新聞記事

2009年06月05日号から

長期優良に最大100万円

先着順に対象住宅を決定

 国土交通省では、中小住宅会社が建設する木造の長期優良住宅に対し建設費の1割以内、最大100万円の補助を行う「長期優良住宅普及促進事業」の概要や申込方法などを発表し、4日から参加・交付申請の受け付けを開始した。補助金を受けるには8月7日まで同事業への参加申請(エントリー)、12月11日までに建設する住宅の補助金交付申請をそれぞれ行う。1社最大25戸まで補助を受けることが可能となっているが、補助金の交付決定は先着順となる。
 この補助事業は、中小住宅業者の長期優良住宅に対する取り組みと木造住宅の振興を目的としたもの。予算枠は約50億円で、1戸100万円の補助とすると約5千戸分に相当する。
 補助対象となる住宅は長期優良住宅の認定を受けることに加え、1.過去3年間の新築住宅供給戸数が平均54戸以下(木造以外の構造や共同住宅も含む)の住宅会社が建設 2.住宅履歴情報の整備・保管が行われている 3.棟上げが終わってから内装工事が始まるまでに現場を一般公開するなどが条件。北方型住宅ECOなど長期優良住宅先導的モデル事業の補助金を同じ住宅で受けることはできない。
 住宅会社単独での応募のほか、団体・グループでの応募も可能となっている。団体・グループの場合は代表者がまとめて参加各社の申請手続き等を行うことになり、必要事務経費として住宅に対する補助額の合計の1%が補助される。団体・グループでの応募でも補助を受けられる住宅会社の条件等は単独応募の場合と同じ。
 
補助金交付は5月
 補助を受けるにあたっては、1.8月7日まで同事業への参加申請(エントリー)を行う2.参加が認められたら12月11日までに建設する住宅の補助金交付申請を行う 3.補助金交付決定通知書交付後に着工する 4.施工中の現場の一般公開を行う 5.住宅完成後、引き渡しや住宅履歴情報の保管などがすべて終了した日から30日以内かつ来年2月10日までに実績報告書を提出 6.補助金交付額確定通知書の交付 7.来年5月上旬(予定)に補助金支払いという流れになる。
 このうち1.の参加申請と2.の補助金交付申請は同時に行うことも可能。また、2.の補助金交付申請は先着順に受理・交付決定され、予算枠の約50億円を超えた日で申請受付は終了する。
 申請書類や手続きに関するマニュアルなどはすでにホームページからダウンロード可能となっている。
 詳しくは長期優良住宅普及促進事業実施支援室(Tel.03・6214・5909)へ。
 
ホームページ:http://www.cyj-shien.jp/


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