2013年12月

2013年12月27日(16:16)

2013年 年間アクセスランキング 5~1位

2013_0817Kero.jpg

昨日に続き、今年の編集長コラムアクセスランキングをみていきます。
 
5位は「ブログをサボっている間に、ヘムスを購入しました。」です。この記事は昨年3月の記事。トップ5にはもう1本、2012年以前の記事がランクインしています。
9,800円の電力測定器。分電盤にセンサーを取り付けるだけで、リアルタイムの電力消費、アンペア、料金、CO2排出量がわかるという、これ以上いらない「見える化」商品です。
と書きましたが、必要にして十分な機能があるという点で、優れものだと思います。
 
4位は「電気料金が値上げになると、石油ストーブが有利か?」。来ましたね、上位に。2013年は熱源選択の1年だったと思います。その理由は電気料金の値上げ。みんな、どうしたら良いか迷っているのです。
 
そしてベスト3ですが、「北海道・東北に適した暖房器・熱源は何か」が来ました。この記事はいまもけっこうな閲覧があります。ただ、書いた時点でボクは、何が北国の暖房として良いのか悩んでいますね。新年号を書き終わったいま、少し考えが整理されてきてました。そのことは年明けにおいおい!
 
2位は「オール電化住宅で灯油ストーブ」。じつは1位と2位の記事が3位以下を大きく引き離して閲覧数が多く、とくにこの記事は5月のアップですから、今年のブログを1本挙げろといわれたら、この記事になります。8月から11月のアクセスが多いのは、電気料金値上げ、そして暖房運転開始の時期だからかな?
 
そして輝く年間1位は「寒冷地での太陽光発電」。何と2009年の記事です。冬の間にアクセスが多く、雪のない季節にも一定のアクセスを集めています。またいまだにコメントもあり、現役の記事です。
ボクは太陽光発電を無条件で褒めるのは良くないと思います。ただし、よく見極めた上で取り付けるなら、ひとつの環境アクションだと思っています。
 
こうしてみてくると、今年のキーワードが見えてくるとともに、関心の高いテーマもわかります。
 
5位 ブログをサボっている間に、ヘムスを購入しました。
https://www.iesu.co.jp/column/2012/03/30170022.html

4位 電気料金が値上げになると、石油ストーブが有利か?
https://www.iesu.co.jp/column/2013/08/17154211.html

3位 北海道・東北に適した暖房器・熱源は何か
https://www.iesu.co.jp/column/2013/03/08174648.html

2位 オール電化住宅で灯油ストーブ
https://www.iesu.co.jp/column/2013/05/19081348.html

1位 寒冷地での太陽光発電
https://www.iesu.co.jp/column/2009/02/18173831.html

今年もお世話になりました。

カテゴリ:一般 |

2013年12月26日(18:38)

2013年 年間アクセスランキング 10~6位

2013_0312IMG_1309.jpg

年末なので、編集長コラムの年間アクセスランキングを出してみました。今年年初から12月25日までです。
まず、10位から6位まで。

10位は「屋根の落雪 全層雪崩(なだれ)」です。ボク的には今年ベスト5に入る出来事だったのですが、書き手の予想より伸びませんでした。三角屋根が減っていることも影響しているかもしれません。
 
9位は「富良野のエコ住宅に行ってきました」です。なべやん訪問記は健闘しましたね。アップしてすぐにかなり閲覧していただきました。開放型ストーブと太陽光発電、地中熱ヒートポンプですから!! 最高におもしろそうです。
 
8位は「BOSE101という小さなスピーカー」。この記事2011年2月のアップでして、なぜか1月のアクセスが良かったようです。「小澤征爾の数年前のウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」という言葉で閲覧が増えるのかな?
BOSEはいまも活躍しています。
 
7位は「驚きの窓結露、窓の氷」です。これも筆者の予想に反していまいちの伸び。見出しが良くなかったかなあ...。ただ、この記事はあくまで現象で、「じゃあどうする」「こうした」という記事が1-5位に入ってきています。なるほど..
 
6位は「北海道・東北に適した暖房器・熱源は何か その2」です。まさに「じゃあどうする」の記事の1本です。
 
明日はいよいよ上位の発表(笑)。

10位 屋根の落雪 全層雪崩
https://www.iesu.co.jp/column/2013/03/16181348.html
 
9位 富良野のエコ住宅に行ってきました
https://www.iesu.co.jp/column/2013/04/01142725.html
 
8位 BOSE101という小さなスピーカー
https://www.iesu.co.jp/column/2011/02/01164116.html
 
7位 驚きの窓結露、窓の氷
https://www.iesu.co.jp/column/2013/01/22114141.html
 
6位 北海道・東北に適した暖房器・熱源は何か その2
https://www.iesu.co.jp/column/2013/03/09170832.html

カテゴリ:一般 |

2013年12月21日(15:12)

1軒の家にパネルヒーターは何枚つける?

2013_1221panelH15.jpg

温水セントラル暖房を設計・施工する暖房設備店や設備メーカーの方と話していて、最近は1軒当たりのパネルヒーターの枚数が減っている、という話が出てきた。
以前は1軒当たり平均で9-10枚といわれていた。
どこにつくかというと、玄関ホール、LDKで3枚程度、トイレ、4つの個室に各1枚。これで9枚ですね。

最近は、玄関を除いて7枚(1-2枚減)というケースが多いそう。そうすると、個室が3つしかないか、LDKを2枚でまかなうか、ということになる。あるいはトイレを省略するケースもあるようだ。

家が小さくなったから枚数が減っているわけではないそうだ。やはりコストを削減するためか。
少ない枚数で快適な暖房を維持するのは、それは難しい。冷えた場所があるとほかの場所との温度差によって空気が対流し、それがザワザワ感となって「寒い」と感じる。
室温が同じだったとしてもだ。

室温を下げて省エネをするなら、パネルヒーターの枚数は多い方がいいし、ボクはそのことを体験している。
すべての窓の下にパネルヒーターを配置する必要はないが、窓下に配置したパネルは窓の幅に近いサイズを使ったほうがよい。

カテゴリ:ie家 |

2013年12月19日(14:00)

目の前と少し先の見通し.特にエネルギー

2013_1219_seido1206.jpg

今年も新聞・新年号の記事をつくる時期にきました。
今年は、目の前の状況がどうだ、という調査結果をまとめた記事と、そもそも少し長い目で見たら、という記事の2パターンを用意することができました。
 
具体的にはまだ書くことができません。というより、ホンバンの記事の下書きをしている段階です。
先のことをみる、というのは、目の前の現実がどうであれ、どちらに行くべきかを見極めるということと同じです。ただ、すぐにそっちに行けない場合が多い。
 
だからこそ、見ておくだけは見ておく、という作業が必要になるのでしょう。
屁理屈ばかり書いているのは、そのくらい、数年先のエネルギー事情は読めないからです。読めないのは、原油や天然ガスといった一次エネルギーはもちろん、家庭用エネルギーもまったく読めません。
 
何せ電力小売りの完全自由化が決まり、ガスも自由化に進むのですから...。

カテゴリ:ie家 |

2013年12月17日(14:26)

遠方より来たる その2. 300mm断熱

2013_1217_02.jpg
 
建築家・山本亜耕さんとはこの1年、よくお目にかかる機会ができました。フランクで考え方をしっかり持ってらっしゃって、いま、メディア露出も非常に多いです。
 
2件の完成住宅と1件の工事中現場を見せていただき、まず山本さんが西区・手稲区という札幌の北西部での設計が多いことに少し驚きました。このあたりの事情を尋ねたわけではありませんが、きっと人のつながりや設計の考え方などが影響しているのでしょう。山や海という自然を背景にしてよく似合う設計だと思います。
 
じゃあ日常は住みにくいのか。というとそんなことはないでしょうね。階段や吹き抜けを利用した上の階と下の階のつながりがおもしろいです。どの家もキッチンが家の中心にあり、奥さまには使いやすい間取りでしょう。
 
壁300mmの高断熱を標準仕様にしており、その壁厚をみると専門家ほど驚きます。
100mm以上の断熱も増えましたが、通常の壁断熱は100mmです。
見学を終えて総勢20人ほどで食事会。会話の中で必要な断熱厚とはどのくらいか、自問自答してみました。
100mmという厚さは、在来工法もツーバイフォー工法も壁の中にギッシリ入れる厚さである点で、合理性があります。しかし、それが必要か、必要として最低限なのかどうか...。ボクにもわかりません。
逆に300mmは必要ないのか。200mmなら必要なのか?
 
2013_1217_03.jpg
 
首都圏からお客さまを迎えて、むしろ自分の足元を見直すいい機会になりました。

なおこのメーカーは今年、築40年の自社物件を買い取ってリフォームし、中古として販売したそう。これまでの40年とこれからの30年。2013年はその真ん中当たりに位置しています。そんな「家」のながーい時間を建築と不動産という二つの側面から評価することも、とてもユニークだとボクは思っています。

カテゴリ:ie家 |

2013年12月17日(14:24)

遠方より来たる その1. 9年ぶり

2013_1217_01.jpg

先週はいろんなことがあったのですが、本州の大手住宅メーカーの開発と営業推進の方たちが札幌を訪問し、白井は自宅をご案内した翌日、山本亜耕さん設計の住宅3件を一緒に見学させていただきました。
 
来札メンバーは総勢10人以上。このうち数人は8年前にもわが家をご覧いただいており、再訪です。
 
その1人、Cさんは
「いま建てるとしたら(断熱仕様を)どうしますか?」と白井に問いました。
ボクは「壁200-250mm断熱。それ以外は同じで」と答えました。
Cさん「ペイしますか?」
白井「しません。灯油130円くらいにならないと。でもいま建てるならそこまでやっておきたい」
白井「追加の断熱は、原価で坪1万-1.5万円でできて、ペイしないけど割安だし。ただし、木製サッシがすごく高くなったので、もしかすると樹脂のトリプルにするかもしれない」
 
そんな会話をしました。
さらに翌日、建材メーカーに勤めるMさんから「パッシブ建築をどう思いますか」と問われ、
上の説明をした後でこう付け加えました。
 
ボクは、20数年後に売却することを前提にしていますので、売れる家を設計してもらいました。
柱・梁の位置をそろえて、内部の可変性を高め、
次に住むヒトにとってもいい家である構造計画を重視しました。
それともうひとつ、廊下幅、キッチン通路幅、階段幅は全て+10cmのゆとり、そして階段のこう配をゆるく。

粗末な家でいい。でもお粗末な家はいや。

住宅づくりについていろいろな見方、考え方がありますが、何事も基本というのは重要です。
まず基本をしっかりした上で、個性的な考え方とかさらなる断熱追求とかをすべきだとボクは考えています。

〈続く〉

カテゴリ:ie家 |

2013年12月13日(16:25)

サンタクロースを迎えるこの窓も木製!!

fpr_santaIMG_6533.jpg

わが家に来客があったため、この日曜日はひたすら窓拭きをしました。
あまりに汚れていて、ずいぶん時間がかかってしまい、予定していた床のワックス掛けができずに終わる誤算。まあ年末に残しておきましょう。

おかげで窓の状況をつぶさに見ることができたのですが、もちろん去年よりさらに塗装状態が悪化し、部分的には塗装がはげてきました。これはマズイですね。来年こそは再塗装しなければと、毎年12月に心に誓うのですが...。

で、写真なのですが、これは地下鉄・札幌駅と大通駅を結ぶ地下歩行空間「チ・カ・ホ」に展示されているサンタへの手紙です。
こういった窓辺は、やはり木製窓が似合いますね。格子窓は特によく似合います。
そして、なぜか塗装がはげた窓がいい味を出しています。

ボクは古い家の塗装がはがれた窓をみるたびに、「塗装しなきゃなんて窮屈に思う必要はない」と感じます。

子ども達が書いたサンタクロースへの手紙は、24日までチ・カ・ホで展示されています。

カテゴリ:ie家 |

2013年12月10日(19:50)

皆さんも気をつけてください

毎年、すごく注意しながらしまう屋外用のロッキングチェアがあります。1人で持ちにくく腰を痛める危険が大なのです。

もちろん、今年も注意して持ち上げ、運びました。でも足元に残っていた雪が、気持ちを急がせてしまったのです。持ち上げたイスをいちど下ろし、自分が60センチほどの段差を降りてから再度イスを持ち上げて運べば何の問題もないはずでしたが、
イスを持ったまま飛び降りてしまったのです。

これが11月30日の午前。そのときはとくに痛みもなかったのですが、午後からどうも腰が痛い。クルマの乗り降りも響く。
翌日は痛み拡大。月曜も、火曜になっても収まらず、ついに12月4日(水)、整骨院に行きました。
背筋の奥にある何とか言う筋肉を痛めていて、それが収縮しまわりの筋を引っ張るので、痛みが拡大しているのだそうです。

高周波の電気とレーザーで筋肉の緊張を和らげ、写真のはりを打ち込まれました。このシールは、短いはりがついているのです。
翌日はあまり変化ありませんでしたが、金曜にはだいぶ楽になり、今週はもう大丈夫です。

12月は急に寒くなり、関節や筋肉を痛めやすい季節です。わかっているのにやっちまいました。
皆さんも気をつけてください。

2013_1210hari.jpg
〈汚い背中をお見せして失礼します〉

カテゴリ:ひと |

2013年12月02日(12:01)

住まいづくり市民セミナー@北海道「性能向上と住まいのこれから」 報告書

2013_1202-01.jpg

今年9月に日本建築学会の大会が北海道・札幌で開かれました。1万人規模だとか。
多くの著名な先生がこの機会に札幌を訪れるので、大会の前後には小さなセミナーもたくさん開かれていました。
そのなかで、市民を対象としてこのセミナーは学会行事として開かれたもので、取材した副ヘンによると100年程度収容の座席は全て埋まり、立ち見が出たとか。

その報告書が送られてきました。
背表紙もついた立派な報告書です。
北総研・福島副所長らが話題提供し、住まいのこれからを考えるという3時間半にも及ぶ長いセミナーでした。

報告書をパラパラめくっていくと、最後に9月15号本紙のコピーが。
新聞はよく引用されたりするのですが、こうして掲載誌が送られてくることはほとんどありません...。
ちょっとうれしかったので載せます。
2013_1202-02.jpg

カテゴリ:日記 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

月別アーカイブ

リンク