新聞記事

2010年11月25日号から

◆基礎体力より挑戦する姿勢

東北 研究所 職員
 自分は商売はしていないですが、商売を支える営業支援も行っており、いろいろな顧客をまわっていて思うんです。この30年で生き残った人たちは、みんな挑戦者でした。しかも現状に満足せずさらに新しいことに挑戦している。一方、経営の基礎体力がある会社でも、攻めないと資産を食いつぶし、結果廃業していきました。いなか、そして地方で生き残るためには、「挑戦」しかないと思います。そのとき必要な支援は保護ではなく、ムダな規制を取っ払っうことではないかと。

◆いつまで会社を続けるか
道南 工務店 社長
 最近は新築の仕事も減り、リフォームで食いつないでいます。こうなると心配するのは先行きのこと。自分で創業した会社なので、息子は継いでくれるものと思い込んでいましたが、東京に行ったきり帰ってきません。帰省したときに問い詰めると「跡を継げなんて、それはお父さんの都合でしょう」とまで言われてがっくりです。あと数年頑張って会社をたたんでもいいのですが、お客さんの顔を思い浮かべるとそれも無責任な気がして悩んでしまいます。

◆時代は変わった
道央 工務店 社長
 昔は手先さえ器用であれば工務店を立ち上げて家づくりをすることができましたが、今となってはその頃が夢のようです。構造やQ値、換気量の計算を行うためには数学や物理・化学などの知識が必要になりますし、関連法規や制度などが目まぐるしく変わる今日では情報を収集・整理・活用する能力も不可欠。若い人ならまだしも、年配の人たちにこのようなことを求めても、対応するのは難しいでしょう。私も面倒な計算や書類作成などは、すべて専務に任せています。


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