2010年1月

2010年01月30日(16:35)

少々眠いです

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今日で3日連続地下鉄通勤。朝7時に家を出ます。バスに乗り、地下鉄に揺られ。帰りは20分ほど歩いたり小走りしたりで体を動かすのはいいのですが、今週は少々眠い。別に眠い目をしているという意味じゃないですよ。目が細いのは生まれつきです。


昨日はある会の総会に出席し、そのまま懇親会。会場は中村屋旅館です。意外と札幌市民に知られていないようですが、かでる2・7の北向かいで、ビルの中ですがちょっといい風情です。仲居さんは素直ないい子でした。お鍋を取り分けている写真ですが、前日は仕事が遅かったそう。
小生は「夜遅かったから翌日お化粧しないのはプロではない」と常識的なお小言を申しましたが、ひょっとすると肌が弱いのかもしれません。
ここで失言をおわびしたいと思います。
今日もがんばって仕事しているかな?


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さて、写真は宴会料理。料理写真家・本田さんが料理を撮影する姿を見てから、ちょっと料理写真にちょっとだけ凝っています。
この鶏肉の1カットは気に入りました。脂身の輝き、野菜の色鮮やかさ、ちょっと顔を出したフォークとスプーンがいい。あくまで自己満足です。

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2010年01月29日(15:21)

赤き花燃ゆ

100129_uta.jpg昨日の夜は札幌市内で、工務店団体の新年会に参加しました。乾杯のあとに登場したのが清水紫さんというソプラノ歌手。最初の1曲は「乾杯」という曲のオペラ。その後数曲歌ったあと、「赤き花燃ゆ」という曲になりました。
清水さんが作詞し、賞ももらったという曲ですが、悲しい曲でした。
ボクらは宴会の席に歌手が来てくださるという経験があまりないので、じっと聞いたほうがいいのか、あまり気にしないで語り合ったほうがいいのか、ちょっと身の振り方に悩んでしまいます。
そういった体験の貧しさはともかく、いい気分の時間を過ごすことができました。なま歌のチカラですね。BGMではなくライブで歌っているというのは、五感に響くものがあります。
今日はこれからまた違った団体の総会に出席します。来週は勉強会でお話しする機会が2回あります。これが緊張感の持続となるのです。

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2010年01月25日(18:34)

会津藩、斗南へ

100125tonami.jpg八戸に出張した折、「会津藩、斗南へ」という1冊の本を購入し、昨日読み終えた。本のタイトルからして、多くの方には意味がわからないと思う。


現在の福島県会津若松市にあった旧会津藩は、戊辰戦争の時に賊軍となり、白虎隊の悲劇などの末に敗北・開城となる。教科書的な歴史では、このあと、官軍と旧幕府軍は戦いの舞台を北海道に移し、函館戦争の終結によって幕府軍勢力は完全に敗れ去る。
この本のテーマは、敗れ去った会津藩のその後を追ったものである。斗南(となみ)とは、実は会津藩のその後なのだ。


江戸時代は、幕府の気に入らないことをしでかすと、お取りつぶしや国替えが待っていた。お取りつぶしは「改易(かいえき)」、国替えは「転封(てんぷう)」とも言う。会津藩の処分は幕府のしきたりに則り、転封となる。その先が斗南だったのだ。


斗南とは、青森県の下北半島から八戸あたり。すなわち旧南部藩から切り取った土地に移したわけだ。
藩士のかなりの数が斗南へ移住する。そして新たな苦難が始まる。


おそらく斗南と呼ばれた地域の方か、会津藩にゆかりの方、歴史好きしか買わない本でしょう。小生はそのうちどこに該当するかというと、会津藩ゆかりのものなのです。


自分の3代前は会津から逃げてきたと言われている。しかし、詳しいことは何一つわからない。ただ、戊辰戦争に敗れ、北海道に逃げた男のひとりだった。
道南・江差に住み着き、地域のために働いたらしいが早死にする。その末っ子だった祖父は、長兄に育てられる。大きくなって職を転々とするが教職を得て、道内の僻地を回ることになる。父は祖父の赴任地のひとつで生まれる。そこが十勝だった。自分は札幌生まれ。ほぼ北海道を一周したことになる。


ルーツを同じくする人たちの生き様を知りたいと思った。先人たちはこの地域に多くの足跡を残してきていることを知った。北海道に逃げるも地獄、斗南に移住するも地獄。そういう時代があり、今の我々がいる。そういう思いを新たにした。


深い歴史の部分をとてもおおざっぱに書いたが、教科書的な歴史では光の当たらない部分にも重い歴史があることをかみしめている。特に東北諸藩は維新前夜に賊軍になった藩が多く、歴史の表舞台から消されてしまった。そのことは正面から受け止めつつ、われわれ子孫は未来を見つめて生きていこうと思った。


書籍の概要
大勢の人が激しい気迫ではい上がり、地域の発展に貢献した。青森県下北、上北、三八地方に「会津衆」という言葉が残っている。そこには尊敬の念が込められていた。「我々はむざむざ敗れ去ったわけではない」青森の会津人は、そういって胸を張った。斗南藩は見事に歴史的使命を果たしたのである。さいはての地に復活した"会津魂"。秘められた藩士たちの苦闘の歴史を描き切る。

出版社へ

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2010年01月22日(13:47)

小宮山宏先生

100122_komiyama.jpg東京大学の元総長で三菱総研理事長の小宮山宏氏が10年も前に提唱した小宮山ビジョン2050が再び注目を集めている。これまでも政府委員などを務めてきた同氏の主張に変化があったのではない。世の中が変化したのだ。CO2削減をめぐる議論に大きな変化が現れたのは、同氏の主張に政府が注目したからだとの見方が出ている。


その主張とは。今を去ること10年も前、岩波書店から「地球持続の技術」という新書が発行された。恥ずかしながら、小生もこの本をごく最近知った。はじめにという前書きが6ページある。その3ページまで読み進めて、胸が熱くなった。


「いま必要なことは、未来のある時点で社会がこういう状況になっていれば地球は持続できるというマクロなビジョンを共有した上で、その中にリサイクルや太陽電池といった個別の活動や技術を位置づけて評価することである。現在欠けているのは、そうしたマクロなビジョンなのではないだろうか」と語りかける。


こういう視点で地球温暖化について書かれた本を読んだのははじめて。例えば『太陽光発電はこれだけすごい』的な話はたくさんあるが、われわれが目指すべき方向を定め、自画自賛状態の技術(商品・サービス群)を整理し、それぞれの立ち位置を明解にしたことがすごい。しかも文章がシロウトにもわかりやすく平易。なにより、日本人が失いつつある自信、それは技術立国としての将来の不安だと思うが、そういった不安を一掃し、自信が回復する。


この1冊は必読だ。
販売サイトへのリンクはこちら>>

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2010年01月19日(18:29)

工務店は何をすべきか

今日は午後3時からある工務店さんで2時間弱、白井のたわ言を話してきました。
ほんとうにたわ言です。ただし遠慮なしで。
「家はもういらない」
「ものづくりの時代は終わった」
「われわれが見ているものは見たいものだけ。ほんとうは世の中に起きている現実を何も知らない」


われわれ凡人は、必死に努力して何とか生きる道を探るしかないけれど、そのときに一生懸命がんばるだけじゃもうダメよ。
そういう思いを吐き出してきました。
この工務店さんにはいつも教えられます。白井が今回お話ししてきましたが、ほんとうの講師はこの会社の社長。ただ、立場というのは重要ですので、自分は自分の役割で、整理不足ながらしゃべりまくった感じです。


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「おなかがすいたらスニッカーズ」というわけで、わが家ではスニッカーズがいま大流行しています。
袋入りの一口サイズがちょうどよく、エネルギーがほしいときや、ご飯を食べたあとに1コほおばると、ご飯より先にエネルギーに変わる気がします。
先日の八戸の講演前も1コ。今日は食べませんでしたが、すべり出しがやや低調だったのはスニッカーズを食べなかったからかな??
1コ90kcal程度ですよー。

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2010年01月16日(16:27)

お弁当の中身はこれ

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函館駅で買ったお弁当の中身。右に大きなおにぎり2つ、左下にイカめし1つ、その上に揚げいもとザンギ(唐揚げ)など。
お値段は500円です。手づくりの装丁がホノボノしていて、けっこう気に入りました。


すでに電車が走り出していて、手ぶれしてしまいました。

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2010年01月15日(18:16)

青森出張の旅

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1月13,14日と青森県・八戸に行っておりました。八戸は北海道と本州をつなぐフェリーの発着港です。太平洋側なので雪は少ないのですが、12日の夜から降り出した雪が13日午前中まで降り続き、市内でも30cmほど積もっていました。街中が雪かき・車はノロノロという状態で、JRも駅の構内で事故があり、札幌から乗り継ぎで向かった小生も、到着が遅れてご心配をおかけしました。


青森県建築士会・三八支部の皆さんに北海道の省エネ住宅についてご紹介してまいりました。三八支部とは八戸市と三戸郡地域という意味だそうです。ちなみに「三八五タクシー」という名前のタクシーが走っています。これは「みやご」と読みます。
聞きに来てくれた方々は、半分が設計事務所、残り半分が商社・メーカー系販社、その他といったところだったようです。
コストダウン要請の厳しい中、北海道ではどんな住宅づくりが行われているかを、思い切りかけ足で話しました。


14日の帰りは青森から飛行機。青森空港は離陸も着陸もスリリングです。というのも、この空港が高台にあり、着陸時は山をよけながら飛び続け突如現れた天空の滑走路に降り立つ(ように見える)、離陸は飛び立ってすぐ足元がとつぜん遠のくからではないかと思います。


〈実は家を出たときにJRのチケットを忘れてしまいました。発車30分前に気がついて女房に札幌駅まで持ってきたもらったのが写真です。
函館では少し早い昼食をキオスクで購入し、津軽海峡線の白鳥車内で食べました。おにぎりもあげイモもおいしかったですよ。ただ、おにぎりのゆるくて、こぼしてしまいました。
八戸駅を降りると、こんな雪。たいへんなことになっていました。〉

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2010年01月09日(15:07)

じつは年末から禁煙をはじめた。

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こいつとはもうおさらばだ!!


「もう禁煙はしない」などと言いふらしていたが、あっさり前言撤回である。
理由は単純。予定されている値上げである。最近の本数は1日3本から10本。だから別に大打撃ではないのだが、そろそろバカらしくなった。タバコに依存している自分もいやになってきたし。


ところが持ち歩かず、家だけで吸っていたので、まわりは誰も気がつかない。家族ですらも禁煙中であることにおそらく気がついていないはずだ。
ムフフ。知らず知らず、俺は変わっていく。


禁煙の動機と草食系の関連について調べたという調査が年明けにネット上で公開されていた。肉食系は値上げが動機、草食系は健康増進が動機とあった。ほんとうかね?

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2010年01月08日(17:06)

巣づくり

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年初に前回のエントリー「ニトリのつかみ」について、社内で軽く議論してみました。


家のことを考えるきっかけは、子どもがらみが多い。出産をひかえている、小学校へ入学する、まわりを気にせず遊ばせたい-などなど。そして、住宅のことを考える"そのとき"は突然やってくるのです。


とつぜん家がほしくなる、家を直したくなる。そして入居希望日まで時間はない。多くはこういうケースだと思います。
というのも、第1子の出産をこの4月にひかえた知人が、昨年の12月から家探しをしていて、ふと自分たちも同じだったと思い出したのです。わが家は長女が産まれる4ヵ月前に当時住んでいたマンションのリフォームを実施しました。知人はこの行動を『巣づくり』と表現しました。本能にかかわるという意味です。


この問題はなかなか奥が深い気がしています。

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2010年01月04日(17:05)

今年最初の問題提起は、われわれがなすべきミッションについて

平成22年1月4日(月)、ニトリに行ってきた。男性にとってはそう足繁く通う場所でもあるまい。まあ新年の買い物ということで女房どのにつきあったわけだ。
安い、とにかく安い。マグカップ120円。しかもオシャレな柄で2色。あまりに安くて笑ってしまった。


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しかし、この商品は笑えなかった。いわく「熱を逃がさずカンタン省エネ こたつ敷きやホットカーペットの下に敷いてご使用ください」2畳用で590円。
そしてオシャレなこたつ布団。2m四方で1,900円。


断熱改修に数百万円かけるか、こたつと590円と1,900円でヌクヌクするか。自由に使えるお金があるならともかく、そうでなければお金使い方として、ニトリのほうがいいのではないか・・・。
われわれ住宅の快適生活を提案している者は、断熱改修にはお金だけで計りきれない価値があることを完全に証明しなければならない。できれば経済価値も。


増収増益を続けるニトリに住宅高性能化のアンチテーゼを見た気がした。ニトリは確実にニーズをとらえ、突き抜けた商品展開をしている。そこがスタートだとなると、われわれは中途半端な説得力では消費者にまったく相手にされないだろう。本気で真剣に取り組むべき大きなテーマだ。

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2010年01月04日(09:12)

少しスキーの話を

2010年元旦の初日の出スキーは中止になりましたが、リフトの営業は通常通り行うようでしたので、子供2人をつれて丸一年ぶりに手稲(TEINE)に出かけました。11時過ぎという遅い出発です。
午前中は良かったらしいのですが、僕たちが滑り始めた時間は未明の強風が戻ってきたようです。


TEINEというと、1972年の札幌オリンピックで使用したコースがあります。もう40年近くも昔の話になりましたね。男女の回転と女子の大回転、そして今は滑ることができない男子大回転コース。


ところが名物コースはこれらではありません。それは「北壁(きたかべ)」という林間コース。
「北カベ滑ってきたさ」というのは、札幌ではちょっと意味のある言葉です。表現するのは難しいのですが、コースに入る前に看板「超上級者限定」があるのは当然として、はじめてTEINEのクワッドリフトに乗った方に「で北カベコースってどこなの?」と聞かれ、リフト脇の林の中をストックで指し示す。よく見ると林の中に人がいる。斜度は36度だか38度だかだそうです。
当然、圧雪車が入るはずもないので、雪が降れば深雪、そしてコブ。目の前には立木。
コブや深雪の中でちゃんとターンできればいいのですが、曲がり損ねたり、暴走したりしたら少々危険です。転ぶだけなら意外と安全。
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何十年かぶりに北カベに行くかも、と思ったので、初ヘルメット着用。これだけでずいぶん安心感があります。
カービングスキーに変わって、急斜面がずいぶん滑りやすくなったのですが、滑り出しは緊張感から体が硬くなりました。いわゆるへっぴり腰。
滑り出しはやや広く開けており、おそらくすぐに最大斜度を迎える部分、そしてそのまま林の中に入ります。写真はコース途中。本当に木の間に入っていく部分です。見上げれば威圧感のある白い壁、見下ろせば足もとが見えない森・・・。
写真の地吹雪がウソのように林の中は静かでした。コブも何とか滑り続けられるレベル。無事に林を抜け出しました。
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スキーをやめてしまった皆さん、今年はスキーに行ってみませんか。リフト代も安くなっているし、用具一式レンタルとリフト券のパックというメニューもあります。カービングスキーは昔のスキーと違って斜面を登るほど切れ上がる力があります。これが安心感とターンの切り替えのタイミングを作ってくれます。

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2010年01月01日(06:27)

ウェンディーズが2009年で閉店

大晦日は長蛇の列だったという。
ボクは少々思い出があって、大学のころ、映画を見たあと日比谷のウェンディーズに入った。
映画はこれ、そしていっしょに行った子とは、おそらくこの日を境に関係が遠くなったのだと思う。
ハハハ、つまりは振られたわけですな(涙)。
youtubeのvideoをみて、映画の内容はまるっきり覚えていないことがわかった。うぶなボクはそれどころではなかったのでしょう。


ハンバーガーがあまり好きではない小生にとって、ウェンディーズは森永ラブに次いで好きだった。
いつだか東京に行ったときにお茶の水のお店で久しぶりに食べてみたら、???
だいたい大学のころの「うまんもん」はこのパターンが多い。よって、思い出の「うまいもん」はもう食べに行かないことに決めている。


ウエンディーズの記事はこちら
http://www.j-cast.com/2009/12/31057183.html

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2010年01月01日(05:47)

あけましておめでとうございます。

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外はまだ暗い。2010年はまだ夜明け前ですが、新聞配達さんや物流は動いている。見えないところの動きがあって、われわれの生活はふつうに暮らせる。


2010年は、もしかすると夜明け前かもしれません。循環型の社会を持続可能なひとりひとりの暮らしとして実現するために。その仕組みが動き出す。しかしその動きはまだ見えないかもしれません。


まだ見ぬ未来へ向けて、挑戦の1年です。


初日の出スキーは中止となってしまいました。残念。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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