2013年8月

2013年08月31日(16:20)

エクセルシャノンの樹脂サッシ工場を取材・見学してきました

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札幌の東、栗山町にあるエクセルシャノンの工場に行ってきました。
樹脂サッシのパイオニア・シャノンウィンドは、現在エクセルシャノンとなり、30年以上の歴史があります。
防火窓試験の不正がありましたが、無償交換対応をほぼ終え、現在は新たに防火窓認定を取得し発売しました。

建材の工場が北海道からどんどんなくなる中、断熱建材は比較的北海道に残っています。シャノンウィンドもそのひとつ。

性能向上と品質維持、製品改良とコストダウン。
工場のテーマはある意味無限で不変です。

この日もどなたかの家に取り付けられる窓が、工場スタッフによってていねいにつくられていました。
というのも、かなり手づくりに近い組み立て工程なのです。

住宅は一見ハイテクの固まりに見えますが、山に生えている木を柱に使い、人の手で加工した窓を組み込んで暑さ寒さをしのぐのだ、という原点を改めて思い出させてくれます。

皆さん、忙しい中ありがとうございました。

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2013年08月26日(18:55)

新聞を横書きに変えてから1年たちました。

この間、いろいろなご意見をいただきました。
いい声ばかりではありません。
「やはり読みにくい」「内容が薄くなった気がする」
といったお叱りの声もちょうだいしております。

こういった貴重なご意見を紙面づくりに反映し、さらにクオリティの高い紙面をつくるため、社員一同、もう一度気持ちを新たにしております。

紙面変更によって、ボクたちが目指したのは、
読みやすい紙面、直感的な紙面です。
一方で、いままでの良さもなくさず、深い記事も書き続けたいと思います。

引き続きご愛顧いただければ幸いです。

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2013年08月19日(17:52)

カラマツの小径木を使ったいえ

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昨日8月18日(日)、旭川市内でカラマツ小径木を使った家の見学会が開かれました。
ポイントは、輸入集成柱ばかりになった在来軸組工法の柱材に、北海道産の木材を使うための木材乾燥技術です。
乾燥技術が上がれば、割れとねじれを抑えられる-というのが開発を進めている林産試験場の見解。実際に、今回採用した心持ちの乾燥材「コアドライ」は寸法安定性の面で輸入の集成材を上回る良い数値を残しているそうです。

一方、採用する側の工務店、今回実験に協力した新濱建設さんは、ねじれによる石こうボードのあばれがでないか心配とおっしゃる。一方で、加工から工事まで1ヵ月ほどの柱材の様子を見た限り、ねじれは起きておらず大丈夫そうとも。

ムクの柱に対するあこがれとか地場産材活用とか、正直、いまの消費者に伝わりにくい内容だ。逆に、こういうことに興味ある方に対して出荷するとなると量が出ないことになってしまう。

地場産の木材を使っていくためには、まずは工務店・住宅会社側が標準採用することしかないように思う。
そして、ムクの木、地場の木に興味を持つ消費者には、木を見せるなどの対応を取りながら、そうでない消費者には、普通に輸入集成材と同じように使っていることが必要になると思う。

そういった流れをつくる上で重要なのは、確かな品質の柱材が一定の量購入可能であること。
この点について、さらに研究を進めていくと林産試験場も語っていた。

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2013年08月17日(15:42)

電気料金が値上げになると、石油ストーブが有利か?

今年5月19日のブログ「オール電化住宅で灯油ストーブ」
https://www.iesu.co.jp/column/2013/05/19081348.html
 
を書いてから3ヵ月、ついに新聞記事を書きました。
ほくでんの電気料金値上げが確定するのを待っていたのです。
 
新聞記事なので、今回は多少精密に計算しました。その結果、5月19日の試算とは一部違う結果になりました。
ホットタイム22ロングを使っているお宅は、灯油ストーブが有利になりそうです。節約面からは、灯油ストーブの併用もアリ、という結論です。
 
ホットタイム22ロングをメインに使うわが家的には、ポータブル石油ストーブと暖冷房エアコンという2つの暖房装備が現実味を増しております。
 
灯油ストーブについては、4月1日のブログでも触れています。
https://www.iesu.co.jp/column/2013/04/01142725.html
 
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2013年08月16日(16:55)

おとなの焼肉

19時過ぎ、辺りが暗くなってから焼肉パーティが開かれました。
お誘いに乗って、Oさん宅に酒やつまみを持って集合。
二条市場の近く、片岡精肉店というお肉屋さんが選んでくれた鶏、豚、白老牛、ホルモンのお肉。
スーパーには申し訳ないけど、このおあじはさすがに精肉店のおいしさでした。
 
おとなの焼肉ですから量はいらないのです。おいしいお肉をつつきながら、酒を飲み話に花を咲かせることが楽しい時間ですから。
 
お酒のほうもいい物がそろっていました。ビールはプレミアムモルツとクラシック、赤ワインに白ワイン、スパークリングワイン、そして北海道の地酒。
気がつけば23時。楽しい時間はあっという間に過ぎ、お盆休みの最後を締めくくったのでした。
Oさん夫妻、そしてMさん夫妻とOhさん、お世話になりました。
 
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〈しちりんで炭をおこしてからコンロに炭を移す〉
 
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〈夕焼けも西に消え夜のとばりがおりました〉
 
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〈白老牛の登場!! しちりんの上はホルモン.おいしかった〉

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2013年08月14日(12:50)

ホテルローヤル

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今年の直木賞受賞作、桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」をお盆休みに読み終えました。

北海道・釧路出身、札幌のとなりまち江別市在住ということもありますが、興味を引いたのは、釧路湿原に建つラブホという設定でした。

はじめて釧路湿原を見たのがいまからおよそ25年前だと思います。蛇行する川を中心とした葦原が注目を集め始めた時期でした。
生態系とか、貴重な湿地とか科学的視点では見るべきところが多いのでしょうが、高台がなければ見えるのは葦原だけ。ただの谷地です。
その釧路湿原に、なぜかラブホがいくつもあるのです。
『なぜだろう?』
ずっと疑問でした。

札幌の書店をいくつか回ったときは売り切れでした。タイミングが悪かったようです。残念ですがアマゾンで購入しました。

湿原に建つ「ホテルローヤル」を舞台とした人間模様は、生きると言うことの現実を描き出すと同時に、温かみもさりげなく描かれています。その手法が、今はなき藤沢周平氏の市井(しせい)もの時代小説に似て、ボク的にはしっくりきました。

読書量がちょっと物足りないのですが、読後の満足感は十分です。

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2013年08月05日(23:09)

リビングに集まらなくなってきた

子どもたちは夏休みですね。
わが家の子どもたちも何とか進級し、それぞれの夏休みを過ごしています。

長女:大学1年.まだ学校があり、それ以外は夏休みのバイトがほぼ終日。
次女:高校1年.毎日部活があり、大会も。朝はいつも通り早朝家を出る。
長男:中学3年.部活は終わったが塾通い。午後からよるまでビッチリ。

というわけで、みんなバラバラの時間帯で生活するようになりました。女房とボクだけが変わらない、とも言えます。

コミュニケーションがずいぶん変わってきたように思います。共通の話題が減り、親が支援できる場面は金銭面と送迎だけとなり。
わが家で唯一、顔をそろえて時間を共有するのが、アニメ「銀魂」の30分だけという、何とも不思議な暮らしになりました。

家というハコは変わらないのに、住まい手のライフスタイルが変わることで、家が変わったと錯覚するほどの違いを感じます。

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写真は、土曜の早朝、娘のサーブ練習につき合うの図。めずらしく子どもと関わりがあった週末でした。

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2013年08月05日(17:07)

セミナー「エコハウスのウソ・熱交換換気のウソ」ありがとうございました

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当日はたくさんの皆さんにお越しいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
 
北海道および寒冷地に必要な技術というのは、東京では語られ、議論されることがありません。
その中でボクたちは、在北海道の先生たちや、民間の実践者たちの開発を参考にし、それぞれが自社に当てはめたり、みんなで失敗例や成功例を出し合って改善を進めてきました。
これが北海道の歴史になっています。
 
東京大学の前先生は、北海道の事情はもちろんわからないとおっしゃいながら、しかしトウキョウで決まったことをどう適用すべきかという点について、真剣に考えておられます。
これ自体、今までにないことです。
 
ボクらは、先生のアイデアを実践し、その結果をフィードバックして改善につなげる努力を今後していく必要があろうと思います。
 
個人的には、エアコン暖房に一部電気ヒーターの併用というやり方に、可能性があることが確認できて良かったと思っています。
もちろん、温水暖房が住環境の質としてベストですが、コストが優先される場合の選択肢として、エアコン+ヒーターもありでしょう。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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