2013年09月26日(18:31)
家の完成型はない
今朝のラジオで、建築家が語ったひと言がとても同意できました。
家の完成型はない。
「いいね」。
建築家の考えを、白井が勝手に解釈するとこんなことになります。
家は、そこに暮らす家族が、テレビを見て笑い、食事しながらその日の出来事を報告し、スポーツで勝って有頂天になり、負けて落ち込み、ときには風邪を引き、勉強をガンバリ、そして寝る場所です。
大人になると生活環境の変化が小さくなりますが、それでも10年単位で見ると大きく変わります。
変わる暮らしにあわせて、家もちょっとずつ変わったほうが暮らしやすい。そういう意味で、変化し続けるライフスタイルに家も対応しなければならない。だから、家は永遠の未完成なのです。
リフォームとかリノベーションは、徐々に広がった家族と家のミスマッチを整合し合わせる作業です。
そう考えると、家とのつきあいは、ずいぶん人間くさいおつきあいかもしれません。
家ができあがった瞬間はもちろん感動的ですが、それからも長くつき合うのですから、楽しくやるのがいいですね。
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