2013年4月

2013年04月29日(11:33)

ニセコ山スキー 撤退(T-T)

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全員写ってなくでごめんなさい。
 
4月28日(日)
ゴールデンウィーク前半の中日です。
この日はスキーです。
 
赤井川村から倶知安に抜ける峠を越えると、天気はまあまあ落ちついて晴れ間ものぞく。
札幌近郊よりも良さそうだ。
 
ニセコアンヌプリの山麓をぐるりと回り、ニセコ町から蘭越町に入り、車は標高を上げながらチセヌプリを目指す。
雪はたっぷり。
前泊していた人たちと現地で落ち合い、山頂はガスっているがとにかく登ってみよう。
今回はMさんに誘われ、白井は日帰り。総勢6名でチセヌプリの山頂を目指した。
チセヌプリスキー場のリフトは、営業不振を理由に3月末日をもって閉鎖。よってわれわれは雪山を歩いて登ります。
どうやって登るか!?
スキーの裏にじゅうたんのような滑り止め「シール」を貼り、スキーのまま登る数名、スキーをリュックに固定し、ブーツのまま登る「つぼあし」人が数名。
約1時間でリフト終点に到着。
 
しかーし、まわりは真っ白。登頂を断念しました。
そしてお楽しみの滑り・・・。
スキーヤーの間では「ストップ雪」と呼ばれる、突然ブレーキがかかる春特有の雪質でした。
 
何とか山麓まで降りて、となりの小山で遊ぶことに。
こちらは急斜面でけっこう難しかったですが、春の雪山をのんびり楽しみました。
 
普通はリフトで登って何本も滑るのがスキーのスタイルですが、こうしてリフトのないところを滑ると、また別の楽しさがあります。
ボクはこれを「登って滑る楽しさ」と称しています。
 
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写真は白井ではございません。若者です、念のため(^_^)
 
帰りは当然、雪秩父で濃ーい温泉につかり、眠くなる前にハンドルを握りました。
倶知安-赤井川の峠は雨、しかしその先の赤井川-朝里の毛無峠はなんと雪。それも積雪路面になったのです。
当然冬タイヤですので問題はありませんが・・。
 
とても楽しい1日でした。

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2013年04月27日(22:39)

住まいづくり特別講座

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今日・4月27日(土)、大通公園の西の端っこにある札幌市資料館でこれから家を建てようと考えている市民を対象にしたセミナーの講師を務めてまいりました。

「家づくりは失敗しやすい買い物である」
というところから話をはじめて、2時間ほど、すごく気持ちよく話をさせていただきました。
ボクは、出席の皆さんによってその日のできが決まります。熱心に聞いてくださる、笑いが起きる、などすると、乗るのです。
今日は本当に素晴らしい皆さんでした。

アメリカ移民用の家の話や、国のハウスメーカー政策など、話は脱線したりもしましたが、予定の8割がたはお話しすることができたと思います。

さて、冒頭の振りですが、じゃ失敗しないためにはどうしたらいいのか。ボクは、業者に会ったりモデルハウスを見る前に、まず家族でどんな家がほしいかを話し合い、それも文字にしておくことが、第一歩だと思います。

今日の機会をくださった北海道の家づくりを学ぶ会代表の佐藤さん、奥野さん、そして会員の皆さんに心からお礼申し上げます。
もし不明点がありましたら、このブログのコメントでもけっこうですから、書き込んでくださいましたら、できる限りのお答えをしたいと思います。

さて、明日はニセコ・チセヌプリ。天気が心配です。

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2013年04月25日(09:34)

太陽光発電は冬にどのくらい発電するか

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このお題は、積雪地において大きなテーマです。
特に、太陽光発電の設置を検討している人にとって、情報はかなり不足しています。
不安なく設置するためにも、雪乗りと発電、屋根からの漏水、その他の不安をある程度解決しておきたい。

住宅会社にとっても、後付け業者の手抜き施工によってどんな問題が起きているかを知っておかないと、情報に振り回される危険があります。

記事企画から1年ほどかかりましたが、
「積雪地での太陽光発電」新聞記事が今日発売になります。

そして「どのくらい発電するか」については、5月5日号で実例を紹介しようと思っています。

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2013年04月18日(10:39)

難しくなっている製造業

昨日はある方に相談事があり、久しぶりに会社を訪ねました。
雑談とも本論ともつかない話の中で出てきたのが、
『製造メーカーが不具合の正しい原因を認めようとしない』ことです。
例えば、『使い方の問題』とか『その他の原因』とか『正しい施工法にそっていない』とかが製造メーカー側の言い分です。
製造メーカーは不具合があると調査します。そして社内のある部門では原因を突き止め、対策に乗り出します。
しかし(ビルダーも含め)ユーザーに対してそのことを隠す傾向にあります。

ボクは製造メーカーの責任を問うべきだと言いたいわけではない。ここで言いたいのは、昔とは違うという現実です。

日本を代表するP社はそのむかし、不具合が発生したらまず回収して交換する。原因追及はそれから、という姿勢で顧客の信頼を集め、「次もP社を」という好循環で業績を伸ばしたと言われています。
しかし、P社もいまやグローバル企業。そして、格段に手厚くなった消費者保護行政と株主による経営支配権の強化制度などにより、昔のような「商い」ができなくなっています(ボクの想像ですが)。
そして、日本の企業はクレーム対応面でもグローバル化し、以前と違う対応をせざるを得なくなってきました。

知人やボクの経験から、ドイツ車の本国メーカーは、リコール以外のクレーム処理(無償修理)を一切認めません。しかも、クレーム情報を社外に出さないのが通例です。すべてユーザー負担。日本法人やディーラーがちょっとだけ泣いてくれますが・・・。

住宅部材もこれに近くなってきています。しかし、地域工務店の中には昔のP社のような「商い」をやりたい社長さんがけっこうおられます。
不具合で地域工務店と製造メーカーがもめた例を、自分はたくさん知っています。

製造メーカーもヘタをすると屋台骨がゆらぐし、開発意欲をそぐことにもなるので、真剣です。製造者の責任範囲をあまり大きくすると、しまいにはものづくりをする人・会社がいなくなってしまいます。

誰が悪いとかではなく、そういう時代だということを感じた4月の肌寒い午後でした。

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2013年04月08日(19:11)

1ヵ月かかって屋根の雪がなくなりました

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この写真は3月11日夜、ほぼ最大積雪の時期です。それから1ヵ月。4月7日にようやく屋根の雪がなくなりました。

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雨が降って雪が融けると思っている方も多いでしょうが、雨よりも南風のほうが融けると聞いたことがあります。土曜から日曜にかけての暴風雨は生ぬるい暖かさでしたから、風と雨のダブルで一気に雪が消えた感じです。
ただ、あまりにも急な雪どけと雨で、山からは融雪水が川となって流れてくるし、その水の一部は地下にしみこんで水位が上がり、床下浸水。
まあかなりたいへんなことになっています。

こういった雪どけも、もはや異常気象では片付けられない感じです。とにかく乱暴な気象になってきている気がします。

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2013年04月05日(12:49)

4月27日(土) 住まいづくり特別講座に登場!!

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4月27日(土) 13時30分から、これから家づくりを考えるかた向けに、白井が2時間ほどお話しします。
今日、ある方からお電話で道新(北海道新聞)に記事が掲載されたことを知りました。
 
ボクの話は
「家づくりは失敗しやすい買い物である」
というところから出発したいと思います。
ストーリーは頭の中で1度つくったのですが、さてどうなるか!?
 
日 時: 4月27日(土) 13時30分~15時30分
場 所:札幌市資料館研修室(中央区大通13丁目)
参加費:500円
問い合わせ:北海道の家づくりを学ぶ会(tel/fax 011-871-4886)
http://www.iemana.org/schedule4.html
 
会場は、裁判所だったところ。歴史的建造物です。バラの季節がキレイですね。

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2013年04月01日(14:27)

富良野のエコ住宅に行ってきたました

3月31日(日)、朝7時に家を出て、富良野に向かいました。
高速の三笠ICで降りて桂沢湖を巻いて山越えして富良野を目指すのですが、驚いたのは、前日の雪で道路が何と圧雪・アイスバーン。真冬の状態でした。
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〈帰りの路面も依然としてこんな部分が〉

富良野到着は9時過ぎ。2005年に家を建てたなべやんのお宅を見せてもらいながら、地中熱ヒートポンプやエコキュート、太陽光発電、開放型ストーブなどについて、いろいろ話し合いました。

省エネ機器の効果ってメーカーのシミュレーションならいくらでもありますが、実測値はあまり世の中に出てきません。まして、これらの機器すべての実測を数年にわたって取っているデータやとオーナーの声などそうそう見聞きできるものではありません。

なべやんにお願いし、快く引き受けていただき、白井以外にも2名の方が参加しました。
白井的には、
 太陽光発電: 年間発電量とシミュレーション値(の差).冬場の発電量.落雪状況.
 エコキュート: 故障、停止の有無
 エアコン: 設置場所と暖房・冷房効果
 石油ストーブ: 室内結露状況
あたりをぜひ知りたいと期待していました。

この中でも特に興味を持っていたのは、開放型の石油ストーブです。
ボクらは、『高断熱・高気密住宅では開放型ストーブは使わないでください』と注意を促してきたのですが、固定観念のないなべやんはホーマックで(^_^)買ってきて去年の秋から使い始めたのです。
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結露でダラダラ、灯油臭い、という問題は現れていないそう。端境期の暖房としては、エアコンより家全体の温度が上がるのそうです。
「秋口のバーベキューにもいい」となべやん。
おすすめはできませんが、多熱源化のひとつの選択として「ありかも」。
 
この取材は、もう少し整理して新聞記事にする予定です。
 
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〈写真は富良野から帰る途中の三笠市内の旧炭住。とてもすてきなたたずまいだと思います〉
 
 
石油ストーブについての続編を書きました。
こちらです。
https://www.iesu.co.jp/column/2013/05/19081348.html
 
https://www.iesu.co.jp/column/2013/08/17154211.html

カテゴリ:エコ化 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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