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料理研究家 坂下美樹さんに聞く①「おいしい料理が生み出される場所」

| キッチン | 女性目線の家づくり | 家づくりの基本 | 2009.04.23

料理研究家・坂下美樹さんのキッチンは母としての調理場であり仕事場であります。
使い勝手を極めたアイデアと
9年前とは思えないデザイン性を兼ね備えたやさしいキッチン。

sakashita01.jpg 料理研究家・坂下美樹さんのお宅は、札幌市内の閑静な住宅地にあります。玄関の扉を開けた瞬間、子どもの頃の記憶がよみがえってくるようです。お腹をすかして、わが家に帰ったときの温かくやさしい家庭料理の香り。坂下邸には、そんなおいしい香りが立ち込めます。
 札幌にある坂下邸は築9年、大手住宅メーカーが設計施工。今お使いのキッチンも新築のときに作りました。設計プランから「キッチンだけは自作の設計図を出してそのまま作ってもらった」というこだわりよう。キッチンスペースがLDKのほぼ1/4を占拠しているのも、仕事柄、試作やレシピ作りで長い時間を過ごすこの場所が、坂下さんにとって、もっとも大切な空間だということが窺えます。
sakashita02.jpg 「9年も前のものだから恥ずかしい」と語る坂下さん。いえいえ、ていねいに使い込まれたキッチンは年数を感じさせません。建築当初は自宅キッチンが教室も兼ねていたこともあり、多くの人が利用できるよう、シンクとコンロが一体型の天板奥行き1200ミリ幅2800ミリという大きなアイランドキッチンとなっています。今となっては主流になりつつあるアイランドキッチン。当時はまだ珍しく、既成品を探すのに苦労したと言います。坂下さんは自身でキッチンメーカーを巡り、情報を収集しながら自分の足で探しました。
sakashita-madori.jpg 3人のお子さんのお母さんでもある坂下さん。一家にはルールがあります。「朝ごはんは家族みんながそろって食べる」「ソファに座るのは禁止」。これは、ソファに座るとキッチンに立つ坂下さんから家族の顔が見えないためです。「料理は対話することが大事なんです。食べる人の顔を見ながら塩やボリュームの加減をして料理を作ります」。坂下さんが考える心地よいキッチンは、食べる人の顔を眺めながら次から次へと料理が生まれる場所なのでしょう。
 
Profile-----
坂下 美樹(さかしたみき)
料理研究家・坂田蓉子の次女として生まれる。札幌在住で栄養士、調理師、製菓衛生師の資格をもつ。現在『ほくでん電化生活情報館マドレ』講師。著書に「なごみの食卓」(レイメイ刊)「北の恵みでパン&スープ」(北海道新聞社刊)ほかがある。

 
 
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