2016年07月15日(17:15)

施主にも渡して収納の考え方を共有! 新刊「片づけ図解百科」

2016_0715H1.jpg自宅の片づけで悩む主婦が多いそうです。共働きがなかば常識化した現在でも、家の片づけは女性の仕事という暗黙の了解があり(わが家もそうかな)、仕事で日中に家の片づけができない主婦がストレスをつのらせると。
片づけの悩みと住宅新築は直接関係がないように思えますが、片づけやすい家を提案することはできる、という視点で、この本は書かれています。
 
収納家具の工夫などでできる対応ももちろんありますが、収納スペースをどう取るか、寸法は、など建築的要素も重要ですね。この本では、そういった建築的視点からしっかり書かれており、設計者やコーディネーターが読んでもためになると思います。お客さまにもこの本を渡せば、収納に関する認識を共有することができます。
 
また、大きな特徴として、その人にあった収納方法を提案している点が挙げられます。キッチリ分類したほうが良いタイプなのか、収納ボックスなどに『仕事に行くときに必要なもの』をザクッと突っ込んでおくタイプの収納がよいのか、それはその人の個性によります。その個性を「利き脳タイプ」によって診断し、それに基づいた収納を提案するという方法です。
 
2016_0715.jpg
 
著者は、利き脳診断に基づく収納提案の第一人者であり、レジデンシャルオーガナイザーの吉本とも子氏。主婦の友社から税別1400円で発売中。A5判143ページ多色刷り。
 
 
ちなみに、ボクは吉本さんのひ孫弟子くらいの位置で、利き脳診断に基づく収納提案を勉強して「ライフオーガナイザー2級」を取得しました! ボクは前述例の後段、ケースごとに必要なものをまとめてザクッと入れておくのが向いている右脳・右脳タイプです。ものすごく装備品が多いスキー道具を置く棚とボックスに全部突っ込んであります。これで忘れ物なし!
〈著者の吉本さんといっしょに!〉

カテゴリ:ie家 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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