2013年12月21日(15:12)
1軒の家にパネルヒーターは何枚つける?
温水セントラル暖房を設計・施工する暖房設備店や設備メーカーの方と話していて、最近は1軒当たりのパネルヒーターの枚数が減っている、という話が出てきた。
以前は1軒当たり平均で9-10枚といわれていた。
どこにつくかというと、玄関ホール、LDKで3枚程度、トイレ、4つの個室に各1枚。これで9枚ですね。
最近は、玄関を除いて7枚(1-2枚減)というケースが多いそう。そうすると、個室が3つしかないか、LDKを2枚でまかなうか、ということになる。あるいはトイレを省略するケースもあるようだ。
家が小さくなったから枚数が減っているわけではないそうだ。やはりコストを削減するためか。
少ない枚数で快適な暖房を維持するのは、それは難しい。冷えた場所があるとほかの場所との温度差によって空気が対流し、それがザワザワ感となって「寒い」と感じる。
室温が同じだったとしてもだ。
室温を下げて省エネをするなら、パネルヒーターの枚数は多い方がいいし、ボクはそのことを体験している。
すべての窓の下にパネルヒーターを配置する必要はないが、窓下に配置したパネルは窓の幅に近いサイズを使ったほうがよい。
コメント
パネルにお金をかけるよりも断熱性能を上げた躯体や熱交換換気、サッシ性能を上げるほうにお金をかけるほうが快適だと思います、実際に薪ストーブ1台で全室暖房可能だし寝室に暖房機は不要だと思う。限られた予算の中で何に重点的にお金を使うかの提案力が試される時代なのだと思うのです。
fujii mituo(2013-12-23T16:28)
藤井さんのアポローチも大いにありだと、ぼくも思います。
暖房熱源に地域の事情が大きく関わってくる時代になりました。多様化、ということだと思います。
白井康永(2013-12-23T19:53)