2009年05月29日(19:51)
今どきは誰でも持家、ではない。
◆今年はぜんぜん家が建っていないのだが、そんなことを女房に話したら「そうらしいね。でも自分のまわりは家を建てようとしている人や建てている人がとても多くて、そういうふうには思えない」という答えが返ってきた。確かになあ。身の回りに起きている出来事がすべて、といえばそうだし、それにしても統計上、家は建っていない。4月の持家着工は前年比21%のマイナスだ。◆身の回りがすべて、ということで思うのが、「そんなお金はない」という言葉。小生がこう言うときは正真正銘お金がないとき。だいたいサイフに6~7,000円になるとこういう発言になる。しかし世の中には2万円程度でもこういう人もいるし、家計について言えば、生活が大きくなってお金がないのも、慎ましやかに暮らしてお金がないのも、言葉の上では同じだ。◆そんなことをつらつら書いたのは、安定した職種の方は生活が大きくなりがちで、家を建てるときに意外と支払い可能額を小さく見る場合があるからだ。なので「あの人、お金がないとか払えるわけないとか言ってたのに、さっさと家を建てて出ていった」という話が出てくる。また、家に興味があるかどうかでかける額が変わってくる面もある。今どきは誰もが持ち家志向、というわけではない。
DIYで建てている家もある。左は練習のために建てた小屋
コメント
価値観の違いと言う事なんだと思います。
勿論、自身の収入や生活水準等でも違うんだと思いますが、それだけでもありませんね。
生まれ育った環境や教育でも大きな差が出てきます。
その辺りも、言い換えれば「身の回りが全すべて」と言えるかも知れません。
それと、その人の感性。
例えば、断熱に関する考え方も、言い換えれば「価値観」の問題で、「身の回りがすべて」とすれば、身の回りに無かった物、経験した事の無い物、知らない物に関しては、価値観を見出しにくい。
それでもそれに価値観を見出せるのは、その人の感性なんだと思います。その感性の無い人に、価値観を感じさせるのは難しい。
借家に住むか、持ち家に住むか。中古住宅に住むか、新築するか。これも価値観。
私の場合だと、結婚するまでずっと持ち家に住んでいましたので、結婚して中古住宅に住んだり借家住まいの時でも、「持ち家」と言う意識ずっと有って、「自立した」と言う感じがしなかった。
私は、自分の価値観の中から抜け出せていないのだと思います。
なべやん(2009-05-29T22:21)
「価値観を見出せる」 というのは、未知の世界を想像する力だったり、他人の専門知識を信じてある部分を任せることだったりします。
自分の世界から抜け出す というのはかなり難しいことですね。
まるへん(2009-05-30T09:59)