グラスウールメーカーで組織する硝子繊維協会は、北海道内で主力断熱材の1つとして使用されている24K(高密度)グラスウールを高性能16Kに置き換えることを推奨していく。
24K品と高性能16K品の断熱性能は同等。一方、使用するガラスカレット量の違いなどにより、高性能品に置き換えることにより年間生産量を約700t増やすことができる増産効果に加え、製造工程におけるCO2発生を年間1000t削減できるという。
断熱材は密度を高くすることで断熱性能を引き上げることができるが、高性能グラスウールはガラス繊維を細く密にすることで密度を変えずに同等の性能を実現できる。施工性の面でも優れている。これまで道内では24K品と高性能16K品が出回っており、住宅用断熱材と してはかなり高性能品に切り替わっているが、24K品も3割程度あるという。
そんな中、昨年から断熱材の不足が全国的な問題となり、今年3月に起きた東日本大地震によって、今後再び断熱材の品薄感が広がることも予測される。
また、国を挙げたCO2排出削減の動きもある。
24K品を高性能品に置き換えることで得られるメリットは多く、増産効果に加えCO2削減量は杉の立木7万5360本が1年間に吸収する量に匹敵するという。
同協会はハウスメーカー・工務店・商流に対して4月以降、高性能16K品への置き換えを推奨していく考えた。
詳しくは各硝子繊維メーカーへ。
新聞記事
2011年04月05日号から
硝子繊維協会が推奨
24Kから高性能16Kへ置換で増産・省CO2効果
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