2013年9月

2013年09月28日(17:31)

ファミール札幌まつり

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会社が入居するマンションの10年ぶりのおまつりが、今日・9月28日(土) 12時から開かれ、先ほど終わりました。
ここまで2ヵ月あまり、実行委員長を中心にしてみんなが準備を進め、この日を迎えました。
幸いにも好天に恵まれ、12時前から笑顔の皆さんがマンションの中庭に集まり出しました。
ビールを飲みながら、焼き鳥をつまみながら、孫たちと、友だちと楽しい時間を過ごしていただくことができました。

まつりになると笑顔で人が集まってきます。これはすてきなことですね。来年はもっと多くのかたに中庭に出てきていただきたい。また、このつながりを大切にして、近所つきあい、声かけや見守りがやりやすくなれば、マンション「ファミール札幌」がもっと住みよくなると思います。

ボクの仕事は主に建物という目に見える建築物・ハードウェアに関する情報を提供することですが、暮らしかたや近所のネットワークをどう充実させるかが、重要な時代でもあります。
そういう面にもコミットしていくことが重要だと思っています。
〈写真は、テレビ取材を受ける実行委員の高校生と大学生〉

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2013年09月26日(18:31)

家の完成型はない

今朝のラジオで、建築家が語ったひと言がとても同意できました。
家の完成型はない。
「いいね」。

建築家の考えを、白井が勝手に解釈するとこんなことになります。
家は、そこに暮らす家族が、テレビを見て笑い、食事しながらその日の出来事を報告し、スポーツで勝って有頂天になり、負けて落ち込み、ときには風邪を引き、勉強をガンバリ、そして寝る場所です。
大人になると生活環境の変化が小さくなりますが、それでも10年単位で見ると大きく変わります。

変わる暮らしにあわせて、家もちょっとずつ変わったほうが暮らしやすい。そういう意味で、変化し続けるライフスタイルに家も対応しなければならない。だから、家は永遠の未完成なのです。

リフォームとかリノベーションは、徐々に広がった家族と家のミスマッチを整合し合わせる作業です。
そう考えると、家とのつきあいは、ずいぶん人間くさいおつきあいかもしれません。

家ができあがった瞬間はもちろん感動的ですが、それからも長くつき合うのですから、楽しくやるのがいいですね。

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2013年09月20日(18:57)

めずらしく後悔した

先の連休、そして連休明けの9月17日(火)まで、札幌のカーリングリンク「どうぎんカーリングスタジアム」を会場に、ソチオリンピック世界最終予選の日本代表決定戦が開かれていました。

雨ばかりの3連休で、ボクはカーリングを見に行きたかったのに、何となくぐうたらな3日間を過ごしてしまいました。
体はなまるし、カーリングを見に行かなかったことが後悔として残るし、スッキリしない気持ちで終わった連休でした。

カーリングとは、ボクもわかってないのですが、タマはじきゲームと理解すればいいのかな? 氷の上の石でできたタマを投げて、相手のタマを押し出すゲーム?
ボクはいままでカーリングに興味なかったし、オリンピックのときもチャンネルを合わせた覚えがありません。
でも、札幌に施設ができた効果でしょうかね、興味がわいてきました。
で、女子チームのお話になるのですが...
美人ぞろいの中部電力は、男子のように力強いカーリング、これを「マンリー・カーリング」と名づけて強化してきたそうです。興味がありますね。
一方の地元・北海道銀行は、小笠原歩・船山弓枝のおふたりが立ち上げたチームで、オリンピック経験者の2人がどんな老獪な(したたかな)ワザを使うのか、その場で顔色とか表情とかを見て見たかったのです。

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そして、ご存じ通り最後はこの2チームによる決戦になり、4勝2敗で北海道銀行のチームが勝ちました。
カーリングというスポーツはチームスポーツで、そのチームの特徴とは、実質的にはスキップといわれる4人目の選手が仕切るプライベートチームなのだそうですね。だから、オリンピックといえども選抜チームではうまくいかず、選考会で勝利したチームが日本代表になるということのようです。

北海道銀行チームの小笠原さんというスキップは、選手としてのスキルはもちろんなのでしょうが、トップに立つ人間として相当な人らしいです。そして、きっと旦那よりお互いをわかり合う船山さんという盟友がいる。
ときに小笠原さんの気持ちを代弁・翻訳してチームに伝え、ときに盾となって守り、ときに叱咤激励し、ときに手足となる。これは組織として非常に強いですね。

いやあ、見ることができなくてすごく残念ですが、こんど札幌で大会があるときは、ぜひいってみようと思っています。
こんな気持ちになったのは本当に久しぶり。ボク、スポーツ観戦にあまり興味ない方ですから。
 
〈写真は公式ホームページから拝借しました。公式ホームページのコラムはなかなかおもしろいです〉

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2013年09月09日(18:24)

危機に直面したとき、救ってくれたもの、ほしかったもの

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当社に、阪神・淡路大震災と東日本大震災を経験した男がいます。どちらも震源地から離れてはおりましたが、特に東日本大震災では出張中の3月11日、東京で被災。周りに知り合いが誰1人いない、地理もわからない中、宿泊予定だったホテルまで歩いて、真夜中に投宿した経験は、強烈に残っているようです。
写真は、ホテルへ向かう途中の道。公共交通機関が止まり、多くの人が歩いて家や会社に向かったという。
 
仕事のおつきあいがある方では、東日本大震災のとき仙台空港に向かっていたという方がおります。山形での最終訪問先が少し長引き、そのために空港での被災を免れたのですが、けっきょく数日後に日本海まわりでようやく北海道に戻ってきたそう。
 
当社の社員は、被災した東京でいちばん頼りになったのは、スマホの予備バッテリーだったといいます。バッテリーがなければ完全に情報を遮断され、東京の様子がわからないばかりか、会社への連絡もできなくなったのです。
彼は、何があっても予備バッテリーは持ち歩くようにしているといいます。
 
仙台空港手前で被災した方は、交通機関がマヒしたときのために、常に予備食料と水を持つことを習慣づけたそう。北海道内であいついだJR車両の異常停止に乗り合わせた方も、同じ気持ちかも知れません。
 
人それぞれ、非日常体験の中で自分なりの絶対信頼グッズを持っているのでしょう。
 
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逆に、うちの母などは「セントラルヒーティングの家に住んだのに、暖房節約するくらいなら死んだほうがいい。誰が何と言おうと、自分は自分の好きな温度で暮らす」と申しています。戦中・戦後の時代、家が寒かったことと家庭が安定しなかったことがリンクして、強烈な体験として子どもの記憶にすり込まれ、暖かい=家庭が安定=幸せとつながるようです。強烈な体験によって好みが決まることもあるいい例です。

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2013年09月06日(17:29)

消費税・増税前夜.半年前ですが..

ちょっと業界話を。

工務店・ハウスメーカーとも忙しいわりに、建材の売上が伸びていない。本当は駆け込みなんて起きてないんじゃないか?

去年と比べて倍になったわけでもないのに、どの職種も手が足りない。職人不足は好景気が原因ではない構造的問題なんじゃないか?

昨今、そんな話が聞かれます。
じっさい、年内の工事はもうできない、というケースが8月から聞こえてきていますし、じゃあすごくホクホクかといえば、わりとそうでもない。

増税前の需要増という独特な雰囲気につつまれていますね。


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昨日はある団体に呼んでいただき、1時間ほどお話ししました。
スライドを使いながらお話をすすめるのですが、そのスライドはほぼ全面的に新しくつくったものでした。
そのため、少し反省がありました。

また、今後の課題としてひとつ書き記しておきたいと思います。
顔見知りの方が多いときは、ボクのしゃべりの呼吸で「笑う場所」を察知してくださるのか、いいタイミングで笑いが起きます。
でもそうでない場合や、場がややかたい場合は、スベリマス。

「ここ、笑っていい場所なんですけど」
という禁断のフレーズをやはり使うべきかなと。
スピーカーに能力がないことを告白するようで恥ずかしいですが、その後のノリにも影響するので、やっぱり禁断のフレーズを次回から使ってみます。

白井のつぶやきでした。

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2013年09月03日(18:23)

レインウェアの防水性回復

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雨が降りパッとしない天気の日曜日。
懸案だったレインウェアの防水加工をやってみました。

購入してから6年がたち、もう買い替え時かなと思いながら購入店に行くと、「まだぜんぜん大丈夫」とのこと。
そこで、撥水剤を買って、水ははじく撥水加工を自宅でしてみました。

トップスは2ヵ月ほど前に女房どのがやってくれましたので、今回はボトムスと、撥水性が全くなくなった7分丈のパーカーの2点。
まず、ぬるま湯にクリーナーを入れて押し洗い、すすいでから撥水剤につけ置きします。
しっかり染み込ませたあと、ザッと水切りして、わが家の場合はここからがたいへん。
撥水性回復のためには熱処理が必要なのです。洗濯乾燥機をお持ちの方は、乾燥機に60分入れれば終了、超簡単です。
ところがわが家にはないため、アイロンがけ。
これがチョー時間かかる。
すぐにイヤになって近所のコインランドリーに走るも、2ヵ所とも全機使用ちう。
トボトボ戻ってアイロンかけました。

さて、うまくいったかな?
ちなみに防水パンツは、生地に数ヵ所穴が...
補修が必要です。



レインウェアの防水が切れると水をはじかなくなり、表面に水の膜ができてしまいます。
そうすると、内部からの汗がウェアの外に排出できなくなり、結果として内部が湿ってしまうというメカニズムだそう。
また、水の膜のせいで、雨がいつも以上に冷たく感じるようになります。
表面の水をはじく撥水性が回復できれば、レインウェアとしての機能も回復するそうで、これからの時期は風邪を引かないためにもとても大切なウェアのケアですね。

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2013年09月02日(17:25)

2014年以降、提案型建売とイージーオーダーが増える

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注文住宅とは、注文できる能力を持った注文主と、それを実現できる能力を持った受注側がいて、初めて成り立ちます。
日本では、
「本格注文住宅」とか
「自由設計」とか、
消費者がどのような注文でもできるように宣伝する会社がありますが、そういう会社に限って注文は事実上できなかったりします。
 
一方、工務店・地場住宅会社は自由設計・本格注文住宅を売りにするケースが多いですが、果たして消費者側は本当に注文できる知識・見識を持っているのでしょうか。
厳しい言い方ですが、そういう消費者はほとんどいないと思います。
しかし、それも当然です。家を建てた経験がなければ、見識を持つことは難しいし、知識を得るための勉強の場も断片的で限られています。
 
そのことをわかっていて、工務店側も上手に誘導しながら理想の家づくりに近づくことはできます。しかし、それは時間がかかるのです。時間がかかるとその分だけコストが上がってしまいます。
 
もし、工務店・住宅会社側の提案で家を建てて、8割がた満足できたら、コストを抑えながら内容のある家を手にすることができます。これからは、こういった家づくりの方向が北海道での中心になってくると、ボクは予想しています。
 
もちろん、そういう家づくりはお仕着せである、とも言えます。もっととんがった家、もっと自分たちのライフスタイルに合った家がほしい、そう考える方は本格注文住宅を選べばよいのです。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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