃以下に保つ必要がある。高齢者施設と乳幼児施設は、床との接触面積が広いこと、一般の大人と代謝量が違うことなどから、注意が必要となる。
床暖房だけで熱が足りない場合は、パネルラジエータなどの併用すべき。
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〈床暖房と言えばネコ。天に召されてなおブログに登場する〉
コメント
個人的には、室温よりも床の温度が高いのは、部屋に入った時は暖かく感じていいが、部屋でずっと居る時はなんか違和感があり、余り好きではありません。
なべやん(2014-02-01T16:08)
個人的には、自分も床暖房が苦手。汗ばんじゃって。
運動もしていないのに代謝が上がる、恥かいたときの冷や汗が続く感じで...
白井康永(2014-02-01T16:46)