2009年03月26日(16:18)

原稿を初アップ

090326_karamatsu.jpg◆つい先ほど、「札幌良い住宅jp」に初の原稿をアップしました。取材は今月11日。前日の夜から緊張しました。20年たっても初めての仕事は緊張するものですね。いい経験です。「札幌良い住宅jp」は企画・運営の中心が30代半ばの団塊ジュニア世代、サイト設計と管理が20代半ばという若いコンビです。今後は女性ライターの起用が多くなりそう。◆46歳になった小生は、ひとりの記者として参加したいと思っています。僕らの世代だってだいぶ上がりとは言え、家づくりを考えている方は少なくないし、いちおう、それなりの取材スキルもあるつもり。◆お昼前に次号(4月5日号)の北海道住宅新聞・紙面計画をつめました。「これおもしろい」と思わずひざをたたいたのが副ヘンが出してきた"木を何本植林したら年間の暖房によるCO2排出を帳消しにできるの"という記事企画。大手ハウスメーカーなどが"エコ化で杉の木何本分"みたいなPRをしています。こういう話が大好きな方もそうでない方も楽しめそうですよ。まだ記事も上がっていないうちからワクワクしています。実は、われわれ人間は生きているだけで罪深い!!

カテゴリ:日記 |

コメント

>木を何本植林したら年間の暖房によるCO2排出を帳消しにできるの"という記事企画。

こう言うのって、結構好きです(^^;。
仕事場では、「何坪の田んぼがあったら、家族4人分の米が自給できるか?」って話しで盛り上がった事があります。
じゃ、社員全員の分の米を、会社として自分達で作って自給するには?とか。
農業関係の会社としては、悪くない取り組みだとか、逆にお客様である農家さんを裏切る行為かも知れないとか、かなり盛り上がりました。
ちなみに、米農家の平均的な単位面積当りの収穫量から行けば、約150坪位の水田があれば、家族4人分は自給できる事になりそうです。それに、通常の家庭菜園150坪位と、養鶏なんかをやれば、もしかしたら完全自給も夢じゃない... ような気がしません(^^?。

なべやん(2009-03-26T22:05)

なべやんさん、おはようございます。
食べ物のほうは水田と菜園を用意できそうですよね。ただし、労力がない?? エネルギーのほうは労力はまあ何とかなるとして、ちとムリ。年灯油換算で800リットルとして、カラマツ40本あれば、10数年後には帳消しになる。ただし間伐があるので4倍植える必要あり。それを毎年植林すれば、計算上は帳尻ですが・・・。

まるへん(2009-03-27T07:46)

なべやんさん、まるへんさん

おひさしぶりです
自給自足ですが、問題はそのコストです。
消費者すべてがこのような感覚を持てば、昨今騒がれている自給率の向上も夢ではないのですが...
輸入される安価な食料を買い求めざるを得ない、現在の経済状況が最大の問題かもしれませんね。

k(2009-03-27T12:28)

受け売りで話すのもどうかも思いますが、肥料の高騰で生産コストが上がる、赤字経営になる、みたいな話が短絡的に報道されますが、肥料の投入量を変化させると収穫量がどうなるかの基礎資料もないそうですね。一方で消費者はリスクは多少あっても空腹は耐えられない。それともう一つ、政府が守ろうとしているのは北海道の農家ではなく本州の零細規模・兼業経営農家ですよね。それなら北海道の農家は消費者の側にたって減反廃止・搾乳調整反対などを展開したほうがいいと思うのですが、それはあまりに事情を知らないものの絵空事でしょうか。

まるへん(2009-03-27T12:57)

kさん
問題は、経済状況と言うか、私は小売業が問題なんだと理解しています。私も大阪時代は小売業だったので、経験的にそう思っています。

まるへんさん
化学肥料の高騰は事実で、近所の年商約3000万円位の畑作農家の試算では、約200万程度の経費増になるようです。
ただ、代わりに堆肥等にシフトする流れもあるようです。
肥料の投入量の増減と収量の関係は、一概に言えない所があります。残存肥料の状況や、耕起の仕方にもよるようです。基本的には、肥料を減らした年の収量は余り変わらない可能性が高いが、耕起の仕方を変えなければ、2・3年で収量は減ると言うのが経験的な考え方の様です。ただ、見方を変えれば、肥料を減らしても、耕起方法等の栽培方法を工夫すれば、収量を維持出来る可能性はあるとわが社では思っています。
搾乳調整反対などは既にやっているようですが、なかなか難しいですよね。

なべやん(2009-03-27T18:29)

なべやんさん
ありがとうございます。収量が仮に減ってもつまり売上げが減っても費用を抑えられればいいという面もありますよね。
小売りが問題だと言っても、小売業は売れるものをそろえなければならない。これは住宅も同じですが、そうしないと消費者が離れるのではないですか?

まるへん(2009-03-27T21:12)

まるへんさん
別の視点で見れば、収量が減っても、売却金額が増えれば良いとも言えます。つまり、収穫物の販売価格が上がる事。あるいは付加価値を付けて販売する事などです。
ただ、販売価格は多くの作物の場合政策価格である意味固定であったり、政策に左右される事がほとんどですし、それ以外では市場が決める価格となり、天候等での必要以上の収量増や収穫時期の接近等でも大きく左右されます。
つまり、外的要因が多すぎる。
ただ、販売を農家自身で行う事などでそれを防いでいる所も増えている。
やり方は沢山ありますが、ノウハウや設備、資金が必要な事も多く、一朝一夕にはなかなな難しいのも事実です。

小売業の問題と言うのは、それに伴う物流経費の問題なども含まれます。農作物の規格等は基本的に小売や物流の視点・都合から決められる事が多い。しかし、農業は工場ではありませんから、簡単に規格に合うものばかりは出来ない。それと、その規格が必ずしも消費者の欲する規格では無い事も多い。
消費者の欲しい物を必ずしも小売業が揃えているとは私は思いません。実は、小売業の都合の良い物を、「良い物」として販売しているような感覚を私は持っています。

なべやん(2009-03-28T00:27)

なるほど。
作り手、売り手の都合でコントロールされている面はありますね。

まるへん(2009-03-28T06:03)

なべやんさん、まるへんさん

知らない内に盛り上がっていますね...

昔々(多分15年くらい前)ある水稲農家が言っていた言葉を思い出します。
それは、虫や病気を防ぐために農薬をまいていた時に聞いた言葉です。

「これでいいのか!これでいいのか!死ねー死ねー!」

これは「虫」に言っていた言葉ではありません。
「消費者」に言っていた言葉です。

言葉は悪いところがありますが、農家の心情をよく表した言葉かと思います。

農家は安全で良質なものを作りたい。
が、消費者が欲しいものとのギャップ(経済・気持ち)に苛まれている。

そんなことがありました。

k(2009-03-30T16:39)

Kさん
ふかいー話ですね。生産者の心も、消費者の気持ちもどっちもお互い届かない現状があるのでしょう。
札幌あたりの都会の消費者は、農業問題、例えばドーハラウンドのことも、肥料など生産コスト上昇のことも関心がない。生活があまりにも農業と離れてしまっているのが原因だと思います。
札幌に杉原という地場スーパーがあります。地場の食材などにこだわっているのですが、その効能書きを読む人は、決まってキレイな身なりの人たち。一般庶民は、地場産材が仮に値ごろだったとしても、読んでから買うなんてことはしない。お金を持っているかどうかも重要だけど、そうでない部分もかなり大きいように思います。みんな忙しくて細かいことまでかまっていられない現実もある。そうやって気がつかない危険が身の回りにごろごろある。実は住宅も同じで、気がつかないと寒い家をつかまされるかもしれない。
本当は住宅も食品も、消費者が気がつかなくても安全・安心な商品が提供されるべきだと思います。しかし現状がそうでないことを消費者は知らない。
この問題はとても大きな問題だと思うのです。
長々と書きました。

まるへん(2009-03-30T18:01)

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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