2009年9月

2009年09月29日(18:40)

苦手なこと

シルバーウィーク最終日の9月23日にケータイの機種変更、27日の日曜日にパソコンのデータカード購入、そして翌28日、29日とインターネットサーバーの移行で、最も苦手とする分野が1年365日もあるうちの7日間に集中した。


ボクはパソコンを操作することは苦手ではないが、インターネットサーバーの設定やブログシステムなどはチョー苦手。
そしてもっと苦手なのがケータイです。わが家でやむを得ずケータイメールを打っていると、「アラ、まだメール打ってるの」というあざけりの声が聞こえてくる。娘はボクのケータイをいじりはじめるとあっという間に動画を撮り、シャメにお絵かきし、着信設定を変え・・・。わけわからんヤツらだ。


この手の苦手分野は、話を聞いているうちに吐き気を催すか、そうでなければ途中から説明している人の話が聞こえなくなる。人間は「心の拒否反応」をいろいろなかたちで自分の体に伝えるものだ。感心する。


で、ボクのケータイだが、会社のKiくんには「こんな地味なのですか・・・」と言われた。
なお、当社ホームページのサーバーにつきましては、すでにデータなどの移行を終了いたしました。今後トラブルが発生する心配もございません。


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     (ボクのは最も地味な色)

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2009年09月25日(18:56)

カリスマ主婦

カントリー雑貨のイベント仕掛け人・遠藤玲子さんが、事務所にお見えになりました。カントリー雑貨を作り始めてガレージショップに発展し、さらに2日間のイベント「THE カントリーフェスタ」に数千人を動員する主婦。


インタビューのあいだ、小生は珍しく黙って聞いておりました。おおむね取材が終わり、当社の今の使命感や「子育て住宅」がひとつのキーワードになっている住宅業界についてお話ししたところ、予想もしない答えが返ってきました。


「子育て環境で家をつくっていいんですか? 子どもを預けて働きに行くことが母親としての唯一の道ですか?」
遠藤さんは昨年から、今の子育て世代に自分の経験の中から伝えられることがあるのではないか、と思うようになったそうです。
人を引きつけるお話。時代を見事に否定してみせる勇気。偉ぶらない人柄。


小生は今日、遠藤さんに出会えたことに乾杯します。

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2009年09月22日(09:30)

札幌のホテル

夢を見ました。伯父がまだ元気で札幌に遊びに来ている。小生に「札幌にヨーロッパ調のいいホテルはないのか?」と尋ねる。
「すすき野にラブホテル出身のヨーロッパ調が1つ、札幌駅の周辺にブリティッシュカントリー調とロマネスク調が1つずつ」などと答える。
札幌の叔母が「詳しいんだねえ」と合いの手を入れたので、小生は「いやいやホテルに詳しいわけではないよ。住宅の仕事をしているので、建物の様式を少し知っているだけで」と返事をする。


じつはここまでは前振りです。この夢を見ながら思ったのですが、ホテルはいろいろな様式があっていいのではないかと。
旅行とは日常と離れること、ホテルは非日常のひと晩を快適に過ごすための非日常的な「家」です。
札幌は開基たかだか100数十年の歴史のない街です。だからことさら純日本風だけにこだわる必要などない。来訪者が楽しめる「家」ならどんな様式でもいいのではないかと。


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そこで考えました。札幌の人気ホテル-様式編
 1.赤毛のアンホテル(コロニアルっぽい輸入住宅)
 2.英国ナイトホテル(イギリス荘園風のカントリー調)
 3.カサブランカホテル(地中海風白と暖色の塗り壁)
 4.ホテルジャパン(もちろん日本風)
 5.ホテルコンテンポラリー(現代風のインテリアにいつも改装し続ける。当面はモダン調で)


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北海道は日本の中の外国なのですから、ちょっと外国旅行に行ってきた気分になれるホテルがいいと思うのですが。日本のホテルは、どのホテルもプレーンなインテリアでセンス悪くはないけれど、まったく印象に残らない。しかし北海道・札幌のホテルは違うゾ。そんなホテルができたら、地元札幌の住民も泊まりに行くかもしれません。


(写真はホテルモントレ札幌と同モントレエーデルホフ札幌のホームページからキャプチャーしたものです。)

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2009年09月19日(16:22)

9月19日の過ごし方(5連休ではない)

すでに5連休に入った方もいると思いますが、小生は朝から「札幌良い住宅jp」のリニューアル打ち合わせを行っていました。いま、休憩時間です。このあと16:30からweb担当のKさんといっしょに再び打ち合わせです。


小生のブログは変わりませんが、「札幌良い住宅jp」は半年を過ぎてけっこうなリニューアルを行います。多くの方が来てくれるように、コンテンツをストレスなく探せるように、そして僕たちの思いがジワリ伝わるように。
今回は外部の強力な協力スタッフ!! にも大いに力を借りております。そして、10月以降は新しい「研究室」がはじまります。


わが家は小学生2人がダウンしております。5年生の子のクラスは学級閉鎖です。よってこの4連休はすべての予定が白紙に戻っております。中学生のお姉は21日に合唱コンクールの全道大会で旭川。風邪も引かずに頑張っております。


さて、Kさんが来ました。再び打ち合わせです。

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2009年09月17日(19:05)

前原大臣

新しい国土交通大臣に前原誠司氏が決まったという。小生は「どうなるんだろう?」という不安が第一印象だった。前原氏と言えば、小泉元首相と考え方がよく似ている、という印象をもっている。それ以上のことがわからないので、氏のホームページを見てみたら、PCが固まった。その回復にややしばらくかかってしまった。
怖くてもう開きたくないが、勇気を出してもう一度開いてみる。話はそれからですね。


住宅行政で大切なのは、地域のことは地域で決める(地域にあったお金の使い方をする)、不適当な業者規制をやめて消費者保護は賢い消費者を育成することで実現する、の2点ではないかと思っているのだが、氏はどう考えているのか。
再チャレンジも、固まった。もうやめます。


ダム中止、出先の廃止、さてさてどうなることか。

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2009年09月11日(18:08)

鎌倉パッシブハウス取材記 05

またまた大きく時間があきました。この間に民主党が政権を取り、なんとエネルギー証明書(エネルギーパス)の普及が政策に盛り込まれています。
もしかすると、日本の省エネ政策は大きく様変わりするかもしれません。願わくは、意味のある税金の投入になってほしいと思います。


さて前回は森さんが大切だと思っている3点を挙げました。
1.暖房(冷房)燃費の事前表示
2.世界基準の性能
3.ローテクの重要性


1については、「自己申告制の省エネ性能に終わりを」というキャッチフレーズを使っていました。
日本の省エネルギー基準はQ値という建物の断熱性能で規定されていますが、実は期間暖冷房負荷基準という物差しもあります。しかし、それは指針であって、例えばボクの家がどのくらいの暖房を使うのかは、基準からはわかりません。
それをわかるようにしようというのがQ1.0住宅でもあるのですが、では太陽光発電を載せるとどうなるの、という質問にはちょっと困ってしまいます。さらに、ふつーの断熱で太陽光発電システムを載せたときはどうなの、エコキュートを入れるとどう?
こうなるともうわかりませんね。
「自己申告制の省エネ性能に終わりを」
まさしくその通り。あまりにいろいろある省エネ手法を評価する「仕組み」が必要なのです。


2=北海道の性能基準についてみると、現行の省エネルギー基準(もちろん義務化されていません)が108kWh/m2です。一方、パッシブハウスは15kWh/m2。パッシブハウスが厳しすぎるという立場に立っても、世界基準は現行基準の半分、すなわちQ1.0住宅基準ということになるでしょう。


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3=あまりにいろいろある省エネ手法のなかで、ローテク(すなわち断熱)は重要なのか。断熱は建物が寿命を全うするまで効果を発揮し続ける最も安上がりな省エネ手法だ、というのがヨーロッパの認識です。暖房の熱源が変わっても影響ない、機械でないから壊れない、維持管理費はほとんどかからない。こういうローテクの上に、ハイテク装備をそのときの必要に応じて行う。


<ドイツは日本と同じ物づくりが得意なハイテク技術国。もちろんいろいろあります。写真は太陽熱温水器。>

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2009年09月08日(19:41)

民主党・小川勝也議員への取材を終えて

◆民主党の参議院議員・小川勝也氏への取材を終え、帰ってきました。小川氏は相当にくわしいです。そして40分程度の取材中、ペーパーなどいっさい見ずに政策を語りました。


◆取材を終えて、まだ頭が整理させていませんし、取材内容を振り返ることもできていません。今の段階では「持家政策の見直し」という部分をどうかみくだくか、ということを考えています。
◆1990年比でCO2を25%削減。これも大きな舞台回しのキーワードになりそうです。『今度の政権は本気』白井はそう感じました。


◆民主党政権になって住宅政策はどう変わるのか。今はまだ日の出前の状況で、本番はまさにこれから。本紙は全力取材を続けるつもりです。

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2009年09月07日(15:27)

今週のスタート


◆今週はおもしろい取材が入りました。政権交代で実際に仕事や家づくりはどうなるんだろう・・。その不安をそのまま取材しようと思っています。そうです、取材先は民主党です。


「民主党政策集」を読むと、第一印象として住宅にかかわる政策がけっこう多いことに気がつきます。また、現状の政策を追認している部分もありますが、政策転換もかなりあるのです。


◆これからいろいろなことが住宅分野でも起きるかもしれません。予算措置も立法化もなされていない現状では、まだなんとも申せませんが、「エネルギー証明書(エネルギーパスのことです)」とか、建築基準法の抜本的見直しとかが、盛り込まれています。


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2009年09月07日(15:09)

先週の反省記

◆日本の民主政治史上初、といわれる政権交代選挙が終わりましたね。ボクは投票に行かなかった3割弱のうちの1人です。けっきょく、先週1週間は、パッとしませんでした。残念な気持ちと、結果はほぼ戦前の予想通りか、などニュースをときどき見ながら感じました。皆さんはいろいろな立場で投票されたと思います。
◆問題はこれからの政治です。ボクが期待していることは、第1に子育て支援政策(出産支援)、第2に地方分権(権限と予算の地方委譲)。集約すればこの2点です。
年金問題、医療費負担、食糧(自給率)、安全保障、CO2対策などありますが、ダメダメ日本から抜け出すためには、中核の問題を劇的に解決する必要があります。それは少子高齢化といわれる少子の部分と、地方の崩壊を加速させた原因を劇的に改善する地方への権限と税収の委譲だと思うのです。そしてこれをやれば結果として中央による地方支配が激減するわけです。


◆新聞を見ていると、今回の選挙結果を保守と革新、新自由主義と社会民主主義という政党の理念とからめて論じている先生もおられます。が、国民感覚はちょっと違うと思います。げんに小生のまわりをみると、現行政策の中でうまくいっている人たちに、保守的社会民主主義論者もいるし、新政策に期待する人に市場原理主義者もかなりいるのです。


◆いずれにしても、われわれ国民はしばらく見守るガマンが必要かもしれません。新政権が民間のように必死に働けば、われわれもすぐに結果をほしがったりはしないはずです。

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2009年09月02日(15:45)

インフルエンザ疑い・体験記

◆本人はいまだにインフルではないと思っているのですが、まわりはほぼインフルと決めつけているようなので、あまり反論しません。もう一度検査すれば結論が出るわけですが、タミフルを飲んでいるわたしに、再度病院に行く理由はありません。
◆これまでの経過はザッとこんなところです。

初日(8月30日)朝から体が痛く午前中には熱が上がる。夕方までは寒くて寒くて、熱が下がる気配なし。
翌日(8月31日)朝は37度台。検査の結果は陰性。薬をもらって帰宅。昼食後は仕事をして、夕食を普通に食べる。38度台に戻っていたがこの日は過ごしやすかった。
3日目(9月1日)なんとしても会社に行かなければならない理由があったにもかかわらず、体調最悪。会社に2時間ほどいて、戻ってきたらついに39度台を記録。38度台後半になるとまぼろしが見える。39度台になると眠っているというよりまぼろしを見ている感じ。そのまぼろしが毎回同じなのだ。単純だが絶対に解決できないこじれた事柄。
こんなに熱が出るってことはやはり「あれか」? 39.6度を午後4時ころに記録するも、その後は徐々に熱が下がるのがわかる。何せ鼻水もノドの痛みも咳もないから、発熱だけに神経が集中し徐々に体温変化に敏感になってくる。夕食後に37度台に低下する。
4日目(9月2日)朝測ると36.8度。ようやく平熱温度帯へ。ただ小生、低体温のボーダーとされる36度ちょいが平熱なので、まだ平熱と言えず。仕事中は普通に頭が回りました。いや、以前よりいいかも。熱で老廃物が燃え去った感じです。

◆万が一、インフルエンザだった場合、完全に熱が下がってから丸2日は外出禁止だそうです。もうちょっとおとなしくしております。この間わが家ではどうだったかといいますと、基本、個室に隔離です。自分は熱があると眠っているほうなので、個室隔離されても苦にはなりません。ただ、ときどきリビングに進出するたびに"ばい菌が来た"とばかりに追い返そうとする女房には参りました。
◆「新型」であればなおのこと、家庭内感染は避けたいと誰しもが思うでしょう。特に子どもと老人、心臓と呼吸器系疾患持ちが重症化の恐れアリでしたか。


◆ところで、小生は世間の関心とちょっと違ったところで今回の新型流行の報道に接していました。日本では『湿度が低くなるとインフルエンザにかかりやすい』といわれています。しかし公衆衛生の先生に取材しましたが、そんなことは確かめられていないそうです。逆に、香港では「インフルエンザは湿度の高い雨季に流行する」とも言われているそう。今回の新型流行は空気が乾燥した時期ではありません。
◆このことがどうして関心を引いたかというと、機械による強制換気は低湿度をつくり出す。それはインフルエンザ感染の確率を高め悪いこと、という論法があるからです。ここでいう強制換気とは第三種(排気型)換気と、熱交換換気のうちの顕熱交換といわれるタイプを指しています。インフルエンザ感染を予防したいなら全熱交換がいい。そんな結論はあり得ないことを、「新型」が証明している格好です。
◆「空気齢」という言葉があります。空気の年齢、若いときは新鮮、高齢になると汚染という理解でいいと思いますが、インフルエンザウイルスが、ある家の室内に入りこんでいる場合、大切なのは空気齢です。室内の空気をいつも若く保つことができれば、ウイルスは除去できるはず。そうするとしっかり機能する換気こそがウイルスから家族を守ることになります。まあ実際は守るとか何とか大げさな話ではなく、あくまでイメージの話ですよ。


インフルエンザでこんなに書くことが増えるとは思いませんでした。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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