2017年2月

2017年02月19日(17:02)

川崎市(神奈川県)を横断してきました

2月17日(金)・18日(土)と川崎に出張していました。

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川崎がどこにあるか、北海道・東北の皆さんはご存じですか?
多摩川をはさんで東京都の南に広がり、すぐ南には横浜市が広がる。つまり、東京と横浜にはさまれた東西に長く南北にとても短いところにある100万都市です。川崎病とは関係ありません。

ボクは6年ほど川崎に住んでいました。公害・京浜工業地帯というイメージがあるかもしれませんが、当時は政令指定都市で最も公園の多い(広い?)町でした。実際、小型の公園がとても多く、西部に行けば緑豊かなのです。

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その川崎を、東は川崎大師(お大師さんとよびます)から西は向ヶ丘遊園の生田緑地まで、JR南武線と京急大師線に乗って移動しました。

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川崎大師はいちど行ってみたかったのです。厄除けのお寺ということで、この日も護摩行が行われていました。

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川崎駅のそばで用事を済ませ、次の目的地に向かったのですが、到着して驚きました。目的のお店が解体中だったのです。
目的のお店とは、ボクが2年ほど勤めたお店です。30年近く前のことですから、社員さんには知人はほとんどおりません。ただ、いるかもしれない人とこの30年の商売について話がしたかった(聞きたかった)のですが、残念です。管理ビルはシャッターが閉まっていて足がかりなしでした。
その後調べて、店が移転していたことがわかりました。調べてから行かないとダメですね。

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気を取り直して向かったのは、川崎市立の日本民家園です。
http://www.nihonminkaen.jp/

10年以上前にこの民家園のことを知り、川崎に行く機会があればぜひ寄ってみたいと思っていました。ところがここでもサプライズが。まず、ボクは自分が昔住んでいた地域の近くにあると思い込んでいましたが、ちょっと違った。そして一番の驚きは、開園が50年前(1967年)と聞いて。
自分が住んでいたころからあったんじゃないですか。ぜんぜん知らなかった。

民家園には本州と沖縄の古民家23棟が移築保存されています。そしてボクにとってのハイライトは、神奈川の民家がしっかり保存されていることでした。ここの民家は古民家再生という現代的意味の中での古建築ではなく、建てられた17世紀の生活と様式が保存されていることです。

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一番驚いたのは、スノコ敷き(竹)の床です。スノコの上にむしろを敷いて暮らしていた。板敷きもありますが、生活スペースはスノコだったらしいのです。
間取りはとても合理的で、ザクッとい紹介すると、横に長い建物の1/3が土間、残り2/3のうちの1/3はいろりがある生活スペース、土間の反対側に位置する1/3は板の間(客間)という間取りなのです。

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東北や長野、北陸の古民家を見る機会が多いので、神奈川や九十九里(千葉)の古民家は新鮮でした。寒さに対する備えはほとんどなく、かつ間取りもとてもわかりやすいのです。
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これが東北や北陸の合掌造りになると少し複雑になります。断熱性や気密性を実現する手法はないので、開口部が減って壁が増える、家が大きくなって大黒柱が必要になるといった違いがありました。
風が抜ける家か、風が家の真ん中に入らない家か、の違いともいえるでしょう。結果、寒い地域の家は光が奥まで入らないので暗くなるのです。

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最後のほうは少しかけ足になりましたが、1.5時間以上をかけて23棟全部を見ることができました。大満足です。

日本民家園は、新宿から出ている小田急線向ヶ丘遊園が最寄り駅です。新宿から21分! ちなみにボクはJR南武線・登戸駅から歩きましたが、そんなに遠くはありません。

ちなみにこの南武線、ボクがいた30年前は本当にいなか路線で、JR川崎駅の端っこに付け足しのようにホームがありましたが、沿線人口の増加でいまや立派な都市交通網のひとつです。快速もあって、川崎駅から登戸まで30分かかりません。

帰りは川崎駅からバスで羽田空港に向かうつもりでしたが、よく考えれば京急線が直通で走るようになり、バスは廃止(らしい)。30年の歳月を感じました。

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2017年02月15日(15:59)

3社の相見積もりでも電気パネルヒーターしか選べない

バレンタインデーのお昼に、東北海道にお住まいのこれから家を新築するかたからお電話がまいりました。

1.高性能グラスウール105mm+ウレタンボード20mm
2.フェノールフォーム50mm外張り
3.ウレタンパネル

これらの中でどの工法(業者)に任せるか、これらの断熱水準でいいのかを迷っているとのことでした。もし断熱強化するとしたら、窓か断熱か。


お住まいの地域は、冬は晴天が多く、強風が吹きつけるものの気温は道東としては温暖な地域。そこで白井は、窓をトリプルにするよりも、以下の断熱強化をおすすめしました。
高性能グラスウール105mm+ウレタンボードまたはフェノールフォーム50mm
こうすれば、6月に暖房を使う日が少なくなると考えたのです。

この話はもうちょっと続くのですが、そこははしょって暖房設備の話。
3社が3社とも電気パネルヒーターなのだそうです。1社がリビングにはエアコンをつけるそう。
これには正直ショックでしたね。
お客さまには事実上選択肢がないわけです。

1や2の断熱仕様は省エネ基準ギリギリです。電気パネルヒーターだけで暖房したら、一体いくらかかるのでしょうか。提案している会社は真剣に光熱費を吟味・試算したことがあるのでしょうか。

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〈痛ーいお注射が必要な気がします〉


しかも電気パネルヒーターに適したホットタイム22ロングの新規加入はこの3月末で終わります。
どうするの?

ボクは、エアコンをつけたほうが良いです、とお答えしましたが、この地域で新築する多くのかたは、いまでも電気パネルヒーターを選んでいる(選ばざるを得ない)のでしょうか。

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これから家を建てる北海道の皆さん、断熱も重要ですが、暖房もよく検討してくださいね。
 

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2017年02月11日(10:33)

熱環境を優先するか、暖房費節約を優先するか

札幌では徐々にトリプルガラスを装備した新築の戸建住宅が増えています。取材にうかがうと、ついついガラスを触ってしまうんですね。

わが家もトリプルガラスです。トリプルガラスは本当に暖かいですね。冷輻射を感じることはまったくありません。ただ、それは窓下に放熱器を配置しているから、かもしれないのです。

窓下に放熱器がなければ

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もし放熱器がなければ、冷気流が起きるのではないか。そう予測しています。というのも入居すぐのころ、居間階段の2階から冷気が降りてきて、ひどく寒い思いをしたことがあり、上の階の放熱器を適正な温度に設定し直したら、冷気が止まりました。
室温ではなく、気流が寒く感じさせるのです。

肌寒いとまでは感じなくても、床面を冷気流が走る可能性はある。

ところで、最近のトリプルガラスはわが家のものより高性能です。少しだけ室内の温度を上げてやれば、窓下に放熱器がなくても寒くないかも。とも思うのです。


もちろんベストは窓下に放熱器を設置することですが、断熱性能を高めて暖房費を節約し、断熱強化にかかった費用は安上がりにした暖房設備費で相殺する、という考え方もけっこう現実的かなと。
ただし、その場合は熱交換換気が必要になる気がします。給気レジスタから直接冷気が入る第3種換気では、冷気流を発生させてしまうでしょう。

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そんなことを思い巡らせながらうかがったのがこちらのお宅。ガンダム&トトロが美しく飾られておりました。

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冷気流の処理はかなり寒冷地に限定した話
 
自分、樹脂サッシが出る直前の時代の戸建て借家に5年ほど住んでいたことがあり、12月、1月と寒さが厳しくなるにつれて低気密住宅がどう寒くなるかを体感したんです。
あの当時の建物でも、外気が0度付近だとそんなに寒く感じないんです。ところがマイナス5度、マイナス10度、マイナス15度となると、家のなかに屋外があるように寒さが侵入してくるんですね。
その原因は壁内の冷気流なんです。
中間仕切壁についたコンセントボックスを外してみたことがあるんですが、壁の中は突風状態ですよ。
 
体感寒さはマイナス5℃以下にならないと本当のところはわからない。
逆に言いますと、本州のほとんどの地域では現行の開口部を採用すればダウンドラフト対策に神経質になる必要がないと思います。

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2017年02月10日(09:00)

女子カーリング、日本選手権からアジア大会へ

雪道のランニングはスパイクシューズで

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このシーズンはゲレンデスキーもバックカントリースキーもクロカンも、すべてのスキーを封印しており、運動不足なのでヘタをすると朝2時に目が覚めます。
そんなわけで運動不足解消に冬も走っています。室内がほとんどですが、今週の日曜は太陽に誘われて雪道を10km, 70分ほど走りました。運良く、おおむね除雪した雪道でしたが、3kmほどは細い踏み跡を走ります。バランスを取るのがなかなか難しくて、すれ違いはどちらかが雪に埋まるしかないとか、足首がカクッとならないか気を使うとか、冬ならではの苦労もあります。
ボクは冬道ランニング用にスパイクシューズを使っています。氷の上でもカリッカリッと氷に食い込み、滑りません。雪山登山にも使えますが、タイルや木の床は苦手です(笑)。

注目の女子カーリング日本選手権

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ランニングしても時間が余るので、先週からこの前の日曜にかけてはふんだんにカーリングの女子日本選手権をテレビ&インターネット観戦しました。
去年のこのブログで紹介したように、2016年3月の世界選手権でロコソラーレ(LS北見)のマリリン(本橋麻里さん)ってすげーなと思って以来、
https://www.iesu.co.jp/column/2016/04/03145455.html

ボクはロコソラーレ(ロコ)のファンになりました。
世界2位になり、今年の日本選手権を取ればオリンピックの代表権が確定。もしとれなければ、9月に代表決定戦が開かれます。なお、日本女子カーリングがオリンピックに出られるかは未定ですが、かなり確実な実績を持っています。

のしかかった銀メダルの重圧

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ということは、ロコは五輪出場に一番近いチームなのですが、この1年は成績が出ない日々が続きました。

銀メダル、そしてその後の注目度アップはやはり重圧になったのでしょう。
戦略を組み立てるスキップの藤澤五月選手は、中部電力時代に日本選手権を4連覇していますから、この手の重圧の経験はある。チームキャプテンのまりりん(本橋麻里選手)はオリンピアンですから、やはり重圧を経験している、藤澤選手を支えてきた吉田知那美選手もオリンピアンですから、やはり重圧を経験した。
ところが、1投の吉田夕梨花選手、2投の鈴木夕湖選手は苦労はしてきたけれど、注目されるなかでの重圧の経験がない。
また、吉田知那美選手はそのフレンドリーな性格がすこーしあだとなって、悩みを抱えた時期があったと思います。
それがショットに微妙な影響を及ぼし、石の配置を悪くしているように見えました。

アジア選手権の準決勝で中国に負け、次の試合からまりりんが現場に復帰しました。復帰はいい作戦だったと思います。
以降、メンバーをいろいろ試して、日本選手権は1投吉田夕梨花、2投吉田知那美、3投まりりん、4投藤澤五月、リザーブ鈴木で臨みました。

予選の注目は北海道銀行チーム

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先週月曜からカーリングの日本選手権が軽井沢で開かれ、
予選1位ロコソラーレ(LS北見)
予選2位中部電力
ロコは全勝、中部電力はロコに負けただけ。
3位決定戦に回った北海道銀行はロコと中部電力に敗戦。
3位決定戦の富士急は上位3チームに敗戦。
なんと、下克上のないまま、予選を終えました。


北海道銀行は、若手のパワーを捨ててもスキップ小笠原選手のプレイ精度を上げるために幼なじみの船山選手を復帰させました。
メリットもデメリットもある船山選手の復帰とわかった上での手だと思います。

中部電力とのゲームでは、小笠原選手のミスにつけ込まれましたね。中部電力はそれ以外の場面で本当によくがまんしました。長野人ですね。長野人らしいチームです。これはこれで素晴らしい戦いだと感じました。

小笠原さんがマネジメントする道銀チームを見てみたい

どうして北海道銀行の話を書いたかというと、たぶん、これで小笠原選手と船山選手は引退だからです。さすがにパワーがない。
この日本選手権ですべての力を発揮できたかは疑問です。いや、できなかったでしょう。昨年から続いている負のオーラが、今回も完全にはぬぐい去れなかったように思います。不運を引き込むような負のオーラを背負っているのです。
原因の一端は、北海道銀行チームのメンバーだった吉田知那美選手の解雇でしょう。知那美選手もおおきな荷物を背負いましたが、解雇した側もおおきな荷物を背負ってしまった。その荷物が、最初は知那美選手の後釜として加盟した吉村選手の肩に乗った。結果、崩壊。
今年はその荷物を小笠原さんが船山選手といっしょに背負ったかたちでしょうね。吉村選手をセカンドに起用し、サードに盟友・船山さんをおいて、デメリットを自分のプレイで挽回する覚悟を決めたのでしょう。

富士急との3位決定戦は日曜午前。ネット中継を見ていました。道銀も気持ちを立て直して表彰台を取りに来ていましたが、このチームは昨年の日本選手権と同様に、選手権の終盤に日を追うごとに調子が下がるようです。逆に富士急は調子を上げました。

試合後、小笠原選手はトップ選手としての引退を表明したようです。小笠原選手は道銀チームのコーチに就くべきでしょう。戦術コーチは外部から招へいしたとしても、このチームの創業者は小笠原さんですから、後輩に道を残し、実質的には北海道銀行の企業チームであるフォルティウスを持続できるかたちにする責任があります。
小笠原・船山で終わり、ではないのですから。

ボクは小笠原さんが作ったチームを見てみたいし、ロコソラーレ北見とのライバル関係があって、カーリングのレベルが上がっていくのです。本当は道内にもう2チームほしいですね。

富士急、3位おめでとう

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富士急は前日の終盤から上げ潮。常呂ゴールデン世代のひとり、リードの石垣さんが素晴らしいと解説者が絶賛していました。彼女もまた、大きな挫折を経験しながらカーリングの夢を捨てず、北海道から山梨に渡ってカーリングを続けたガンバリ屋さんです。

フォース(4投)の西室さんはまだがんばるのでしょうか。このチームのスキップは小穴さんですが彼女は3投。西室さんが抜けるとフォースがいなくなる。小穴さんがスキップ・フォースを務めるのでしょうか。
いずれにしてもがんばりました。3位と4位では大違いです。

ロコと中部電力を加えたこれら4チームは、完全に抜け出した存在ですが、ジュニア世代にいいチームがいるので(残念ながら北海道ではなく青森と長野)、今後は日本選手権のプレイオフ進出が難しくなるかもしれません。それでこそ競技レベルの底上げです。

※常呂ゴールデン世代とは、たくさんの好選手を生み出した常呂町の学年のこと。吉田知那美、鈴木夕湖、(藤澤五月・北見出身)がロコ所属、吉村紗也香、小野寺佳歩が道銀所属、石垣真央が富士急所属。

ロコ、勝てば代表、スッキリ行こう

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さて、ようやく愛するロコソラーレの話ですが、
プレイオフ初戦の中部電力戦は本当にハラハラしました。藤沢さんにハラハラさせられました。
しかし、延長エンドまでもつれた最後の1投で、少し吹っ切れたのではないかな。

藤澤五月選手にとって、中部電力ははじめて勤めた会社であり、シニア戦デビューのチームです。そして、かつていっしょに戦った仲間がすべているチームと2度戦いました。決勝が3度目です。
彼女はこの日本選手権で、中部電力時代の栄光と挫折のチームから卒業しなければならない。以前の所属先を下して、6度目の日本一に輝いてください。


中部電力はとてもいいチームです。好きになりました。本当に強力なロコのライバルになると思います。道銀がどうなるかわからないいま、ライバル関係はこの2チームになるかもしれませんね。
藤澤五月選手の卒業式、吉田姉妹にとっては義理の姉との対決。マリリンにとっては自分自身の夢達成。今回リザーブの鈴木夕湖選手にとってはかなりくやしいスタンド観戦でしょう。

負けちった

とロコ優勢を予想し、
ランニングを終えてシャワーを浴び、万全の体制でテレビ観戦を迎えた日曜日夜の試合・決勝で負けちゃいました。
くやしいので内容解説はしません。
ただ、優勝した中部電力もいいチームだったし、彼女たちに栄冠が渡ったのはしょうがないかなと。もう終わったことだし。
あの日の中部電力に勝つのはけっこうたいへんそうだった。
中部電力は藤澤五月対策を練り、徹底したんじゃないかな。
それが、うまくはまった。

負けたけど、
藤澤五月さま(さっちゃん)はスーパーミラクルショットを見せました。
そのショットがこれ(2時間2分3秒から)。相手の3つの石を打ち出すとてつもないショットです。石は1コ20kgだそうですよ。



さっちゃんにしか見えない成功の軌跡が見えるのだろうか。
ときどきああいうミラクルショットやっちゃうし。

藤澤選手のバイススキップは誰がいいのか

まあいいです。
9月の決定戦まで緊張感を持ってボクたちも応援できるし。
ただ、マリリンはリザーブに下がったほうが良いかもね。
マリリンのパフォーマンス云々ではなく、チームとしてそのほうが真剣になるし一体感が生まれる気がする。

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この写真はここから借りました。
http://capgee-minpo.blog.jp/
写真って、けっこういろいろ伝えてしまうんだよね。
さっちゃんを補佐するバイススキップは、まりりんと知那美選手のどちらがいいか。
やっぱり知那美選手だよ。
知那美選手はさっちゃんに寄り添い、同じ方向を見ている。
どの写真を見てもこのふたりのツーショットはそうなんだ。

藤澤五月選手のバイスは知那美選手しかいない。
その上で、

さっちゃん、あんたが大黒柱なんだよ!!
そして、ほかの4人が四隅で荷重を50%ずつ分担するんだ。
さっちゃんは残り50%×4人分=200%負担。
それ以上は負担しなくていいし、誰かに甘えてもいけない。
「私が大黒柱になります。バイスは知那にお願いしたい」
そう宣言してほしい。

何となくの予想だけと、マリリンもそれがわかっているのではないかな。
まりりんの3投復帰は、鈴木夕湖さんの自信回復と、五月*知那美コンビ復活への渇きを待つ作戦だったとしたら、ボクは本橋麻里選手を尊敬します。

再来週から札幌で始まるアジア大会では、昨年の世界戦と同じメンバーに戻す気がする。
1投吉田夕、2投鈴木夕湖、3投吉田知那美、4投藤澤五月、リザーブまりりん。
これで勝ちきればそのあとは乗ると思う。
というか、メンバーを戻せば勝ちきると思うし、その後は迷いを脱出するでしょう。

マリリンがチームのCEOであることは今後もまったく変わりない。しかし、現場のディレクターはさっちゃんであり、それをそばで支えるのは同級生でライバルでもあった、抜群のコミュニケーション能力をもつ知那美ちゃん。また、知那美ちゃんはまりりんのバイスでもあるかもね。

アジア大会を見に行こう

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さあ、みんなでカーリングを見に行きましょう。
ここまで読んだ人は、見に行きたくなるはずです。
試合は2.5時間ほど。長いけど目が離せない。
この面白さ、ドキドキ感を北見市民だけに独占させておく手はない。札幌市民のボクも応援に行くつもりです。

2月20日(月)18時から韓国戦、2月22日(水)18時から準決勝。
韓国は強いよ。中国も強い。日本を含めたこのアジア3国は世界でも上位の力がある。

そして、そのなかでもさっちゃんはきっとすごいよ。相手の石をはじき出す彼女のテイクショットは中村俊輔選手のフリーキックみたいなもんだね。ファンタジスタです。
知那美ちゃんの高笑いはメッチャ楽しそうだよ。チビチビのフロント2人(吉田夕、鈴木)も楽しいし。

アジア大会の公式サイトはこちら。
https://sapporo2017.org/

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2017年02月08日(11:26)

熱取得を優先するか、寒さ対策を優先するか

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息を吸い込むとむせるほど、かなり冷え込んだ1月24日。わが家の屋外温度計はマイナス17度を指していました。
この日は省エネ住宅を推進する勉強グループ・新住協札幌支部の新年例会。まず、会員の棟晶さんが建築中のモデルハウスを見学。このモデルハウスは秋田の建築家、西方里見さんが基本設計し、棟晶さんのが省エネ性を高める環境性能計画を行っている建物です。
ものモデルハウス、じつは見どころいっぱいなのですが、まだお披露目できないそう! 3月の公開が楽しみですね。超高断熱サッシなどの断熱技術によって、エネルギーの自立を目指すそうです。

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ブログならではのネタを。
この日説明してくれた棟晶・齊藤常務はお風邪。現場マイナス10度のなか、発熱を押してみんなに説明してくれました。
そして見学会終了後、病院直行!
インフルではなかったようです。
齊藤常務、ホント寒い日にありがとうございます。

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その後、札幌中心部に会場を移して西方里見さんの自宅・ZEH勉強会。
そもそもこの勉強会を開催しようと決めたのが、昨年11月の関西研修のレンタカー車内でした。
「来年(今年・2017年のこと)はZEHを勉強しよう。その上で自社の仕事にも反映させたい」そういう流れでした。

新潟のオーガニックスタジオ新潟さんの物件を見ても思うのですが、開口部からの熱取得を優先し、課題となるダウンドラフトを押さえるために断熱性能を引き上げる、夏場の暑さ対策としてブラインドを最初から設置する、コストアップ対策としてカーテンウオール式ガラス面とする(サッシ枠不要)を行っています。

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北海道では寒さ対策を優先します。これまでは断熱住宅をリードしてきた北海道ですが、本州発の熱取得優先という考え方に挑戦する価値はあると思います。

本州発と書きましたが、本当は室蘭工業大学で教鞭を執っておられたころに鎌田紀彦先生が最初に言い出したはずです。ただ、先生は北海道の事情もわかっておられる。昨年暮れに札幌で行った企業研修で、南面大開口部のシミュレーションを行い、「この方位でこの住宅の場合は熱取得より断熱を優先したほうが良いね」とおっしゃっていました。
そう、北海道の場合は、熱取得を優先するか、寒さ対策を優先するかはケースバイケースなのでしょうね。

なかなかにおもしろい一日でした。
西方さん、そして齊藤さん、ありがとうございました。

カテゴリ:ie家 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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