新聞記事

2011年12月15日号から

読者のつぶやき

◆まさかそんなことを・・・
道央 設計事務所 所長
 少し前、あるお客さまの希望を取り入れて設計すると、ご予算を300万円ほどオーバーする住宅がありました。値引きを何度も迫られ、それが無理と分かるとお客さまはなんとその図面を持ってローコストが売りの住宅会社に「この図面で見積もってくれ」と行ったそうです。ところが、さらに300万円以上高い見積が出た上、よく見ると造作などは「同じ仕様では不可」など×印がついてこちらに戻ってきました。「だから言わんこっちゃない」と心の中で思いました。


◆倒産が気になる
札幌市 建材メーカー 所長
 最近、今年の倒産会社データベースを作っていたのですが、今年は結構工務店様の倒産が多いようです。札幌も有名な会社が倒産しましたが、道南も多いですね。それではハウスメーカーが元気かというと、派手な宣伝をしている割に昨年より棟数を減らしている会社もありますし、必ずしも良いとは言えないようです。来年は税率アップ前の駈け込み需要などもあり、棟数が増えるのではと期待していますが、引き続き厳しい状況が続くと気を引き締めています。


◆サービスされることに慣れている
札幌市 住宅会社 設計スタッフ
 お客さまとの打ち合わせが長引くということは、今や当たり前ですが、そのやりとりの中で感じるのは、お客さまがサービスされることに慣れていることです。ただ、家づくりにハッキリとした方向を持っていない場合も多く、ヒアリング・提案・ナビゲート・決定という道をたどります。ナビゲートというのが今までなかった作業ですね。提案しても本人たちは決められないので、決断を促す誘導が必要になります。これが時間がかかる最大の要因だと思います。


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