新聞記事

2014年03月25日号から

特集 Q値1.0Wが目標に

 これからの住宅の断熱性能として、Q値1.0Wを目標とする住宅会社が増えている。今年の本紙アンケート調査結果ではQ値1.0Wが必要と考える住宅会社の割合が4割近くに達し、2年前のほぼ2倍に増加。Q値1.0Wが住宅会社の共通目標となってきた。

住宅会社、4割近くがQ1.0W目指す
この3年間でほぼ倍増

20140325_01_1.jpg 『2014年は断熱がどの程度必要と考えますか?』―。
 これは今年の本紙1月5日号で取りまとめた「消費増税前後の景況感とこれからの家づくり」アンケートの設問の一つ。回答結果は「Q値1.0W相当」と「北方型ECO相当(Q値1.3W以下)」が37%で並び、続いて「次世代基準相当(同1.6W以下)」が23%となった。
 ここで注目したいのは、「Q値1.0W相当」と回答した割合の変化。必要と考える断熱性能について、本紙では読者に3年続けてアンケートの中で訊ねているが、2年前に「Q値1.0W相当」と答えたのは20%で、「北方型ECO相当」の49%、「次世代基準相当」の22%に及ばなかった。しかし、昨年は「Q値1.0W相当」が27%となって「次世代基準相当」を上回り、今年は37%で「北方型ECO相当」に追いついた。
 この間、「Q値1.0W相当」は18ポイントアップ。「北方型ECO相当」は12ポイントダウンで、「次世代基準相当」はほとんど変化がない。これは、必要とする断熱性能を北方型ECO相当からQ値1.0W相当に変更する住宅会社が増えていることを表している。
 こうした流れを読み取ると、今後はQ値1.0Wが断熱性能の共通目標になりそうだ。

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