2009年12月20日(06:34)

ローマ人と凡人

118166.jpg昨年から読み始めている「ローマ人の物語」がようやく西暦で紀元後1世紀に到達した。オクタビアヌス=アウグストスと呼ばれる皇帝が死を迎えるまで。
中学・高校と世界史が苦手で、それゆえ古代ローマの何たるかすら知らなかったのだが、この人たちは本当にすごい。
紀元前数世紀の時代に数万人単位の軍隊を編成し、陸路・海路で戦闘行為を行う。勝てば戦後処理と地域経営、負ければ軍団再編成。
戦争によって得られたものは、乱暴にいえば「平和」ということになる。ローマという国・政治を西ヨーロッパから地中海沿岸地域に広げることで、結果として戦争のない世の中と、それによって可能となる貿易を盛んにする。


「人は見たいと欲する現実しか目に入らない」これはカエサル、すなわちジュリアス・シーザーの言葉だそうだ。
われわれ人間には五感があって、目で見、耳で聞くことができるのに、じつはこういった感覚器官も感情で支配されていることに意外と気がつかない。ついつい見えていることだけが現実だと思い込むが、シーザーにいわせればそれはみたいと欲する現実だけ、ということになる。


かく言う小生も見たい現実しか見ることができない凡人である。「ローマ人の物語」の作者、塩野七生さんによれば「知性」が欠けている。


ついででございますが・・・
何となくの勢いで、タイトルバックとともに、タイトルそのものを変えてしまいました。
ニュータイトルは「編集長の足あとブログ」。
写真を撮りながら思いつきました。
ハッキリ申しまして、ただの思いつきです。


これからどんどん足跡を残そうと思っています。
まずは雪の上で・・・。うーっ 冷たー!!


写真はカラマツのフローリング、試作品です。ボクはとても気に入りました。特殊加工によって傷もつきにくい。温かみと傷のつきにくさを備えた付加価値建材として、目下開発中だそうです。

カテゴリ:日記 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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