2009年06月04日(19:14)
拝啓 札幌市長様 真意をうかがいたい
◆6月4日、今朝の北海道新聞・札幌面に市長のインタビュー記事が掲載されておりました。その中で大いに引っかかったコメントがあったので、ぜひ真意をうかがいたいと思います。
以下引用。
「官製談合の再発防止に向けて、OBの再就職を厳しく規制した。姑息(こそく)な利益を求めてOBを受け入れる企業側の動機はつぶすことができたと思う。・・・」
◆このコメントがただ単に道新の客観報道?の結果なのか、意図があるのかも大きな疑問ですが、そのことより小生が知りたいのは、この発言からうかがわれる市長のお考えです。「市役所職員は神聖・聖職、民間は利益を求める姑息(こそく)な集団」と読めます。
◆天下りによる弊害は、役所側だけの問題でないことはよくわかります。むしろ、退職後、そのスキルが生かされる職に就くことは社会のために有益なはずなのに、とも思います。◆ただ、民間はこの問題の本質がそういうきれいごとではない部分にあることを知っています。その本質とは、許認可権限を持つ役所がその地位を利用し、または新たに許認可事業を増やすことで天下り先を確保しようとしていることにあるのです。これは札幌市さんに限らず、むしろ官僚を筆頭とした我が国の制度の問題でもありますが、市長は民間出身だからこそ、問題の本質に切り込み、公益の観点から必要のない許認可を整理することができるのではないかと期待しておりました。(こちらの平成15年6月17日記事)
◆市長は2期目も「市民の目線」をかかげて当選されたはずですが、この発言は役所目線そのものです。
小生は市民税を払う一市民として、この発言の真意を問いたい。
北海道新聞の切り抜きを用意しましたが、著作権上まずそうなので載せません。
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