新聞記事

2011年02月05日号から

札幌版パッシブハウス基準

新築・改修の素案決まる

20110205_01_01.jpg 札幌市が高断熱住宅の普及を目的として検討を進めている「札幌版次世代住宅基準」の素案が固まった。このほど行われた同基準の第4回技術検討会議(繪内正道座長、北海道大学名誉教授)で、これまでの議論を踏まえた見直し案を公表。新築・改修とも省エネ性能に応じて現在の北方型(次世代基準)住宅相当の"ミニマムレベル"からパッシブハウス相当の"トップランナーレベル"まで5つのレベルを設定した。補助金等による支援も予想され、残る2回の会議を経て3月には最終案が決定する。

2012年度開始へ

20110205_01_02.jpg 札幌版次世代住宅基準は、札幌市内の住宅が目標とすべき次世代の省エネルギー基準として、新築だけでなく既存住宅の断熱改修も対象に制度化を検討しているもの。地球温暖化対策の一環として、パッシブハウスを始めとする高断熱住宅の普及を図ることにより、家庭部門の暖房エネルギー消費量とCO2排出量の削減を進める考え。
 同市では有識者や市の関係部局長で構成する技術検討会議を立ち上げ、昨年9月から制度内容・施策などの検討を開始。基準内容や費用対効果、各種技術の検証、課題の整理などを実施。3月に最終的な基準案をまとめ、2012年度から運用を開始する予定だ。
 基準は「単純にQ値だけでなく、ドアの開け閉めやレンジフードの使用などで生じる換気量や、熱交換換気を採用した時の電力増加分なども細かく検証したうえで、現在の住宅の熱性能水準と住まい手の実際の生活をイメージして作成している」(繪内座長)といい、新築・改修とも1ミニマムレベル 2ベーシックレベル 3スタンダードレベル 4ハイレベル 5トップランナーレベル―の5つのレベルを設定している。

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