2012年09月19日(16:32)

この夏を乗り切ることができました

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ある先生から「白井さんは夏の涼しさにはまっているね」と言われておりますが、確かに。
冬と同じくらい、夏も快適に過ごすことができたらどんなにいいだろう。それが取り組みのスタートでした。


特にこの3年は、毎年新しい取り組みをはじめては検証してきました。
というのも、軒やひさしでは日射遮へいができないと気がついたからです。
そして、北海道電力が昨日、この夏のピーク消費量を記録したように、暑いのは真夏よりも西日がきつくなり地熱蓄熱が進む残暑の時期なのです。残暑は朝夕の気温が下がらない、午後からの日差しが家に深く差し込み、遮光が難しいことが暑さの原因です。
この夏、とにかく外部で日射遮へいに挑戦しました。その結果、予想外の効果というか、予定外の使い方をしている自分がいたのです。


いままでは、気温の上がる日中は窓を閉め、夕方の気温が下がったときから朝にかけて窓開けして冷気を入れるという暮らし方をしてきました。
今年は、日中でも暑いとき以外は窓開放。それができたのは、外部遮へいのおかげで窓を開けても直射日光が入らなくなったこと、窓のまわりの地面も遮光されるおかげで窓開けた瞬間に熱風侵入ということにならなかったからです。


窓開けでいい点は、家の中の空気が動くこと。どうしても夏場にカビが生えがちなコンクリート空間は、今年カビのニオイがまったくしないやや快適な(^0^) 空間になりました。
例年なら8月下旬に室温が25℃を超えるのですが、暑かったこの夏でも窓を開け続けたおかげで超えませんでした。ついに昨日、25℃を超した夜になりましたが・・・。


断熱住宅では、朝方まで北側の窓を開け、日中は南の窓をとじる。夕方、涼しくなったら地窓を開けるといい。そう言われていますが、北海道のような比較的乾燥していて外気温が30℃程度なら、南の窓を開けて風を入れることも悪くないと体感した夏です。わが家では、2階南東の窓からの風が最もさわやかなのです。


写真は北東の窓。ここを開けると日差しが深く差し込み、暑さが夜まで抜けなかったのですが、窓の外・寒冷紗(かんれいしゃ)のおかげで、窓を開けても暑くならない夏でした。


長かった暑さも今日でおしまいとのこと。これからは雪に向かって一直線。何せ2ヵ月後にはスキー場がスタートするのですから。

カテゴリ:ie家 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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