新聞記事

2012年05月05日号から

読者のつぶやき

◆余裕のある家づくりを
札幌市 工務店 社長
 お客さまは予算を全部家本体につぎ込もうとしますが、当社では完成してからどう住まうのかを大事にしています。そうすると、物置や外構なども予算のなかに組み入れるのでお客さまのご予算が3000万円なら家は2700万円ぐらいにした方がいいとアドバイスします。しかし、いくつかの会社と競合すると他の会社は予算ギリギリのプランで見栄えするプランを提示しようとするので、私たちの考え方がお客さまに伝わりにくいのが残念なところです。


◆まずは一度やってみることが大切
旭川市 工務店 社長
 ここ数年は補助金への対応が重要になりましたが、中には仕事の手間が増えるという理由で、お客様にわざと補助金の話をしなかったり、お客様から聞かれてもごまかそうとする同業者もいるようです。私も最初は面倒だと思いましたが、慣れてしまえば思ったほどではなくなりました。まずは一度やってどんなものか体験してみることが大切なのではないでしょうか。お客様のメリットになることを嫌がらずにやることが、今後の仕事にもつながっていくと考えています。


◆冬季の暖房費
札幌市 工務店 社員

 東日本大震災以降の節電意識向上もあって、住宅の光熱費に関する関心は以前よりも高い気がします。顧客には新築すれば家電や照明、暖房機器が増え、光熱費も高くなるという傾向があることも伝えたうえで、住宅の断熱性能を高めることで、冬の暖房費がいくらになるのか、その実績を当社の施工物件を元に示すと関心を示してくれます。断熱工法や性能の話より、結局暖房費いくらかかるのか実績を見せてくれた方が良いと言われます。

◆遊びも大事か
札幌市 工務店 社長

 最近嫁の友人、友人の友人などと大人数で出掛けたり、食事をしたりする機会がたまたま多くて、その際に、我が家のリフォームを考えていたんだけど...と商談のきっかけをもらうことが数回ありました。いろんな世代の男女と、プライベートな付き合いが広がると仕事の面でもなかなかいいことがあるなと感じました。普段から業界内のこと、社内のことばかり気にしているより、いろんな出会いを大切にすることも大事だなと感じた次第です。


◆HEMS付けると都合が悪い?
道南 住宅会社 社長

 エネルギーの見える化に当社も挑戦しようと、モデルハウスで電気・ガス・水道のエネルギー使用状況がモニターでわかるHEMSを設置することにしました。ところが水道専用の流量計を見た役場の人間から、水道の使用量を測るのはやめてほしいと言われ、ちょっと一悶着に。どうやら水道メーターより使用量が少なく出た場合、役場にクレームがくることを心配している様子。そんなに信頼性が低い水道メーターを使っているのかと勘ぐってしまいました。


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