STV興発は性能志向系の住宅会社として、札幌圏の住宅業界では幅広く認知されているが、一般の住宅購入希望者から見ると「なぜテレビ局が家を?」と不思議に思われることもあるという。「道内NO1テレビ・ラジオ局のグループ企業として、質の悪い家をつくる訳にはいかない」という意識が家づくりに反映されている。
STV興発は住宅業界ではよく知られている会社ですが・・・
水野 そうですね。これまで560棟以上の住宅を建てさせていただきましたが、札幌市内の方でもSTV興発という住宅会社があることを知らない方の方がむしろ多いように思います。STV興発は、昭和48年に不動産業をスタートして宅地造成、マンション事業を始め、57年からは戸建て住宅事業を強化してきました。平成元年から今日まで、室蘭工業大学の鎌田紀彦先生を中心とする新住協の中心メンバーとして、北海道の住宅の省エネ性能の向上などを目的とした技術向上を続けてきた住宅会社です。
<写真:水野克保社長>
新住協の研修などでも積極的に事例発表などを行っていますね。
水野 例えば全棟気密測定の実施やセントラル暖房システムの導入、新住協が取り組んでいるQ1.0(キューワン)住宅にも早くから取り組んでいるので発表する機会も多かったのだと思います。
断熱性能に関しては、次世代省エネ基準値Q=1.6をはるかに上回るQ=1.0を新住協が目標値として設定した「超省エネ高性能住宅」=Q1.0(キューワン)住宅も他社に先駆けて建設し、施工上の課題を見つけ、超高性能の住宅ではどんな暮らしが実現できるのか、暖房費は実際にどれだけ削減できるのか、など様々な検証を重ねてきました。
<写真:地下鉄栄町パークタウン モデルハウス>
なぜ性能志向の住宅会社になったのですか?
水野 省エネ性能の高い住宅は、経済性や地球環境への貢献という面だけでなく、結露などが要因となって起きる室内壁の汚れなども少ないため、長く美しさを保てます。耐久性の高い住宅は将来の資産になります。こうした寿命が長くて資産価値の高い住宅を作っていきたいと思っております。
性能志向になった経緯としては、新住協の設立当初からSТV興発が参加したことが一つの理由。そして当社がSTVのグループ企業であるため、住宅事業においても信頼を得続けることを最優先したというのが性能志向の住宅会社になった要因だと思います。
不況の中で、住宅を建てたい方は、少しでも予算を抑えた家づくりをしたいと考えていると思います。その結果、住宅業界は、品質よりも価格で勝負をしなければ勝ち残っていけないような状況にあります。当社もコストダウンや価格競争には日々取り組んでいますが、ぎりぎりのところで長い間劣化しない建材、快適性がいつまでも維持できる設計・施工などを優先する意識が働きます。法令や品質を重視した家づくりをするという意識は全社員しっかり持っているのです。
今住んでいる住宅を直したいという建て替えの方、リフォーム、2世帯住宅、暮らし心地や快適性を重視する比較的年齢層の高い方が当社のポリシーに共感していただける方の住宅を建てさせていただくことがこれまで多かったと思います。決して若い世代の住宅づくりが苦手ということではなく、デザイン提案力も価格も他社にひけはとりませんし、モデルハウスでも魅力的な提案ができていると思います。ぜひ一度見に来ていただければと思っています。
<写真:2棟目のQ1.0住宅>
会社存続のために取り組んでいることは?
水野 これまで、STVのグループ企業という意識からか受注棟数拡大よりも、建てさせていただいたお客様への丁寧な対応、宣伝広告よりも口コミでの地道な評価向上などの意識が強かったように思います。札幌圏のお客様にあまり知られていない点を改善していきたいということが一つです。社員の業務研修でスキルやマナーを身につける、健全な財務状況を今後も維持する、競争力のある土地を取得する、リフォーム事業も積極的に取り組む、といった点は現在強化しているポイントです。
なお経営面では、住宅事業だけでなく、東京進出も果たした保険業務をはじめ、不動産管理・賃貸事業なども行っており、20年度も増収増益を維持しております。経営基盤という面では優位性がありますから、今後も健全経営を続けていきたいと思っております。
<写真:STV興発の社屋。(STV ANNEXビル4階)>
記者の一言
水野社長は「どさんこワイド」テレビ番組制作の経験もある住宅業界では異色の社長で顧客目線に立った発想があるところも魅力。STV興発に家づくりの相談をする方は、Q1.0(キューワン)住宅や住宅の省エネリフォームなどに関心の強い方が多いそう。しかし「しっかり長持ち、後悔しない家づくり」がしたいと思う方なら誰でも検討対象に加えてもいいのではないか。そう思います。
編集部からの一言
新住協とともに住宅性能向上に取り組み、Q1.0住宅など性能系住宅づくりで認知されている。
道内NO1放送局「STV」のグループ企業として、法令・品質等の遵守意識が高い。
住宅の快適性、省エネ&エコ性能、いつまでも美しさを損なわないこと、ライフサイクル対応を重視。
担当者によるアフターフォロー、接客をはじめとする社員研修を重視
オーナーがこの会社を選んだ理由
建築総額の傾向

社長インタビュー
STV興発は性能志向系の住宅会社として、札幌圏の住宅業界では幅広く認知されているが、一般の住宅購入希望者から見ると「なぜテレビ局が家を?」と不思議に思われることもあるという。「道内NO1テレビ・ラジオ局のグループ企業として、質の悪い家をつくる訳にはいかない」という意識が家づくりに反映されている。
[記事全文を読む]会社情報
| 企業データ | 昭和48年創業 主に不動産事業 昭和57年住宅事業開始 |
|---|---|
| 社内体制 | 住宅部門は8名(女性3名)。1級建築士3名、2級建築士5名。宅建主任者8名。気密測定士2名。 |
| 過去の実績 | 累計560棟 過去3年間では合計新築約30棟 |
| 社名 | STV興発株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 札幌市中央区北1条西8丁目 |
| TEL | 011-281-2545 |
| FAX | 011-232-0058 |
| HP | http://www.stvkohatu.co.jp/ |
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