2010年5月

2010年05月31日(15:59)

ようやく晴れました。

ウィークデイに雨が降り続いて、5月最後の土曜日から晴れました。
5月29日(土)は運動会だった学校も多く、朝から実施の打ち上げ花火が上がったりして、晴天で本当にいい一日だったと思います。
今日、5月31日(月)も晴れています。晴れ渡っています。春はこうじゃなきゃね。とは言え、このところの寒さで小生が暮らす地下室は冷え切ってしまい、数日前から暖房を入れています。あと2日くらいは必要かもしれません。


いつものように手が空いて古新聞を読み始めると、5月24日(月)の朝日新聞1面に「エアコン省エネ お得?」という記事が掲載されていました。
サブ見出しで「過大な利用想定時間→効果小さく」とあります。
これでだいたい記事の中身はつかめますね。さすが朝日新聞。見出しのたて方は見習わなければなりません。
本題です。記事の内容は、エアコンの省エネ効果に惑わされていませんか、というものです。「エアコン替えると1年でこんなにオトク」というときの1年の使用時間が、実態とかけ離れて長い。このため節電額が針小棒大に表現されている、それが意図的でなかったとしても、ということのようです。
メーカーの技術者はいい加減な表現をしているわけではないのです。ただ、結果として過大な表示である、そもそも断熱・気密性能が低い住宅で平均的な暖冷房負荷を算出することに無理がある、とも言えます。
エアコンは外気温などの影響を大きく受けるため、効率は常にある種の統一条件で測定されます。それは機械性能を見る測定で、必ずしも使用状態を反映していません。つまり自動車の燃費と同じで、1つの目安でしかないのです。そのことを、住宅会社も消費者も忘れてはならないと思います。


何が言いたいか。機械のスペックに惚れ込んで、頼りすぎてはダメだということをいいたいのです。


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さて、今日は約2週間ぶりに自転車で帰宅します。こちらは生身の人間というエンジンと、タイヤの転がり抵抗で効率のかなりの部分が決まります。残念ながら情けないほど性能は上がりません(涙)。
〈お猿さんのように皮をむいて食べるのに飽きたので、棒に差して食べたら楽しかった。青空と緑とバナナ〉

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2010年05月28日(10:26)

ブログについてちょっと。

雨で、今週は1度もチャリツーできていません。また気温が低く、週の後半は寒いくらいになっています。


実は今週、ブログへのおかしな書き込みに対応する機会が何度かありました。といってもこのブログではありません。小生はそれなりに長くブログをやっていますが(書き込みできる形式になってまる4年、その前を含めるとまる7年)、ありがたいことにおかしな書き込みをされ、その対応で悩んだ経験がありません。
先日、ある建材メーカーの方とブログの話になり、その方はやはりひどい書き込みをされ、その対応に疲れ、「ブログなんてダメだ」と絶望されていました。
今回は、ちょっと神経質にならざるを得ない状況もあって、あまり詳しくは書けませんが、ブログは写真と文字で自分をインターネット上にさらすことでもありますから、常にそういう危険がはらんでいることを忘れてならないと思いました。


でも小生は、ブログを続けること、ブログを書き続けることに前向きですし、楽観的です。むしろ、そういうおかしな書き込みで「もうやめた」ってならないように、アドバイスできればいいな、と思っています。


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道端に生えるタンポポのように、力強いブログになりたい。

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2010年05月27日(13:20)

住宅新聞版 住宅分野の事業仕分け

5月25日号の北海道住宅新聞・1面に「住宅新聞版事業仕分け」という記事を書きました。
編集会議で
「おおっ、それおもしろいねー。俺書くわ」
ってことで白井が担当したのですが、骨子を考えてみたらけっこう難しい。おまけに書きだしたらちょっと長い記事になってしまい、1本載りませんでした。せっかくだから、ここで披露してみようかと・・・。
1面の掲載記事はホームページにじきにアップされます。


上手な使い方をしたい
〈補助金行政で住宅が第2の公共工事に〉
 長期優良住宅を推し進めるために住宅購入に対して補助金が投入され、エコポイント制度も始まった。補助金に対する消費者の感度は大きく二極化しているとも言われ、まったく執着しない消費者がいる一方で、「補助金受付が始まるまで請負契約しない」消費者もいる。また、補助金を活用すればするほど、住宅会社は事実上、資金回収が遅れる。
 給付コストがかかるうえに、建築時期や土地購入のタイミングによっては給付を受けられないケースもあるなど、機会が均等ではない。おまけにここに来て、補助金に振り回される住宅会社も現れてきて、このままではせっかくの補助金が消費者にも業界にも生かされない心配も出てきている。補助金の出し方を再度見直す必要があると思う。
給付は直接消費者へ。そうすれば機会の不平等は起きないし、住宅会社は右往左往しなくて済む。補助金とエコポイントという二重の助成金制度を1本化することで給付コストも圧縮できるはずだ。

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2010年05月23日(08:01)

地域協議会、新住協、パッシブハウスジャパン

5月20日
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札幌で北海道内の地域協議会と環境省・経済産業省の北海道出先機関、北海道、環境財団などによる初めての情報交換会合がありました。
結果から申しますと、有意義でした。小生が事務局を務めるリフォーム協議会は大きな目的があって、その達成のためにどんな連携や協力関係ができるか、どんな支援が受けられるか、考えながら参加しました。
1つはすぐにでもできる連携で、すでに6月11日の交流会にお誘いしました。窓改修を中心に断熱リフォームに取り組む地域協議会です。
もう1つは可能性の話なのでまだ具体的には申し上げられませんが、断熱リフォームによるCO2削減効果を「見える化」する活動です。これによって地域団体が省エネへの取り組む弾みになればと思います。
リフォーム協議会の大きな目的は、地域・個人から断熱リフォームを通じてCO2削減を顕在化させていくこと。そのための方法は、「家が暖かくなる」とかいうかたちの肌で感じられる効果を知ってもらうことなのですが、知ってもらう方法を1つでも増やしたいと思います。


5月21、22日
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は仙台に移動し、松島で新住協の全国総会に参加しました。
ちょっと遅れて到着しましたが、鎌田紀彦先生による基調講演も半分は聴くことができました。
パッシブハウスジャパン、あるいはパッシブハウス、あるいは森みわさんとの関係を前向きに維持していきたい的なことが、鎌田先生から報告されました。
小生はこの点について完全に賛成しております。むしろ将来的にはいっしょに活動することが目的を達成するために最も良い方法ではないかと思います。
パッシブハウスとはドイツから始まった超高断熱住宅の考え方です。Q1.0住宅と同じですよ。
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同室は、三五工務店・田中社長、武部建設・武部社長&専務、リプラン・三木社長というけっこう濃いメンバー。ここに23時過ぎからかな? ニットーボー東岩・河合さん、北海道気密販売・佐藤さんが加わって、24:30ころまで飲んでおりました。
「白井さん、イマイチ活躍していない(武部専務)」
「佐藤さん、・・・・・(全員によるNG発言)」
武部さんは大学の先輩でございます。


いろいろあり、翌日目が覚めたら6:20。散歩する時間はなくなってしまいました。
21日は
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住宅見学で8時からバス移動。その前にとてもおいしいお土産をいただきました。
前日、千歳空港でバッタリ。聞けば東北フォーラムの総会に出席するそう。この春札幌に転勤してこられたアキレスの酒井さん。家が松島の近くで、
「白井さん、明日いいものあげる。ホテルに届けるから」
ということで、8時に持ってきていただいたのがフルーツトマト。
この地域の名産だそうです。さっそくその場で食べてみる。
近くにいらっしゃった芦野組・芦野社長と吉田建設・吉田社長にも振る舞って、あかーいトマトをガブリ。
うまいです。すっぱみと甘みがなかなかいい。


住宅見学
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は、バスの最後部で参議院議員・中村哲治さんといっしょでした。
中村さんがこれまでやってきた住宅分野での取り組みや、最近勉強しているという林業再生、そして目下のお仕事である法務省での担当などを聞きました。断熱化による住環境改善と産業面の効果、CO2削減などについて理解し、政策を真剣に実現しようとされております。


午後から
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は仙台メディアテークという施設を見学に行きました。武部専務や朝日産業・廣岡さん、松尾設計室・松尾さんは、建築に興味があったのですが、小生は図書館機能がこれほどの集客施設になっていることに建築がいい方向で力を発揮した例を見た気分でした。
先例はおそらくアメリカ・シアトルの図書館でしょう(こちらも)。空間が多少似ていました。
http://www.smt.city.sendai.jp/


カフェでおいしいビールを飲み、ゆっくりしすぎて飛行機に遅れそうになり、廣岡さんと勾当台公園の地下鉄駅まで思い切り走りました。たぶん廣岡さんはすごく時間が気になっていたのでしょうが、小生は無頓着でのんびり武部さんと話などしているから、気が気じゃなかったと思います。本当にごめんなさい。重い荷物を持っていたのに・・・。


そんなわけで南国・仙台から無事に帰ってまいりました。
札幌は今日、朝からとてもいい天気です。

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2010年05月17日(19:13)

ガーデン家具のお化粧直し

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お化粧直しと言っても、実は初めてやりました。
ご近所の梅の花が満開。最高の天気。久しぶりに家のために時間を使いました。


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1.まずはフェンス。ブラックベリーなどのツルをからませるためにラティスを使っていたのですが、ひと冬で崩壊。それを放置していたのですが、ついに直しました。
左のラティスは大丈夫なので流用。直角に曲げてラティスを2枚つなげていたのを、両方撤去して幅を2,700mmから1.800mmにし、ホー*ックで売っている2x3と2x2材でつくりました。前回の反省から、ガッチリ。そしてもう1つの作業は、やはり塗装したほうがいいと感じていたので、この際一気にやりました。


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使った塗料はOSMO(オスもカラー)の塗りつぶしタイプ。カラーは白。これ、実は5年半前に木製サッシ用に使った塗料の残りです。
「まだ使えるかな?」とおそるおそるふたを開けると、完全にOK。さすがです。


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2.冬の間だけ仲良しの親子による机の塗装。息子はコテばけで全体を塗り、小生が細かいところを仕上げます。
何せ外部ガーデン用ですし、自然塗料なので、養生はゼロ。多少たれても気にしない。なので作業性はバツグンです。


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3.サ*ワドーで数年前に激安で買った木製チェア。一番塗装したかったのはこれなのです。少々お化粧が遅くなりましたが、これでまだしばらくはもつでしょう。表面積が思った以上に広く、けっこうたいへん。


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このほかにベンチも塗りました。ベンチの回りがキレイな緑ですね。念のため、これすべて雑草です(笑)。
残っていた塗料がキレイになくなり、この日の仕事は終了。後片付けが少々たいへんですが、まあ何とか最後までがんばりました。
(油性なのではけ洗いなどがたいへんなのです。コテばけはハケの部分を捨ててしまいます。シンナーで落とすのですが・・・)


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夕方、庭を眺めましたが、けっこういいです。白ってガラじゃないけれど、いいものは良いと思います。

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2010年05月13日(11:34)

正直、目を疑いました。日本の省エネ(省CO2)政策

すでに皆さんご存じのとおり、イギリスに連立政権が誕生します。連立する政党は双方とも中道ではありますが左派と右派だそうです。
(イギリスは自民党が左派で、日本とは異なりますね)


今朝のテレビでは党首が43歳という点に注目が集まっていましたが、いかにも視聴率狙いの番組構成。問題は、左派と右派で政策がかみ合わず、厳しい経済環境の中で政権運営はものすごく困難だという点にあるそうです。


1年前の日本を思い出しますね。第1党の民主党に対して、連立を組む社民党と国民新党が何らかの政策を提示して受け入れられたというその結果が、その後半年のごたごたの一因であることは確かです。連立政権とは難しいものなのでしょう。


ところで、
環境省からCO2削減のロードマップなるものが出ているそうです。その内容は陳腐で、官僚と特定業界の巻き返しの結果であるようです。わかりにくいし、真剣に見るほどのものではないと思うのでリンクだけつけておきます。ただ、当社はメディアとしてお伝えすることだけは果たそうと思います。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/domestic.html#a04-3


新省エネ基準の義務化:2012-2013年
次世代基準または改正次世代基準義務化:2020年

断熱基準についてはこんなところです。
新省エネ基準とはH4年の制定ですから、制定後20年を経て義務化?
次世代基準はH11年の制定、こちらも20年を経て義務化?


正直、目を疑いました・・・。

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2010年05月12日(13:09)

寒い中でも5月ですから・・・

ゴールデンウィークの5連休だけは暖かかったのですが、またまた寒いですね。いまの札幌の気温は9℃。冷たい雨が降っており、ほとんどの家で朝晩だけでも暖房を使っていると思います。わが家は蓄熱暖房器を1台だけ使っています。小生の部屋はコンクリートに囲まれているので、こういう寒い日が続くとヒヤッとする寒さになります。
札幌は5月といえども暖房をはなせない。この季節感は普通ですね。


ロードスターの写真をもらいました。
小生が以前、ロードスターに乗っていたことを知っていて、5月9日に支笏湖の湖畔で行われた集会の写真を送ってくれたのです。ここはおそらくポロピナイですね。
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小生は初代のマツダ(当時はユーノス)ロードスターのシルバーに3年乗っていました。
もう15年以上も昔の話です。
とてもなつかしく、うれしくなりました。
写真のような未舗装道路を走ると、すぐにお尻を振り、雪上を滑るようにドリフトします。まあそういう走り方をするためにあるわけではなく、これからのシーズンを楽しむためのオープンカーなのですが・・・。


9日の日曜日も寒かったですよね。まして支笏湖ですから、相当冷えたはずです。それでも待ちきれずに30分くらいはオープンで走ったそうです。


子育てが終わったら、また乗ろうと思っています。
家の前にロードスターがある風景ってボクはとても好きです。
車庫に入っているより、家の前に斜めに置かれたような。

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2010年05月11日(12:54)

札幌の桜、いよいよ満開。

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今朝、通勤時に新川の桜並木を通りました。ほぼ満開。少しだけポカポカした陽気だったので、桜もきれいに咲いています。ケータイの写メなのですがけっこういい写りだったりして・・・。


昔はゴールデンウィークが開けてから桜が咲くというのが札幌の季節感だったはずなのに、このところの早咲きで、何となく時機を逸した気分になっていますが、それはとても近視眼的な人間のわがままかもしれません。自然の営みはもっと大きくゆっくり動いています。


今日夜の札幌は曇り、そして明日は雨の予報。意外やこういう日が花見に向いているかもしれません。円山に夜桜を見に行こうかな・・・。

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2010年05月04日(08:01)

世代交代の予感

ゴールデンウィーク後半ですが、わが家的にはこんな話題。


ご近所のMさんがせわしなくしていると思っていたら、引っ越しのトラックがきて、カーテンも外れ、そのうち若者夫婦が不動産屋さんと思われる人とともに訪れるようになりました。
どうやら家を売りに出したようです。


わが家のある住宅地はどうやらうまく「世代交代」が進んでいるようです。


アパートが建ちにくい地域なので、基本的に戸建てがほとんど。そして年をとったり、何らかの事情で家を離れると、新しい人が土地や建物を買って移り住んできます。自分もその一人です。
新興住宅地でもないのに、今年中学1年になった娘は同級生が徒歩2分圏内に4-5人います。


「住宅地は世代交代する」と表現したのは不動産屋さんのSさんでした。その地に住み続ける人もいますが、移り住むのもステキな生き方だと思います。


家を買うとき、最低限、知っておくべきなのはその地域がアパートやマンションが建ちやすい地域かどうかということです。
建ぺい率、容積率という言葉があり、それぞれ%で表されます。

容積率だけ簡単に説明すると、その土地にどれだけの広さの建物を建てられるかという規制です。土地50坪、容積率100%なら、建物は50坪までという意味です。

わが家は40%、80%(上の例で40坪まで)です。60%、160%や、60%、200%(100坪まで)になるとアパートやマンションが建ちやすくなります。それは見方を変えれば土地の利用価値が高いということですから、地価が上がります。
どういう土地を選ぶかは、すなわちどういう環境に住みたいかによって決まります。


特に建築を得意とする専門家が、こういうことについてもしっかりお客さまに説明してくれるといいですね。そうすると、建物も土地もいい本当にステキな暮らしができると思います。


さて、Mさんの家にはどんな新しい住人が移り住むのかな。長いおつきあいになるので、最初が肝心ですね。
(このテキストは一部変更して札幌良い住宅jpにも掲載します。)

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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