2010年01月04日(09:12)

少しスキーの話を

2010年元旦の初日の出スキーは中止になりましたが、リフトの営業は通常通り行うようでしたので、子供2人をつれて丸一年ぶりに手稲(TEINE)に出かけました。11時過ぎという遅い出発です。
午前中は良かったらしいのですが、僕たちが滑り始めた時間は未明の強風が戻ってきたようです。


TEINEというと、1972年の札幌オリンピックで使用したコースがあります。もう40年近くも昔の話になりましたね。男女の回転と女子の大回転、そして今は滑ることができない男子大回転コース。


ところが名物コースはこれらではありません。それは「北壁(きたかべ)」という林間コース。
「北カベ滑ってきたさ」というのは、札幌ではちょっと意味のある言葉です。表現するのは難しいのですが、コースに入る前に看板「超上級者限定」があるのは当然として、はじめてTEINEのクワッドリフトに乗った方に「で北カベコースってどこなの?」と聞かれ、リフト脇の林の中をストックで指し示す。よく見ると林の中に人がいる。斜度は36度だか38度だかだそうです。
当然、圧雪車が入るはずもないので、雪が降れば深雪、そしてコブ。目の前には立木。
コブや深雪の中でちゃんとターンできればいいのですが、曲がり損ねたり、暴走したりしたら少々危険です。転ぶだけなら意外と安全。
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何十年かぶりに北カベに行くかも、と思ったので、初ヘルメット着用。これだけでずいぶん安心感があります。
カービングスキーに変わって、急斜面がずいぶん滑りやすくなったのですが、滑り出しは緊張感から体が硬くなりました。いわゆるへっぴり腰。
滑り出しはやや広く開けており、おそらくすぐに最大斜度を迎える部分、そしてそのまま林の中に入ります。写真はコース途中。本当に木の間に入っていく部分です。見上げれば威圧感のある白い壁、見下ろせば足もとが見えない森・・・。
写真の地吹雪がウソのように林の中は静かでした。コブも何とか滑り続けられるレベル。無事に林を抜け出しました。
100104kitakabe02.jpg


スキーをやめてしまった皆さん、今年はスキーに行ってみませんか。リフト代も安くなっているし、用具一式レンタルとリフト券のパックというメニューもあります。カービングスキーは昔のスキーと違って斜面を登るほど切れ上がる力があります。これが安心感とターンの切り替えのタイミングを作ってくれます。

カテゴリ:日記 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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