新聞記事

2010年05月25日号から

手稲で初セミナー

地道な広報で上々の滑り出し

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札幌圏で断熱リフォームの啓もう活動と全道的な技術支援を目的に今年から活動を開始した「あったかリフォーム倶楽部(繪内正道会長、北大名誉教授)」は4月24日、札幌市手稲区民センターで初の市民向けセミナーを開催。参加した市民からは「こういう会なら安心して参加できる。また参加したい」などといった声が聞かれた。
 断熱リフォームへの理解と投資がなかなか進まず、またリフォームに対する消費者の不信感がいまだ根強い中、見込み客を集めるのは容易ではない。どうやって消費者にアプローチするか。
 あったかリフォーム倶楽部は、悩みに答えるセミナーを地域単位で開いていく方法を開始した。
 手稲での講師は3名。NPOさっぽろ住まいのプラットフォーム理事長で一級建築士の山本明恵氏が、リフォームのきっかけや考え方について説明したあと、断熱リフォームに対する公的補助について北海道R住宅先導的モデル事業推進協議会代表事業者で三王建設興産(株)社長の安田敦司氏、最後に断熱リフォームの実際例について河合良夫氏(札幌ホームテック(株)取締役)が説明した。
 当初、午後1時30分から3時までの予定が、実際は3時30分過ぎまで講演や質問が続く活気となり、最初としては大成功となった。
 告知については、広告を一切行わず、地域町内会への協力依頼と手稲駅のポスター掲示、ホームページでのイベント情報掲載程度。これで市民の参加が10名程度あった。
 セミナー終了後に簡単な相談会を実施。この折に相談を希望した1人が中古住宅の診断を依頼してきているという。
 当日の責任者だった札幌ホームテック・河合氏は「初回で反省もいろいろあるが、上々のすべり出しだったと思う。何より、1社ではできないセミナーなどの取り組みを行うことができる。コツコツ続けること、そして団体で取り組むのにふさわしい活動だと思う」と語っている。
 同会は7月に札幌市西区で市民セミナーを予定。また6月15日午後1時から、活動に関心ある会員以外の企業も対象にトステム札幌ショールームにて交流会を開く。詳しくはホームページで。
http://www.hsc.or.jp/rifoumu/


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