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5人家族がのびのび暮らして暖房代は月7,000円! 札幌市北区・Sさん

拓友建設(株)

ライター 細川美香 | オーナー体験談 | シンプルモダン系 | 女性目線の家づくり | 断熱・省エネ・zeh | 趣味・こだわり系 | 2012.02.16

札幌市北区郊外の住宅街に建てられたS邸。ご夫婦とお子さん3人が広~いわが家でのびのび暮らして暖房代はたったの7,000円。「第2回北方型住宅賞 優秀賞」を受賞したデザインと性能のすごさを取材しました。
 

2台駐車可能な広い車庫、プライバシーに配慮した窓配置、さりげない物置など工夫がいっぱい
2台駐車可能な広い車庫、プライバシーに配慮した窓配置、さりげない物置など工夫がいっぱい
リビングからダイニング方向を見る。一般的なリビングよりも間口(幅)が広くゆとりがある。左右の柔らかな間接照明もあってくつろげる雰囲気だ
リビングからダイニング方向を見る。一般的なリビングよりも間口(幅)が広くゆとりがある。左右の柔らかな間接照明もあってくつろげる雰囲気だ
写真左橋が拓友建設の妻沼社長、右端がメグロ・アーキ・スタジオの目黒泰道さん
写真左橋が拓友建設の妻沼社長、右端がメグロ・アーキ・スタジオの目黒泰道さん
2階の共用ホール。お子さまの本などを壁付の本棚に収納し、写真右に吹き抜けにつながる扉がある
2階の共用ホール。お子さまの本などを壁付の本棚に収納し、写真右に吹き抜けにつながる扉がある
吹き抜けにつながる扉を開けると、キャットウォークになっており、手すり代わりに放熱パネル(左の白いもの)がある。暖房だけでなく、冷房でも使えるのは、地中熱ヒートポンプだから
吹き抜けにつながる扉を開けると、キャットウォークになっており、手すり代わりに放熱パネル(左の白いもの)がある。暖房だけでなく、冷房でも使えるのは、地中熱ヒートポンプだから
キッチンは吹き抜けから採光するので明るい。造作キッチンは見た目もスッキリ
キッチンは吹き抜けから採光するので明るい。造作キッチンは見た目もスッキリ
Sさんの要望で、トイレットペーパーを収納する棚を楽しい仕掛けにした(写真右上)。左の黄色い手すりは奇抜だが、実は実用性を考えたデザイン
Sさんの要望で、トイレットペーパーを収納する棚を楽しい仕掛けにした(写真右上)。左の黄色い手すりは奇抜だが、実は実用性を考えたデザイン
リビングの一角に、勉強コーナーがある。勉強に疲れたら、外の景色を眺めて気分転換
リビングの一角に、勉強コーナーがある。勉強に疲れたら、外の景色を眺めて気分転換
キッチンとダイニングの間には、巨大なホワイトボードがある。ん~、なになに。奥の細道ですか。これは覚えられそう
キッチンとダイニングの間には、巨大なホワイトボードがある。ん~、なになに。奥の細道ですか。これは覚えられそう

拓友建設が建築家とコラボする理由

お子さんが大きくなったので個室をと、新築を検討しはじめたSさん。住宅展示場やモデルハウスをめぐりましたが、4人家族向けになっているところが多く、5人家族はオプション扱いで、希望のプランを検討すると金額が大きく跳ね上がってしまいました。

また、家族がいつも集えるリビングを充実させたい、家事のしやすさを考えキッチンや洗濯室を広くしたいなど譲れない希望がいくつかありましたが、「対応できない」と言われることも多かったと言います。
 
最後に見たのが、拓友建設とメグロ・アーキ・スタジオがコラボしたモデルハウスでした。
木をふんだんに使った内装が気に入り、設計者の目黒泰道さんが質問に的確に答えてくれたこと、また真の自由設計ができると言われたことがご夫婦の心を動かし、「ここにしよう!」とスムーズに決まりました。
 
目黒さんはSさんの希望に対し、「絶対にできない」とは言わず、無理なことは別の方法を提案しました。また、今だけでなく年齢を重ねてからも使いやすい動線を考えた設計、光の取り入れ方、予算を抑えられる素材選びなど、積極的に提案してくれたそうです。
 
拓友建設の妻沼澄夫社長も、「オーナーさんの要望に対し、一歩進んだ形で応え、意味のあるプランを提案できることが、建築家に設計してもらう最大の良さ」と言います。
 
さらに完成してからも、何か気になることがあれば「妻沼社長も目黒さんも、連絡したらすぐに飛んできてくれます」と、アフターサービスにも満足しているSさんです。
 
 

行き止まりがなく自由に行き来できる家


さっそく奥様と、設計者の目黒泰道さん、拓友建設の妻沼社長にお家の中を案内してもらいました。1階は、行き止まりがない回遊式で、どこへ行くにもスムーズです。キッチンを中心に、ダイニング、リビング、小上がりの和室と仕切りがなくつながっており、余分な柱もなく広々とした空間です。
 
そのスペース全体が見渡せるアイランドキッチンはすべて造作しました。既製品に比べると間口が広く、作業スペースも広めにとっています。
 
また来客があってもキッチンの手元が見えにくいようカウンターを少し高めにし、その分を収納に利用するなどムダのない設計。お子さんも進んでお手伝いをするようになったそう。見せる部分と見せない部分を分けてメリハリ良く、やかんや鍋の大きさまで計って作った完全Sさんオリジナル仕様です。
 
リビングの奥の和室は、軽く腰掛けられる高さの小上がりになっています。これは、Sさんご夫婦が拓友建設のモデルハウス「HAKUA(ハクア)」を見てほれ込み、そのまま採用したもの。
 
「腰掛けながら上がれるので、親も座りやすいと喜んでいます」と奥様。ご主人はこの和室が大のお気に入りで、休日はゆっくりと壁際の机に向かってパソコンを使ったり、昼寝をして過ごすとか。
 
 

外からの視線を避け、2階から光を入れる


外側から見えるところには、南面でも大きな窓はつけずに外部からの視線を避け、隣の住宅と面した東側は、キッチンの上部を吹き抜けにして2階からうまく光を取り入れています。
 
目黒さんは、「奥様は当初、『上から見下ろすのが怖いので、吹き抜けは嫌』とおっしゃいましたが、2階の居住スペースから見えないようドアで区切る提案をしたら、『これならOK』と納得してくれました」と言います。
 
2階の中央は共有のホールスペース。一方、各自の寝室は小さくシンプルです。「子どもが部屋にこもらないでリビングに来たくなるようにしてもらいました」と奥様は言います。
 
 

家じゅう暖かくて快適なのに、暖房代月7,000円!


長い目で見てお得な暖房設備にしたいと検討した結果、地中の熱を利用する「地中熱ヒートポンプ」を採用しました。地中熱は冬でも夏でもほぼ一定した温度のため、冬は暖房に、夏は冷房に使えます。地下からの湧き水が冬暖かく感じ、夏冷たくて気持ちいいのと同じ原理です。
 
換気は排気に含まれる暖房熱だけを回収して室内に戻す「第1種熱交換換気」を採用。暖房の熱は地中からもらい、1度もらった熱は外に逃がさないという省エネシステムができあがりました。
 
1階はすべて床暖房で、ほんのりとした暖かさ。拓友建設はもともと道が推奨する「北方型住宅基準」よりずっと上の断熱性能を持った住宅を建てているため、床の温度を熱くする必要がありません。

足が冷えない程度の温もりがあれば、室内を快適に維持できるのです。「家の中のどこにいても快適です。玄関も暖かく、靴が乾くのが早い」と喜ぶ奥様。
 
省エネといってもSさん宅は通常の2軒分に近い61坪の広さがあります。それなりに暖房用の電気代もかかるのではないかと思いきや、「月7,000円ですよ」という驚きの答えが返ってきました。一ケタ違う安さです。
 
なお、この住宅は、次世代に受け継がれる価値のある良質で新しい北方型住宅に与えられる「第2回北方型住宅賞」 優秀賞を受賞しています。優れたデザインと徹底した省エネ・耐久性に配慮した住まいを実現する施工力が評価されたのです。
 
  

記者の目


動きやすさや家事のしやすさの工夫など、目黒さんの説明を聞いて「なるほど!」と感心することしきり。大きな家で、特別節電や我慢をすることなく暖房用の電気代が月7,000円という安さも、本当に驚きでした。

イベント・お知らせ

現在イベント・お知らせはありません。

拓友建設(株)の企業データ

編集部からの一言

設計は外部の建築家を起用することで様々なプランを実現できる
超省エネ住宅「Q-HOUSE」、コンパクトでライフスタイル重視の「K-HOUSE」が注目
外部の専門家を起用し、社内体制を膨らませない堅実経営を心掛けている
高断熱高気密住宅を研究・実践するグループ「北海道SHS会」の会長を務める。

住宅業界に詳しい知人が「結露・寒さが嫌なら拓友建設」と断言。私は工学部出身の税理士なので妻沼社長の施工に対する熱意と会社の経営姿勢の両方に納得できました。若い建築家夫婦とのコラボも実現し、実際に住んで3年、暖かく結露も全くなし。ライフスタイルに合った100点満点の住まいです(札幌市・K)

建築総額の傾向

施主、設計、施工の3者でつくる住まい

工務店にとって住宅性能追求はいわば本業。拓友建設株式会社はその点も特徴ではありますが、注目したいのは「Q-HOUSE」「K-HOUSE」といったユーザーニーズに沿った提案力や「ホームページが面白い」「建築家との連携」などといった点かもしれません。

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会社情報

企業データ

平成4年設立 資本金1000万円 
施工エリアは札幌市内・石狩市・小樽市・北広島市・恵庭市・千歳市、その他札幌圏

社内体制

社長1名・施工管理2名

過去の実績

累計136棟 過去3年間では合計新築約30棟 リフォーム工事も含め年間2・8億円前後

社名 拓友建設株式会社
住所

〒002-8006
札幌市北区太平6条2丁目1-12

TEL 011-773-2888
FAX 011-773-3171
HP http://www.takuyou.jp/

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