新聞記事

2010年10月25日号から

北方型登録千件超える

アシスト企画など3社に感謝状

20101025_03_01.jpg 北海道の推進する北方型住宅サポートシステムによる登録・保管事業の利用が1000件を超えたことを記念し、10月13日、札幌のホテルポールスター札幌で、感謝状の贈呈式と座談会が開催された。
 北方型住宅サポートシステムの登録・保管業務は、平成17年度に(財)北海道建築指導センターが道から指定を受け開始。19年度にはウェブ版を提供、20年度には北方型住宅ECOの超長期住宅先導的モデル事業で義務化、21年度には引き続き先導事業で義務化。これらにより平成19年度までは登録件数が200件未満だったのが以降3年間で800件追加と大幅に伸びている。
 当日は、登録保管件数が特に多い(株)カワムラ(旭川市)、(株)アシスト企画(札幌市)、(株)橋本川島コーポレーション(旭川市)の3社に感謝状が贈呈されたほか、同センターの辻博司理事長を座長に、行政や関係機関、上記三社の出席者などで座談会も行われた。
 「北方型住宅の建設普及に向けて」と題された座談会は、同センター・辻理事長が「北方型住宅は平成2年度から産学官連携で始まり、以来20年、道内の住宅の質、技術が大きく進展することに寄与できた。今後の展望について話し合いたい」と述べスタート。
 カワムラの川村隆副社長は「高性能住宅を実現するには仕組みだけではなく、断熱施工の意味や正しい施工法を施工者が理解することが大事。BISや工事写真の保管などは非常に活用しやすかった。他社との差別化、顧客からの信頼感にも結び着いた」と述べた。
 アシスト企画の岡本勝社長は「北方型サポートシステムは、ウェブ登録ができるようになった際、ルールに基づいて工事記録を撮影するということも含めチャレンジを始めた。登録の使い勝手が改善されるとなお良いと思う。性能的には気密に関しても高いハードルではない」と強調。橋本川島コーポレーションの村上雅人住宅事業部長は「住宅建設技術を磨くため社員全員BIS、BIS―Eを取得。今後も、より気候風土に適した高性能な住宅、自然エネルギーを活用した住宅を目指していきたい」と抱負を述べた。


<写真>
表彰を受けたカワムラの川村隆副社長(中央右)、アシスト企画の岡本勝社長(中央左)、橋本川島コーポレーションの村上雅人住宅事業部長(左)


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