2013年10月14日(14:27)

住宅景気の曲がり角

過去の例から言って、住宅着工は年内いっぱいは好調が続くはずですし、そのことに疑問を持つ方はおりますまい。
問題はその後の落ち込みがどの程度なのか。

ボクの聞いている話では、12月に着工し冬場の工事を行う物件はかなりある。そして、雪融け最初の4月着工の仕事はこれまでになく多い。ただし、その次の6-7月着工分のめどは付いていない。
めどがついていないからと言って悲観する必要なはい。半年以上先のめどがついていることの方がすごすぎる。
なので、来年を占うには住宅展示場の入り込み数とか住宅雑誌の売れ行きとか、いわば先行指標になるものの動向を知る必要がある。

住宅雑誌の売れ行きはかなり正確に景気の先行きを教えてくれる。しかし、雑誌の売れ行きはなかなかリアルタイムではわからない。あとから「やっぱりそうだったんだ」という感じになる。
当社が運営している札幌圏の家選びサイト「札幌良い住宅jp」はどうか。
訪問数、ページビューともに今年は前年を上回っており、特に7月以降、去年よりいい。昨日段階でも好調を維持し続けている。
一方、訪問者が1回に見るページの数は若干低下傾向。平均滞在時間も少しだけ短くなっている。

要するに、すべての指標が、「たくさんの人が新規で見に来て、ちょっとだけ早めに帰る」という傾向を教えてくれている。これって駆け込み的特徴ですよね。

札幌良い住宅jpは7月にリニューアルしており、その効果がある。だから、単純に前年と比べることはできないが、少なくても住宅選びをする人が減ってはいない。
来年春以降、もちろん着工は減るだろうが、ボクは、住宅価格を若干安くすること、そして融資がしっかりついてくれば、さほど極端な減少にはならないと今は考えている。

大切なのは、住宅の総額とローン審査だと思う。

札幌良い住宅jp

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カテゴリ:日記 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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