新聞記事

2013年05月05日号から

連載記事2回目 北の国から2013 集結 〝飛び道具〟は本当に省エネなのか?

20130505_2.jpg 富良野のエコ住宅視察は、一般消費者、建築会社、設計事務所、ブンヤという異色の組み合わせになった。そのことで、自分と違う立場のいろいろな見方をライブで聞くことができる実りの多い視察だった。さて今回は、最も関心の高い太陽光発電。

積雪・寒冷地での太陽光発電

 Nさんは2009年に設置して丸3年間のデータ(日別も)を保存している。当初から後付けする予定で6寸こう配、約30度の三角屋根になっている。パネルは国産S社で5.12kW、パワーコンディショナー(パワコン)は4.5kW。パネルは横1段ずつ4回路でパワコンにつながっている。
 方位は南南東で日影をつくる建物や電線などの障害もなく、ほぼ最高の条件。年間発電は、目安といわれる容量×1000=5000kWhの大台に乗ったことはなく、4600~4900kWh台で推移している。市内では容量×1000に達している家もあるといい、これについてはパワコンの容量不足も考えられる。購入前のシミュレーションは5200kWhくらいだったという。
 積雪期の発電はどうか。冬場は20日以上連続して発電ゼロの日もある。雪が載ってしまうからだ。「発電モニターを見ないことにしている」とNさん。冬場の発電量はたかがしれているとわかっていても、発電ゼロの日が続くとすごく残念だそうだ。


連載初回を読みたい方は、以下のページから伝言欄に「4月25日号から見本希望」とご記入の上、試読紙をお申し込みください
https://www.iesu.co.jp/publication/newspaper/


試読・購読のお申し込みはこちら 価値のある3,150円


関連記事

powered by weblio


内容別

月別

新着記事