2009年12月16日(18:30)
愛読誌「フォーサイト」消える (ノД`)・゜・。
数年来愛読している「フォーサイト」(新潮社)という会員制雑誌が、来年3月発刊をもって休刊だそうだ。時事通信が伝えている。
いい雑誌と、存在意義のない雑誌から消えていく世の中ですが、フォーサイトはいい雑誌の部類だと思います。
書店に並んでいないので知らない方も多いと思いますが、各界の論客が国際的視点から世界と日本の今と未来をレポートする時事雑誌で、市販されている雑誌とは完全に一線を画した、ウケ狙いの記事がない本格的内容だった。
記憶に残っているのは農政について寄稿した山下一仁氏の原稿。この方は農水省のキャリア官僚を退職してすぐに寄稿している。中央官庁にもグランドデザインを描いている優秀な人がいることをはじめて知ったし、何より「米市場を開放することが競争力を引き上げる」という、ちまたではまったくきかれない論法を根拠をもって語っておられた。その後、今年の夏前にこの考え方がときどき新聞などにも載るようになった。
考え方や視点、そして人物をこの雑誌を通じて知った。
残念だなあ。
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