2015年11月

2015年11月29日(16:01)

ライフオーガナイザー2級 たぶん受かったと思います

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11月28日(土)札幌市内でライフオーガナイザー2級の認定講座を受けてきました。
家の中を上手に片づけて、リバウンドしない(またゴチャゴチャにならない)こと。わかりやすく言うと、それがライフオーガナイザーの仕事です。

興味を持ったのは、新築しても2~3ヵ月で家の中が散らかるおうちが増えている、という話を最近よく聞くようになったからです。わが家も決して片付いてはおりません。

「家という箱を提供する時代から、ライフスタイルを提案する時代へ」と言われていますが、
家が片づかないということは、ライフスタイルの提案が不十分なのではないか、と思ったのです。

片づけは建築の責任か、住み手の責任か、という責任論ではなく、片づけ習慣をもつこと、片づけやすい家であること、整理整頓がちょっとの努力で続けられること。そんなふうになったら、暮らしはもっと楽しくなるのではないか、と。

そんなわけで、全受講生12名のうち男はオイラだけ。緊張しまくりながらも岩崎美乃先生のお話を一所懸命に聞きました。

「なるほどな」と思ったのは、大きくは2つあります。
1.片づけ方は人それぞれ。
引き出しをきれいに整頓したい人もいれば、引き出しの中に入っていることが重要な人もいる。ラベルをつけたい人もめんどうな人もいてよい、という考え。
すなわち、その人の性格がが片づけ方に影響するのです。こうしなさい、ああしなさいではうまくいかない。

2.いるものといらないもので分けてはいけない。
捨てるものを選び出してはいけない。
うーん、なるほどと思います。分類は4つに。そして、必要なものを選び出してください、という考え。

座学のあとに演習があり、4人1グループで課題に挑戦します。いやあ、自分が何がわかっていないか、よくわかりました!!
最後に考査試験。受かっているはずです(笑)。

これをどう生かすかは難しいです。これからじっくり考えますが、まずは片づけに生かすことができそう。

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2015年11月21日(18:04)

冷たい雨のなか、札幌市内の住宅めぐり

冷たい雨に雪が交じる、寒い一日でした。
11月21日(土)、ボクはモデルハウスの見学と建売住宅の工事現場チェック、注文住宅の工事現場見学、完成内覧会の見学をして事務所に戻りました。

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まず、断熱材の施工写真を撮影したかった現場は、雨のため施工中止。工事は月曜日に延期になりました。
ボクを案内しながら大工さんがタイベックの下に隠れた断熱材の状態を見せてくれました。ありがとうございます。

モデルハウスはすてきなインテリアで人気の住宅シリーズです。どの空間もゆとりがあり、眺め回したくなる感じの家でした。

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内覧会は、見学のお客さまが大勢おられ、大人気。そこかしこがしっかり作り込まれていて、注文住宅の面白さがつまっていました。

家を見て回ると、それまでは気がつかないこと、自分の好きなタイプとかがわかってきます。

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2015年11月18日(19:59)

温風暖房の可能性

昨日はあったかリフォーム倶楽部主催のセミナー
「暖房熱源と暖房方法の選択」が開かれました。

講師は同会会長で北大名誉教授の繪内正道先生。
繪内先生はじゅうぶんな準備の上に講演内容を組み立ててくださいました。参加者の皆さんにとって、なかなか刺激的な内容だったと思います。

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そのなかで、スライドを1枚、ピックアップしてみました。
断熱性能がうんと高い住宅では、どんな暖房方法が良いのか。
いままでと同じか、それとも変わってくるのか。

繪内先生は、Q値で1.0Wよりも高性能になってくると、温風暖房が有利だ、という見方を示しておられます。
温風暖房の位置づけは、今後の焦点の1つかもしれません。断熱性能が高くならないと、温風だけで家を暖めることは難しいのです。しかし、熱交換換気の給気を加温するだけで暖房できるレベルになると、温風暖房はいままでと全く違ったものになってきます。
エアコンとも違うし、巨大な送風機で空気を回す温風暖房とも違う、気流感のほとんどない暖房になります。

ルームエアコンに押され気味で話題になりにくいですが、熱交換換気+給気加温の可能性を忘れてはいけない、というメッセージでした。

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2015年11月14日(11:19)

江戸深川と江戸城の距離感

今日は休みの土曜日ですが、ちょっと仕事をしています。
週末なので、仕事から離れて、すこーしだけ江戸時代に思いをはせてみたいと思います。

先週の東京出張で、東京の東部、隅田川沿いのホテルに泊まりました。ほとんど土地勘がないので、少しうろついてみました。

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隅田川を渡ると、東京・深川と呼ばれる新地。ここは江戸時代の埋め立て地ですね。
地形的には、隅田川の河口にできた人工地盤です。
このあたりは、ボクの好きな小説家・亡き藤沢周平の小説によく出てくるエリアでもあり、興味もありました。

そっちの興味は皆さんがついてこれない可能性があるので、目を西に向けて、江戸城を目指してみたいと思います。
江戸・深川には大名の下屋敷がたくさんあり、中でも有名なのは寛政の改革を成し遂げた徳川吉宗の孫、松平定信公のお屋敷。

定信公のような幕府要職の人たちは、ウィークデイは江戸城のすぐそばに住んでいて、
何かの折には下屋敷に下り、のんびりしたそう。

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ところで、この下屋敷から江戸城までどのくらいの距離があると思いますか。
およそ4kmあります。

4kmの距離感とは、歩けば40分ちょっと。近いとは言いがたいけど、遠くはないという微妙な距離です。
ボクは朝、ホテルから皇居までジョギングしてみました。まあまあの距離感です。
ちなみに現在の道路は、昔の水路であったケースが多いようです。なので、道筋は当時とさほど変わりないといえそう。

定信公はこの距離をかごに乗って移動したのでしょう。徒歩より少し遅い速度でしょうから、1時間程度かかったのではないでしょうか。
「えーっずいぶんかかるなぁ」とボクは思ったのですが、当時の人の感覚としてはそう遠くもなかったのかもしれません。

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藤沢周平の小説の中では、深川から神田、そして江戸城の西・新宿へと歩いて移動する様子が描写されています。
はや歩きで1時間半から2時間でしょうか。

昔の人は健脚です。江戸市内の移動手段は徒歩しかないわけで、普通に山手線の外側を半周回っていたわけです。
ちなみに山手線1周は38km弱だそう。

もうひとつヒマ人話を。
深川は埋め立て地ですから標高が低い。
大潮や津波で水をかぶったことはなかったのかなぁ、という疑問もありました。
大火はあったけど、それはなかったそうです。

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〈裏店を再現した建物。軒に手が届く低さにも驚き〉

日本の木造住宅の3大欠点の1つ、火に弱い。
このころの賃貸住宅(長屋または裏店)には炊事の設備がなかったそうです。火事を出すと困るから。
すなわち、毎日外食または店屋物です!!

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2015年11月12日(18:39)

来年に向けた仕事・新年号や広報誌、住宅視察の受け入れコーディネート

今日から、来年に向けた仕事が一気に始まりました。
まず、恒例の新聞新年号。これが終わらないと、新聞社は年を越せません。企画とその中身の作り込みなどをしておりました。
少し遅いって? これでも久しぶりに動き出しが早いなと思っています。

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白井が研修を引き受けている1月発行の広報誌。最初のページ校正が上がってきて、目を通し始めました。この仕事も楽しみの1つです。

次に、来年1月の住宅視察コーディネート。1月下旬に2ヵ所からお見えになることが内定し、準備が始まりました。

1000m級の山からは、こんどこそ根雪の便り。北海道はこれから本格的な冬に向かいます。

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2015年11月10日(18:21)

東京・浅草で開かれた北海道移住フェアをのぞいてみた

うわさによく聞く移住フェアをのぞいてきました。
前日まで東京出張だったので、1日延長して見学です。

北海道内180ほどの市町村があり、そのうち80ほどが参加したそうですから、参加率44%。
すごい!!

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ボクが見てみたかったのは、参加者の年齢や様子、北海道移住への期待などです。
大都市からの移住戦略を全国に先がけてスタートさせたのは北海道です。しかし、その後、各地も本気で取り組みはじめ、いまでは人気だけに甘えているという陰口も聞かれるほど、戦略が不足している北海道ともいわれます。

小間を出した方や、参加者の声を漏れ聞くと、北海道ファンの方が多い。それはたいへんありがたい話ですが、ファンのすそ野を広げる、関心を持ってくれる人を増やす取り組みや、自分に向いた移住サクをナビゲートする仕組みなどもあると良いなと思いました。

ちなみに開催会場は東京・浅草。すぐとなりが浅草寺・仲見世です。たくさんの外国人観光客が日本情緒を楽しんでいます。
情緒を楽しむために必要なのは、場と人です。古風な建築があると盛り上がる。そういう関係が浅草にはあると思いました。

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2015年11月08日(17:11)

メーカーに開発を促す。掃除しやすい熱交換換気を!!

住宅の断熱が進んでくると、換気によって捨てられる熱が無視できない量になります。
換気の目的は室内の空気をキレイに保つことですが、そのために「大量の熱も捨てているのは何とかならんか」ということで
捨てる熱を回収する仕組みがスウェーデンで開発されました。

回収した熱はどう使ってもいいのですが、仕組みが最も簡単なのが、回収した熱で給気を暖める
「熱交換換気」です。

いいことずくめに見える熱交換換気ですが、
汚れ防止のフィルターが目詰まりすると換気量が極端に減り、「掃除してください」のサインとして、窓の結露が現れます。
住まい手が掃除すれば問題ないのですが、掃除がめんどうだとなるとこの機械はなかなか困った問題を抱えてしまうことになるのです。

こういった熱交換換気の掃除のしやすさを真正面からとらえて、これをわかりやすくポイント化し評価することで、メーカーに製品開発のキッカケにしてもらおうという動きが進んでいます。

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写真はその報告書。まだ完成しておらず、編集中バージョンです。
この取材で先週金曜日、IBEC(アイベック、建築環境・省エネルギー機構)を訪れました。

ボクはツイードのジャケットを着て出張に出かけたのですが、木曜・金曜の東京は日が昇ると半袖でも歩ける陽気。
汗をかきながらJR四谷駅から麹町へ向かいました。

この内容については新聞記事にする予定です。

カテゴリ:エコ化 |

2015年11月03日(16:35)

フルマラソンに初参加し、何とか完走してきました

11月3日(火)9時スタートのフルマラソン大会(作.AC真駒内マラソン@札幌)に参加してきました。
 
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市民ランナーの目標は、やはりフルマラソンの完走と自己ベスト更新だと思います。ボクはフルマラソンにあまり興味がなかったのですが、ここ3年ほどは晩秋のこの時期だけ、「いまならフルマラソンを走れる」と思っていたのも事実です。
 
せっかくだからエントリーしてみました。ハーフマラソン(21km)の先(42km)には何があるのか、体験してみたかったこともあります。
 
今日の感想をひと言で言えば、
「ただただつらかった」。
走り始めてすぐあまり調子が良くないことがわかりました。なので最初の10kmはどうやって40km走り抜くかを考えてつらかったし、20km以降はゴールまでの距離を計算し「あと何キロでもう走らなくていい」とか「1時間がんばればいい」とか自分に言い聞かせていました。
ただ、10kmから20kmのあいだは楽しく走ることができました。
 
タイムは4時間44分4秒。
タイムに不満はありません。走り込み不足を実感したので。
 
さて、つらいつらいと言いましたが、走り終えて車で帰宅する途中、とっても爽快だったのです。
いい汗をかいて満足なスポーツをしたあとの感じ。ボクの趣味の中では、山スキーで4時間以上かけて登り、楽しく滑ってきた感じです。
 
とはいえ、人はなぜフルマラソンを走るのか、1回走ってもまだわかりません。

カテゴリ:日記 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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