C値0.5以下と風密性
Q...節電や生活スタイルの見直しなどの影響で、われわれ住宅業界もいっそうの省エネ住宅を提案する必要があると思い、来春からスタートする予定です。ただ、この地域は風が強いため、換気についてはいつも悩みます。どうしたらいいでしょうか(道南・工務店)
A...まず、強風地域で大切なことを整理してみたいと思います。その次に換気について見ていきましょう。
風が強い地域は、言うまでもなく断熱性能が低下しやすくなります。
気密性能を高めC値を小さくするとともに、透湿・防水シートなどによって風密性能とでも言うべき風に対する気密性を高める必要があります。
風速と空気漏れの関係を調べた資料があります。
漏気によって実際にどれだけ熱が持ち去られるかを把握することは難しいのですが、気密レベルに応じて風が吹いた時にどれくらいの漏気量が発生するのかを計算することはできます。この資料と知見は、(有)北欧住宅研究所・川本清司氏によるものです。
それによると、風や温度差による漏気を一定量以下に抑えるために求められる気密性能(相当隙間面積=C値)は、強風地域では0・5cm2/m2以下になりそうです。
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