パラマウント硝子工業(株)北海道支店は、マット品として最高レベルの熱伝導率(λ・ラムダ)0.035Wを達成したグラスウール断熱材「太陽SUN」「サンツーバイ」の受注販売を開始した。
高性能グラスウール「太陽SUN」は、一般的な16K品がλ=0.038W、105㎜厚での熱抵抗値は2.8。これに対し、新タイプはλが0.035W、105㎜厚での熱抵抗値が3.0、120㎜厚では3.4となり断熱性能がアップ。ツーバイシックス用のサンツーバイでは、これまでの熱抵抗値3.7が4.0と0.3ポイント高断熱化する。
グラスウールの繊維径と密度の調整によりボード品並みの高断熱化を実現。現行の24K品よりも高性能となる。充てんプラス外張りなどの複合断熱が増え、電力不足などを背景に高断熱化に関心が高まる中、充てん用グラスウールの高性能化で壁体の平均熱貫流率(U値)向上に貢献する。
同社の試算によると、太陽SUN16K の105㎜品から新タイプに変更することで、平均熱貫流率を変えずに窓1窓を追加できる程度の効果があるという。
価格は太陽SUN16K品に対し11%程度のアップに抑えた。
本州も含め、問い合わせは同社北海道支店へ(江別市工栄町11-1、tel. 011-590-8800)。ホームページはhttp://www.pgm.co.jp/こちら>>。
[写真]充てん断熱用に開発したλ=0.035Wタイプ