建材レビュー
ロードヒーティングは便利だけど
親から譲り受けた家が古くなって建て替えすると決めたとき、悩んだのがロードヒーティングをどうするかでした。便利なことは身をもって感じていたのですが、灯油代がひと冬7万円以上かかるなど高くつきました。
そんなとき、近所のニュータウンへ行った時に「ゆうらく」のデモンストレーションをたまたま見て「ボイラーや電熱線不要で雪が融けるなんて、こんな便利なものがあるのか」と思いました。
契約予定だった住宅会社さんに話をしたところ、なんと「ゆうらく」を取り付けたことがあったのです。そこでさっそくお願いしました。
「ゆうらく」を含めた総見積金額も私たちの予算内に収まり、待望のマイホームが完成したのが平成21年9月。
ヒーティングにしたのは、玄関から道路までのアプローチ部分。車はガレージに入れるので必要なかったのですが、アプローチ部分の除雪も意外と面倒なもの。高いランニングコストを負担することはためらわれましたが、燃料代ゼロならいいかな、と。
常時運転だから、路面が凍らない
入居して半年過ぎましたが、「ゆうらく」のおかげで便利のひとことです。一晩で10~15cm程度の積雪なら、朝起きると雪は完全に融けています。燃料を使わずにここまで融けてくれたら何も言うことありません。
真冬に一晩20cm以上の雪が積もった時は完全に融けきるまで時間がかかることがありましたが、雪をどかすのが非常に簡単なので苦になりません。なぜなら、24時間動いているので路面が凍らないからです。
通常のロードヒーティングだと、間欠運転をしているので融けかけた雪が凍り付くことがあります。安全性という面でも優れていると思います。
付ける前は半信半疑な部分もあり、予算もあったので「ゆうらく」は1セットしか取り付けませんでしたが、使ってみると簡単で便利なので、もう1セット付けて広い面積をヒーティングすれば良かったかなと思っています。
ほんとうに燃費がかからない
「燃料費がかかりません」というのはほんとですねぇ。常時運転しているのに、ボイラーがないので外に出ても音がしません。かかっている電気代は温水を循環させるポンプ代だけだそうです。温水セントラルヒーティングや通常のロードヒーティングでも同じようにポンプが使われていますが、燃料代が大きいのでポンプ代を気にする人なんていませんよね。
「ゆうらく」の本体はそれなりに大きいですが、1階天井に収まっているので生活する上で不便はありません。運転音も聞こえませんし、やることといえば年に2~3回、付いているフィルターを外して掃除機で吸ってキレイにするぐらい。
これからロードヒーティングを考えている方がいらっしゃれば、「ゆうらく」を是非オススメしたいです。
■製品概要
「ロードヒーティングは贅沢品」、「雪かきから解放される一方、費用は月に何万円もかかる」―そんな概念を覆すのが超・省エネ型エコロードヒーティング「ゆうらく」だ。ランニングコストは、ひと冬で1万円以下に抑えられるという。
多くの住宅では、汚れた空気を屋外に排出(換気)するときに、暖房の熱もいっしょに捨ててしまっている。この熱をリサイクルして融雪に使うのが「ゆうらく」(旧・とけまるくん)だ。24時間動かしても、燃料費はまったくかからない。 (北海道住宅新聞 編集部)
■発売エリア・問い合わせ先
■レビュアー
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- 札幌市 Oさん
子育て真っ最中のOさん。新居はご夫妻が中心となってプランやデザインを決め、ガルバリウム鋼板のシャープな外観など、モダン系のデザインで仕上げた。住宅会社の対応にも大満足。
エネルギー価格高騰に影響されないヒーティングを
ロードヒーティング工事は、最近減ってきています。私は2つ原因があると思います。1つはエネルギー価格の変動です。灯油価格は一時1リットル120円に高騰したことがあり、今は下がったといっても70円台。一昔前40円台で使えていたのが夢のようです。
灯油価格が倍になれば、燃料代も倍になり、お客さまは節約のために運転を止めたりしますが、融雪効果は不十分になるので「付けなきゃ良かったね」ということになります。
もう1つは、予想燃費と現実との差です。工事前の費用見積では、「ひと冬の灯油代は7万円ぐらいになります」などとメーカーから試算値が出てきます。でも、私は内心「そんなに少なく済むのかな」と思っています。
雪の降り方、風の強さ、外気温など、さまざまな条件に左右されるのに、メーカーの試算はいつも安め。現実を知ったお客さまをがっかりさせたくないのです。
これからお客さまにお勧めできるロードヒーティングは、エネルギーをなるべく使わずに雪を融かすシステムじゃないかと思います。そうすればエネルギー価格の変動の影響を受けにくく、ランニングコストもかからないからです。
ゆうらくの魅力はズバリ「燃費」
北欧住宅研究所の川本清司所長の取り組みは、以前から注目していました。換気排熱を使って新鮮外気を加温する装置も施工したことがあります。そして、今回のゆうらくです。換気排熱を融雪に使う。「いいところに着眼されたなぁ」と感じました。融雪は、さほど温度が高くなくても大丈夫だからです。
降雪センサーによる間欠運転ではなく24時間運転が前提となりますが、ボイラーがいらないので燃費はゼロ。かかるのは融雪に使う熱を運ぶ湯水循環ポンプの電気代だけ。これがシーズン1万円以下です。常時運転しているため路面の凍結防止にもなります。
家をこれから建てるお客さまに、私から「ゆうらく」を提案すると『それ、おもしろいね。使ってみるわ』と言われて採用が決まった家もありました。
施工には熟練者のノウハウ必要
とても魅力的なゆうらくですが、実際に工事してみると、大変な部分もあります。通常のロードヒーティングは、ヒーティングの配管もボイラー設置も屋外工事のみで済みますが、ゆうらくは屋外の工事に加えて換気システムの排熱をリサイクルする熱交換器の設置など室内工事も必要です。このため、ロードヒーティング工事のノウハウだけでは性能を発揮することができません。特に換気システムの施工はノウハウが必要です。
幸い当社では、冷暖房工事や換気システム工事、ロードヒーティング工事などさまざまな設備工事の経験がありますので、比較的スムーズに取り組むことができました。
今後は、より良い施工法の研究も行いたいと考えています。私は技術者ですから、「もっと良くしたい、お客さまに喜んでもらいたい」という気持ちになります。
■製品概要
「ロードヒーティングは贅沢品」、「雪かきから解放される一方、費用は月に何万円もかかる」―そんな概念を覆すのが超・省エネ・エコロードヒーティング「ゆうらく」だ。ランニングコストは、ひと冬で1万円以下に抑えられるという。
多くの住宅では、汚れた空気を屋外に排出するときに、暖房の熱もいっしょに捨てていて『もったいない』ことになっている。この熱をリサイクルして融雪に使うのが「ゆうらく」(旧・とけまるくん)だ。24時間動かしても、費用は運転のための電気代だけ。 (北海道住宅新聞 編集部)
■発売エリア・問い合わせ先
■レビュアー
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- 札幌・(株)望月機工 部長 阿部 巌さん
設備工事歴二十数年のベテラン。数多くの施工現場を経験し、現場が大好き。「もっといい施工法はないか、お客さまに喜ばれるにはどうすればよいか」など、常に探求心を忘れない。











