新聞記事

2012年02月05日号から

読者のつぶやき

◆スマートハウスより先にやるべきこと
信越 住宅会社 社長
 昨年の震災以降、大手を中心に太陽光発電や蓄電池、HEMSを搭載したスマートハウスの宣伝が活発になっていますが、やるべきことの順番が違うのではないかという印象をぬぐい切れません。機械は初期性能をずっと維持できませんし、いずれ壊れます。それより欧米に比べたらまだ低いレベルにとどまっている断熱性能を高めるほうが先でしょう。特に本州では少なくても北海道の平均レベルまで断熱性能を上げる必要があるのではないでしょうか。

◆お客さまを迎えに行って失敗した
道南 工務店 社長

20120205_03_01.jpg 差別化した住宅を造っているので、お客さまの意識もわたしたちの土俵に乗っていただくことが大切になります。もちろんその土俵に上がってもらうような営業・宣伝活動を行うわけですが、紹介でお越しいただいたお客さまで、とても手こずったことがあります。曰く「光熱費が高い」と。それはそうです。小さな賃貸アパートから大きな戸建てに移るのですから、断熱性が高くてもどうしたって光熱費は高くなる。要するにわれわれがご提供する住宅の付加価値を認めていないのです。そういうタイプのお客さまでしたから、ミスマッチなのです。それ以降は安易に紹介客に飛びつかないことにしました。むしろ、しっかりした情報発信をすることで、当社に関心を持ってくださるお客さまを選別したいと思っています。そうでないと、お客さまの期待を裏切るし、当社は大切な"時間を浪費"することになります。

◆補助制度をコロコロ変えるな
オホーツク 工務店 専務
 来年度から中小工務店が建てる長期優良住宅への補助は、地場で木材関連の業者らとグループを作って仕様などを国に提案し、採択されるのが条件になるそうですが、なぜこれまでの木のいえ整備促進事業を続けないのか、非常に疑問です。木のいえ整備促進事業は3年続けてやってきて、ようやく申請手続きや完了報告の作成などに慣れてきたところ。それをまた1からやり直しみたいなことをするのはおかしいのでは。中小工務店のことを本当に考えているとは思えません。


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