新聞記事

2011年02月25日号から

iPad活用術(特集)

 ユーザーに施工事例の写真や建材・設備のカタログを見せる、図面を見て修正点を書き込む、仕事の予定やメールをチェックする―。どこにいてもこれらの作業を指1本でこなせる道具として、「iPad(アイパッド)」を導入する住宅会社が増えている。アイパッドで何が変わるか、そしてどんな使い方があるのかをここでまとめてみた。

使うメリットは?
20110225_01_01.jpg アイパッドに注目する住宅会社が増えている理由としては、まず「モニター表示装置」としての使い勝手の良さが挙げられる。例えば、ユーザーとの商談や打ち合わせの場で施工事例の写真や図面のデータを見せる時、ユーザーの目の前にサッと出して指先1本で次々に写真を表示することができる。ディテールや納まりをよく見せたい時などには写真の拡大も指先で直感的に行える。
 特にユーザーの自宅などや事務所以外では、この使い勝手の良さが大きなメリットとなる。写真や建材設備機器のカタログはすべてデータ化して入れておけば、いちいち写真を印刷したり、重いカタログを何冊も持ち運ぶ苦労から解放されるし、ノートパソコンのように起動してソフトを立ち上げる時間はほとんどかからず、ユーザーに画面を向けていることで操作がしにくいといったこともほとんどない。
 また、普段は携帯電話でユーザーや大工などと電子メールのやりとりをしている人も多いが、慣れていてもあの小さいテンキーを使っての文字入力はツライという声を聞く。アイパッドであれば画面表示のバーチャルキーボードとはいえ、ノートパソコンに近い感覚で文字入力が可能。ブログの更新なども携帯電話よりずっとやりやすい。
 このほか、現場見学会で施工事例の写真を音楽付きのスライドショーで見せたり、パソコンで管理している仕事の予定表や住所録などのデータを取り込むこともできるが、一番のメリットはユーザーの「興味を惹き付ける」ことができる点にある。発売当時はマスコミにもかなり大々的に取り上げられ、テレビコマーシャルもよく見かけることから、アイパッドを知らない人はほとんどいないだろう。商談や打ち合わせでサッと取り出し指1本で操作すれば、ユーザーとの会話も弾み、その場を盛り上げる効果も期待できそうだ。
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