新聞記事

2011年08月05日号から

窓の外で日射をさえぎるとなぜ涼しいか

 今年は日本全国が特別な夏を迎えている。夏場の電力不足が心配される中、エアコンの運転を控えてほかの方法で涼しさを得ようという工夫だ。生活の知恵も大切だが、何より大切なのは窓の外で日射をさえぎること。ではどのくらいの効果があるのか。実測してみた。

遮へいすると屋外より涼しい

 同じ方位の窓で、1つは窓の外で日射をさえぎり、もう1つはそれがない窓それぞれの室内側に「おんどとり」を設置して、数日観察した。日射をさえぎった方のおんどとりを「よしずくん」、外部遮へいなしのおんどとりを「カーテンさん」と名づけた。
 設置面は南東で、直射日光の影響も受けることがあると思うが、夏の暑さの原因である日光を避けるようなことはせず、本当に窓辺において見守った。ただ、4日間はおんどとりを設置した窓を開けず、最後の1日だけカーテンさんの窓を開けた。
 この5日間、朝方雨が降った27日をのぞき、天気は曇りから晴れの天気が続いた。特に午前中はおおむね晴れた。
20110805_01_01.jpg グラフを見てほしい。見事に折れ線がそろってできた。日射をさえぎっていない「カーテンさん」は、最高気温が26℃台の日でも30℃を軽く超える。最高温度のピークが午前中になるのは窓が南東面だから。南西面で測定すれば午後にピークを迎えるだろう。
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