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2016年01月21日号から

外壁付加200mm厚まで一発施工

施工性に優れたイージーラメラ工法

断熱・防音工事を専門に扱う札幌の企業・音熱環境開発(株)は、暖房費削減を目指して高断熱化が進む外壁付加断熱の施工性を高める工法「イージーラメラ付加断熱工法」を開発。札幌の工務店が標準採用を開始しているほか、本州でも採用が決まるなど関心が高まっている。

エネルギー価格の上昇を背景に高断熱化を目指す会社が増え、付加断熱の構造をどうすると良いかが北海道や東北を中心に注目を集めている。

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この工法はロックウール断熱材を使い、
1)付加断熱厚200mmまで一発施工が可能である点、
2)木材に代わる桟材として圧縮強度に優れている超高密度ロックウールを使い熱橋がほとんど発生しない点、
3)ロックウールを接着張りするだけで施工手間が軽減できる点、
4)不燃性と、壁の遮音性が非常に高くなる点-が大きな特徴。

使用するロックウールは、密度80K、熱伝導率(λ)0.033W/mK、幅1000×高さ500mmサイズの付加断熱ボードと、密度140K、熱伝導率0.032W、幅1000×高さ100mmの桟材ラメラ。繊維方向をそろえたラメラ形状で、密度が高く人が踏んでもつぶれないほどの強度がある。このほかにスプレー接着剤と6mmφ、7mmφの長ビスを使う。
断熱厚の標準は札幌で100mm、本州は75mmとなる。

壁ダレしない独自のビス止め工法

桟材ラメラを土台部の外壁下地面材に接着張りし、その上にロックウールボード、桟材の順に貼り付けていく。断熱材施工後、タイベックを張って、その上から通気胴縁を施工する。
通気胴縁の施工は、壁の垂れ下がりを防止するため、ビスを300mmピッチで水平に打ち込むほか、45度の斜め上に角度をつけて7mmφのビスを打ち込む。この独自のビス止め工法(特許)により、壁の支持力が大きく高まるという。150mm以上の付加断熱は横揺れ防止措置を施す。

断熱材の厚さは50、75、100、125、150、200mmを用意している。

2016_01RW-sekou.jpg〈桟材となるラメラを下地ボードに貼り付ける〉
2016_01RW-sekou2.jpg〈ロックウール断熱材も同様に貼り付け〉

戸建てなら2人工で施工完了

2015年11月末に札幌市北区で取材した工事中の現場では、大工が手慣れた手つきでロックウール断熱材を施工していた。5棟目の工事なのでスピードも速くなり、35坪程度の標準的な戸建住宅であれば、大工1人が1面を1日でタイベック(透湿・防水シート)の施工まで終了。通常は2人が2日で付加断熱の工事を終えるという。
ビデオの映像のように、桟材となるラメラと外壁下地ボードに接着剤を吹き付け、桟材を貼り付け。次にロックウール断熱材を同様に貼り付け。この繰り返しで、撮影している間にも付加断熱材がどんどん貼り上がっていく。貼り上がったあとにタイベック、独自のビス止めによる通気胴縁施工となる。

イージーラメラとトリプルサッシでZEH対応も完了

発売元の音熱環境開発・三星寛社長によると、モデルプランを例にした試算で、Q値1.47Wの住宅外壁にイージーラメラ100mmを施工し、窓にトリプルガラスサッシを採用するだけでQ値が0.8W以下になるという。札幌版次世代住宅基準のスタンダード・Q1.0レベルはもちろん、経済産業省が2020年までに普及を目指すZEH(ゼッチ、ネットゼロエネルギー住宅)に必要となる断熱レベルもクリアする。
三星氏は「イージーラメラ100mm付加断熱とトリプルガラスサッシの追加工事費がお客さま渡しで150万円程度だとして、暖房費の削減効果でじゅうぶんに元が取れるため、消費者からの評価がとても高い」と自信を深めている。

イージーラメラ工法の普及を進めるため、全国各地域における独占的販売店を募集している。工法の詳細など問い合わせは同社へ。

音熱環境開発(株)
住所:札幌市北区新川3条20丁目
電話:011-762-7805
メールとホームページinfo@onnetsukankyo.comhttp://www.onnetsukankyo.com/


2014年09月25日号から

ゼオンサイディングの張り分けが好評 スプリット・シェイクをアクセントに

 自社ブランドの"2×6未来住宅"と、カナダ輸入住宅の"セルコホーム"を手がける(株)小森工務店(旭川市、小森正浩社長)では、塩ビ樹脂外装材・ゼオンサイディングの「スプリット・シェイク」を外装仕上げの一部に採用した住宅が、ユーザーに好評だ。
 同社では12年前にセルコホーム旭川を立ち上げ、カナダ輸入住宅に取り組み始めたのを機に、ゼオンサイディングの採用を開始。凍害の心配がなく、部分補修も可能で、耐久性・メンテナンス性に優れていることから、ユーザーに積極的に勧めるようになった。現在はセルコホームでも自社ブランドでも標準仕様となっており、これまでの累計採用棟数は300棟以上にのぼる。
20140925_2_1.jpg ゼオンサイディングはロイヤルシリーズをメインに使い、ユーザーが外観にアクセントを付けたい時には、オプションでレンガや塗り壁、石材などを部分的に採用していたが、レンガなどよりコストアップを抑えながら外観にアクセントを付けられる外装材として、スプリット・シェイクに着目。昨年の発売開始と同時に旭川市内のモデルハウスで初採用し、これまで10棟以上に施工してきた。
20140925_2_2.jpg スプリット・シェイクは、杉を斧で削ったような表情や、本物の木に近い質感を持ち、特に「アメリカ開拓時代の住宅のようなアーリーアメリカン調のデザインを好むお客様や、外観のイメージを重視するお客様の採用率が高い」(小森社長)とのこと。モデルハウスや完成見学会では、来場者がスプリット・シェイクを直接手で触れて確かめるなど、関心も高い。
 同社の小森社長は「スプリット・シェイクの質感や色合いには、レンガなどとは違ったオンリーワンの魅力がある。今後も積極的にご提案し、お客様の要望があれば外壁全面への施工も行っていきたい」と話している。


2014年09月05日号から

旭川・シンハマホーム 全熱交換ユニットを自社製作 マイナス20℃でも高い熱交換率

20140905_2_1.jpg 道北・旭川のシンハマホーム((有)新濱建設、新濱壽男社長)では、給排気の熱交換接触面積が大きい熱交換素子2台を直列で組み合わせることで、熱交換素子の霜付きを防止し、外気温がマイナス20℃でも約90%の熱交換効率を達成する全熱交換ユニットを自社製作。断熱性能や省エネ性に対する意識が高いユーザーに提案している。
 同社は冬期の気象条件が日本で一番厳しい旭川で、断熱性能にこだわった家づくりを進めているが、躯体の断熱性能を高めるほど換気による熱損失の割合が大きくなることや、換気回数0.5回/時の室内の過乾燥対策を考えて、8年ほど前から一部の物件で自社製作の全熱交換ユニットを使った第1種熱交換換気システムの採用を開始。全熱交換ユニットを自社製作したのは、外気温が低い時に起こる熱交換素子内部の霜付きと、それによる熱交換効率の低下を解消するためだ。
 熱交換換気は、外気が氷点下数℃になると、熱交換素子内部で湿気を含んだ排気が冷やされて霜が付くため、ヒーターを作動させたり、内気循環を行ったりして霜付きを予防するが、その間は熱交換が行われず、ヒーターの作動は消費電力の増加につながるなど、熱交換換気のメリットが薄れてくる。
 そこで同社では、外気温がマイナス25℃の時に熱交換素子の霜付きを防ぐには、どのくらいの熱交換接触面積が必要かを試算した換気メーカー研究者のシミュレーション結果をもとに、全熱交換ユニットを設計。断熱・気密化したシナランバーの造作ボックスの中に、業務用換気システムの大型熱交換素子2台を直列につないで設置し、熱交換を広い面積で長い距離をかけて行うことにより、湿気を含んだ排気が、給気する外気で急激に冷やされないようにしている。
 全熱交換ユニットのサイズは高さ50cm×幅45cm×奥行35cmで、通常はクローゼットなどの中に設置。ファンは給気・排気ともに、低消費電力で圧損抵抗の影響が少ない日本住環境㈱の製品を組み合わせており、これまで7棟の住宅で採用している。このうち最初に設置した住宅で冬期に行った給排気温度・湿度の実測結果によると、熱交換効率が88%で、給気の湿度は35%前後を保っていることが確認されており、熱交換素子部分の霜は、外気温がマイナス25℃まで下がっても発生していないという。
 設置コストは、ユーザーへの見積り価格で約50万円。現在は外壁200mm断熱以上・トリプルガラスサッシ仕様の住宅を建てるユーザーなど、断熱や省エネに関心が高いユーザーを中心に採用を勧めており、同社の新濱社長は「エネルギー価格が上昇して家計を圧迫する中、この換気システムを採用することで暖房費を削減することができる」と話している。


2014年08月05日号から

際立つ3社の特徴 トリプルサッシがたいへんなことに!!

 寒冷地の定番窓である樹脂サッシが今年、たいへんなことになっている。エクセルシャノン、YKKAP、三協立山が相次いで新型のトリプルガラスサッシを発売。後れをとるまいとリクシルが秋の新型発表を事前告知した。これで年内には主力メーカーのトリプルガラス樹脂サッシが一新されることになる。

どの地域も日射取得タイプが有利

 新型トリプルガラスサッシは、高断熱と同時に日射取得率の良さをPRする商品が多い。寒冷地に求められる「窓まわりの寒さ解消」と同時に、「暖房エネルギー削減」を見据えた動きだ。
 それでは、同じ条件で暖房負荷を試算した場合、どのサッシを選べば暖房エネルギーを削減できるのか。計算した結果、サッシの熱貫流率(U値)が良く、住宅の熱損失係数(Q値)が良くても、暖房エネルギーが減るとは限らないことがわかった。
 表とグラフは、カタログでU値と日射取得率(η値)を公表しているYKKAPとエクセルシャノンの新型トリプルサッシについて、カタログ数値を使って熱計算・暖房エネルギー試算ソフトQPEXで暖房エネルギー消費を計算した結果。QPEXはいちばん普及しているとみられる2.74を使用した。
 細かい点は住宅のプランによって異なるため、全体の傾向を見ることが大切になると思うが、YKKAPのAPW430は、日射遮へい型でU値の良いサッシでも日射取得型のサッシでも、暖房エネルギー消費量があまり変わらない。
 一方、エクセルシャノンのトリプルシャノンⅡ(クリプトンガスタイプ)は、U値の良いグリーンガラスよりもCVDクリアガラスのほうがどの地域でも1割がた暖房エネルギーの削減につながる。
 北ヨーロッパや北欧より日射に恵まれた北海道は、ガラスの日射取得率が重要になることがわかる。
 U値だけにとらわれずに、住宅会社側もη値にも関心を持ちたいところだ。ちなみに日射取得タイプのη値は0.56と0.58だ。

札幌、旭川などトリプルの効果が大きい
帯広、函館、八戸はガラスで変わる

 地域別に見ると、冬場の日差しに恵まれている帯広は、ペアガラスでもけっこう暖房費の削減につながる。南面は日射取得の有利なペア、その他の面はトリプルガラスを使うことで、暖房費削減とコスト抑制を実現する可能性が見える。また、ガラスのη値によって暖房負荷が大きく変わることも特徴的だ。これらの傾向は、函館、そして八戸も同様だ。
 北見は、同じく冬場の日射に恵まれている帯広とは傾向が違い、どの方位もトリプルのほうがいいようだ。旭川よりもさらに5%多い暖房負荷が示すように寒さが厳しいために、南面でも逃げる熱をしっかり減らした上で得られる熱を増やすことが求められる。
 札幌、旭川などそのほかの地域は、トリプル化の効果は大きく、1割前後の暖房負荷削減が期待できる。ガラス面の冷輻射が減ることを考えても、これからはトリプルガラスが基本になっていくのではないか。北海道はもちろん、東北でもトリプルの恩恵は大きい。

YKKAP、エクセルシャノン、三協立山.際立つ各社の特徴

20140805_1_1.jpg YKKAPのAPW430は、①アルゴンガスに最適化した16㎜空気層の設計、②樹脂枠部分の優れた断熱性能、③躯体との熱橋が少ない半外付け的なプロファイル-の3点がカタログ上もうたわれている。
 トリプルシャノンⅡは、①5月のカタログからη値の優れたCVDクリアガラス仕様のトリプルを標準で用意した、②樹脂枠が丈夫でサッシの製造範囲が広い(方立てなしで大きな窓が作れる)-ことが挙げられる。
 三協立山のトリプルスマージュは、カタログ上は表記されていないが①ガラスと障子一体のスリム設計と、②海外生産によるコスト競争力-を営業上のポイントに上げている。また同社専用のQPEXを配布。
 3社ともに特徴がハッキリしており、選ぶ側の住宅会社は迷うかもしれないが、いままでのような特徴差があまりなく価格が選択ポイントの中心だったサッシ選びから、新型トリプルでは選択の幅が広がったと言えそうだ。


グラフ
4タイプのトリプルガラスサッシで暖房エネルギー試算

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4タイプのトリプルガラスサッシで暖房エネルギー試算


2014年08月05日号から

北洋銀行ものづくりフェア

 7月24日、幅広い分野の道内メーカーが出展した「北洋銀行ものづくりフェア」が札幌市内で行われた。
 住宅に関わる出展も多く、ここでは4社の製品を紹介する。LED、屋上緑化、結露防止、断熱など、エコと暮らしの安心を少しの手間で実現できる点が共通している。


足元照らす階段用LED照明
エコテック tel.011-751-1616

20140805_2_3.jpg 夜でも階段の踏み板すべてを明るく照らす人感センサー付きLED照明として、エコテックでは今年6月からが販売を開始した「すてっパ」を展示。
 家庭内での事故で多いと言われる階段での転落は、足元が暗かったり、よく見えないことによる踏み外しやすべり・つまづきが原因の一つ。「すてっパ」は踏み板の裏面にLED12個を並べた幅60㎝のライン状照明ユニットを設置し、センサーで居住者の上り下りを感知して自動点灯。夜間でも階段の足元を明るく照らすことで踏み外しなどの事故を防ぐ。
 明るさや消費電力、センサー位置などは4年かけて最適化を行ったといい、新築はもちろん、既存住宅にも設置できるよう、100Vコンセントから電源を取ることも可能。点灯時間は15秒から75秒まで15秒間隔で設定できる。
 価格は13階段用で材工20万円(税別)だが、今年いっぱいはキャンペーンとして同15万円(同)で販売する。

施工性に優れた屋上緑化システム
e.cot tel.011-827-8390

20140805_2_2.jpg 戸建住宅に屋上緑化・屋上庭園を提案できるシステムとして注目を集めていたのが、e.cot(イーコット)の「EGフローリング」。
 「EGフローリング」の施工は、屋根の防水層の上にユニット化されたフレームを接着剤で固定し、その上に高強度・高耐久の人工木素材によるデッキ材と植栽ポット(花壇)をビス・金具で留め付けるだけ。フレームはサビに強いZAM鋼板製の大引・根太で構成され、支持脚で支える浮き床方式として、屋根の防水層との間に排水層を確保できるようになっている。
 また、杉・檜の樹皮を加工した土壌の採用などによってシステム全体の軽量化も実現するなど、屋上緑化・屋上庭園での課題とされていた、施工手間や躯体にかかる荷重、排水処理などを大幅に改善した。
 今年4月から販売を開始しており、設計価格は同社推奨の植物も含めて㎡あたり4万円程度(税別)。

面材一体の断熱パネルで工期短縮
石狩・プレスボード tel.0133-72-7888

20140805_2_1.jpg プレスボードは、構造用合板と外張り断熱材を一体化した木造用断熱パネル「アイプラスウォール」を展示。
 アイプラスウォールは、断熱パネルとジョイント胴縁の2つの部材からなる。断熱パネルは、端部の断熱材が切り欠かれており、端部同士を防水テープで防水処理し、その上からジョイント胴縁をはめ込んでビス止めする。ジョイント胴縁は、胴縁と断熱材を接着で一体化したもの。
 木造外張り断熱では、構造用合板を張り付けたあと、外張り断熱材、防水シート、胴縁の4工程が必要。これに対し、アイプラスウォールは断熱パネルを張り付けた後にジョイント胴縁をビス止めする2工程で施工終了する。ポリスチレン系断熱材など使用すると、透湿・防水シートも施工不要。これにより、一般的な木造住宅では、5~7日間の工期短縮につながるという。この施工法は、住宅保証機構の設計施工基準第3条の除外認定を受けている。
 断熱パネルは同社石狩工場での受注生産で、価格は要問い合わせ。パネルの大きさは幅910mm、高さ3030mmまで対応可能。断熱材の種類もビーズ、押出などポリスチレン系のほか、ウレタン、フェノール、繊維系ボードも対応可能。東日本パワーファスニングの「モックスビス」を使用することで壁倍率5.0倍となる。

窓の結露・冷気を防ぐ補助ヒーター
ドリームエナジー tel.0143-83-6490

20140805_2_4.jpg 窓の結露やダウンドラフトを防ぐ補助暖房器として、ドリームエナジーが展示していた製品が「ECOヒーター」。
 「ECOヒーター」は、表面にアルミニウムと耐熱ABS樹脂を使ったバー形状の本体に、遠赤外線効果のある炭素繊維を使用したヒーターを内蔵。ヒーターは本体周辺より35℃高い温度で作動し、窓下に据え置くことでガラス・サッシ面の結露とダウンドラフトを防止する。
 また、窓面の温度が上がることで体感温度も高くなるため、メイン暖房の室温設定を下げることが可能。それによる省エネ効果も期待できるという。 
 電源は100Vコンセントから取り、本体には製品を並べて利用する場合などに便利な予備コンセントも内蔵。消費電力は幅60㎝タイプで55W、同180㎝タイプで175Wに抑えられており、ヒーターはバイメタルサーモスタットと温度ヒューズによる2重の安全対策が取られている。
 なお、この製品は室蘭市内の障がい者就労移行支援事業所で製造。障がい者の雇用拡大にも寄与している。
 幅60〜180㎝まで5つのサイズを用意しており、価格は1万9440円(幅60㎝タイプ・税込)〜2万8080円(同180㎝タイプ・同)。


2014年07月15日号から

木造3階や長期優良に対応 ビス止めホールダウンに新製品

 ビス止めタイプのホールダウン金物は、従来のZ金物に比べてコンパクトで施工性が良いため普及した。
 一方で、木造3階建ての隅柱や、2階建てでも長期優良住宅に対応する耐震等級2や3の住宅では、強い引き抜き耐力が求められる。
 今回、タナカとカネシンから40kNを超える柱の引き抜き力に対応した新製品が発売され、ホールダウン金物の2枚使いなどで対応していた現場も、1枚の金物で済むため、施工性が向上し、納まりも良くなる。

25kN並み寸法で43kNも タナカ

20140715_1_2.jpg タナカは、このほど「ビスどめホールダウンHi28」と「同Hi43」を発売した。(一財)建材試験センターによる性能適合品で、短期基準接合引張耐力はHi28が28.2kN、Hi43が43.7kN。
 同社のこれまでのラインナップでは最高35kNだったため、HD金物の2枚使いで対応してきたが、納まりや施工性の改良を望む声が出ていた。
 ビスどめホールダウンHiシリーズは高耐力鋼板を採用し、幅45㎜、高さ249㎜(Hi43)、同149㎜(Hi28)と小型で強い引き抜き耐力を実現。Hi43の寸法は、同社の「ビスどめホールダウンU 25kN」とほぼ同等。
 ボルト用ホールはクリアランスを設け、アンカーボルト取り付け位置の微調整が可能。従来品よりもビス本数を減らし、施工性を向上させた。平ワッシャーは使わず、専用角ビットビスのみで施工可能。環境面では、クロムフリー対応商品となっている。
 価格は、Hi43が1000円(税別、専用ビス付)、Hi28が600円(同)。

2サイズで40kNまで対応 カネシン

20140715_1_1.jpg カネシンは、「プルースホールダウン25/同40」を今月から発売した。ハウスプラス確認検査による短期基準接合引張耐力は25.3kN(プルースホールダウン25)、40.3kN(同40)。
 同社はこれまで「ハイパーホールダウン23/同33」を発売していたが、2種類のホールダウン金物でなるべく幅広い耐力をカバーするためプルースホールダウンを開発した。
 同製品は、専用ビスYPR-85で施工する。同社が発売する10kN以上のL型金物用ビスと同じため、現場で同社金物を混在して使用する場合、ビスの取付間違いを防げる。本体、ビス、専用座金とも、クロムフリーの高耐食表面処理「プロイス」を採用。
 寸法は、幅13.2㎜×高さ150㎜(プルースホールダウン25)、幅41.6㎜×高さ237㎜(同40)。価格は、プルースホールダウン25が600円(税別、専用ビス、専用座金同梱)、同40が900円(同)。

[写真]
上:タナカのビスどめホールダウンHi43
下:カネシンのプルースホールダウン


2014年07月05日号から

木製床ガラリに300サイズ 根太工法や狭いスペースに対応

日本住環境 ☎011-222-6330
20140705_2_1.jpg 日本住環境㈱は、木製床ガラリ「フロアスリッター」にこれまでの長さ600㎜サイズに加えて300㎜サイズを追加、それぞれ「フロアスリッター600」「フロアスリッター300」として発売した。
 フロアスリッターは、基礎断熱住宅で室内と床下空間との通気を確保し、床下放熱器からの暖気を室内に導入する木製床ガラリ。パッシブ換気では、2階の床にも使用する。
 無垢オーク材を使用しており、他素材の製品と比べて足触りが良く、現場塗装することで木質系床材とデザイン・色味を合わせやすい。コストも製作するよりも手軽と好評を得ている。
 これまで長さ600㎜サイズ1種類だったが、根太工法や、ユーティリティー、トイレなど狭いスペースでバランスの取れる大きさで使用したいという要望があり、今回300㎜サイズを商品化した。303㎜ピッチの根太工法でぴったり収まるサイズ。
 寸法は長さ316×幅100×厚さ15㎜。対応する床材は12㎜厚。オープン価格。無塗装で出荷する。有効開口面積は、最大58.8㎠。風量調整用パンチングメタル板と、がたつき調整用のパッキン材が付属する。
 今後も、ユーザーの意見を採り入れながら製品バリエーションの拡充を検討している。


【写真】
フロアスリッター300
 


2014年06月25日号から

雪と水に強い屋根材一体型 独自開発の太陽光発電システム

タニタハウジングウエア tel.03-3968-1141

20140625_1_2.jpg (株)タニタハウジングウエア(本社東京都板橋区)は、屋根材一体型太陽光発電システム「エコテクノルーフ」を開発した。金属屋根材を製造する子会社の(株)吉岡(仙台市)で製造し、道内でも本格的に販売を開始する。
 同社は銅製の雨樋製造からスタートし、ステンレスやガルバリウム、アルミニウムなど、様々な金属の雨樋製造販売を主力としている。東日本大震災以降、住宅用太陽光発電システムへの関心が高まる中、屋根置き型の太陽光発電パネルはパネルの下敷きになる屋根材のメンテナンスがしづらく、屋根全体の重量や雨じまいに課題が残ると考え、軽量で耐久性の高い屋根材一体型システムを開発した。
 施工は、アルミの縦桟を野地板上にビス留めで固定。桟と桟の間に屋根材を兼ねた発電パネルモジュールを滑りこませる。モジュールを留めるアルミフレームと縦桟は、アルミ同士の勘合で二重に止水する断面形状になっており、止水にシーリングは使っていない。万が一雨水が浸入しても雨水は縦桟にたまり、流れ伝って軒先の雨樋に排水されるため、ルーフィング材には落ちない。
20140625_1_1.jpg 施工が簡単なため、一般的規模の住宅屋根なら2人工で施工できるという。また、施工後にパネルに不具合が起こっても、問題のあるパネルだけを取り出して交換できるなど、メンテナンス性も良い。パネルと野地板の間の空間は通気層になる。
 耐久性に関しては、社内試験で40m/s相当の風と1時間240mm相当の降雨という悪条件を20分続けても、ルーフィング上に水が落ちないことを確認している。また、旭川市の北方建築総合研究所で模擬屋根を使った長期耐候性試験も実施している。
 このほか、屋根材として防火地域、準防火地域でも使用できる飛び火認定を取得。荷重試験で2.5m相当の積雪まで耐えることを確認済。モジュール間に雪止めも設置可能。
 パネルサイズは働き寸法で幅1365×奥行700mmで重量11kg。ハーフサイズモジュールは幅1365×奥行380mmで重量6.8kg。セルは、多結晶シリコンを採用している。
 保証制度は、モジュール出力保証、パワーコンディショナーなど基本システム保証、屋内への漏水が発生しない止水保証、をそれぞれ10年間。このほか、オプションとして物損補償や天気補償なども用意。
 価格は、他の屋根材一体型システムに比べてやや高くなる見込み。道内では、今月中に販売店向けの説明会を開き、本格的に販売を開始する。


【写真】
[上]フレームも縦桟も二重にツバがついており、そのかみ合わせで止水する
[下]エコテクノルーフを使った住宅 設計:㈲西方設計(秋田県)


2014年06月25日号から

新開発の樹脂サッシ発売 トリプルはKrガス標準で0.86W 三協立山

20140625_2_2.jpg 三協立山(株)三協アルミ社は、新開発したペアガラス入り樹脂サッシ「スマージュ」とトリプルガラス入り樹脂サッシ「トリプルスマージュ」をこのほど発売した。
 両シリーズは、プロファイルから新規に設計。框とガラスを接着することで框をスリム化。ガラス面積が広くなり、採光性が良くなった。
 内観色はインテリアに合わせやすいホワイトで、外観色は白、グレーなど定番色のほか、木調のミディアムブラウンを新規設定した。
 断熱性能では、スマージュは16mm空気層のアルゴン入りLow-Eガラスを採用。FIX-片袖窓の1690×1370mmサイズの場合、熱貫流率U値は1.40Wと同社従来品よりも0.21W向上した。トリプルスマージュは、クリプトンガスの性能に最適化した10mm空気層(引き違いタイプは8mm)のダブルLow-Eトリプルガラスを採用。U値は0.86Wと、従来品に比べ0.37W向上した。
 このほか、同社ではパソコンソフト「キューペックス」に同社製品の断熱性能データをプリセットした状態でスマージュユーザーに無償配布。これにより、南面はスマージュを使い、他の面はトリプルスマージュを使用するなど、日射取得を考慮した窓プランがやりやすくなる。
 価格設定は、設計価格ベースで同社従来品と同等レベルに設定しており、性能向上による値上げはないという。
 窓種は、引き違い、縦すべり出し、外開き、すべり出し、FIX、勝手口ドア、テラスドアを設定。窓のバリエーションは、今後も増える予定だ。設計価格は、幅640×高さ1170mmのスマージュ縦すべり出しタイプが5万9700円(税別、ガラス入り)など。

札幌にプレゼンセンター開設
20140625_2_1.jpg なお同社では、5月23日に三協プレゼンセンターを同社北海道支店内に開設した。
 同社の樹脂サッシ、玄関ドア、階段、床材など、さまざまな商品を展示するだけでなく、各種セミナーや勉強会、商談会など多目的に使える研修ルームも備えている。玄関ドアは数十種類が展示されており、ドアハンドルを取り替えてデザインの変化を確認できる。
 住所は札幌市白石区流通センター4丁目4-58、TEL011-862-2020。営業時間は午前10時~午後4時。土・日・祭日は休館。

【写真】
[上]トリプルスマージュ
[下]プレゼンセンター
 


2014年05月25日号から

自宅でつくり消費する 小規模オフグリッド太陽光発電

20140525_2_1.jpg札幌・トミタ ☎011-891-0013
 ㈲トミタ(札幌市、佐山廣和社長)は、電力会社に余剰電力を売電する系統連携を行わず、家庭に蓄電し、全て消費する「オフグリッド太陽光発電」を提案。エネルギー問題に関心のある新しい顧客層を開拓している。
 同社は灯油販売、住宅リフォーム工事などを行いながらエコ機器のソリューション販売も取り組み、灯油、LPガス型燃料電池や太陽光発電など幅広く取り扱っている。
 東日本大震災で非常用電源として太陽光発電が注目されるようになったことから、電力会社の送電網に接続して余剰電力を売電する系統連携を行わず、余剰電力を蓄電池に貯めることで家庭内電力の一部系統を太陽光発電でまかなう「オフグリッド太陽光発電」を提案し始めた。
 このシステムは、一部のコンセントに太陽光発電と蓄電池からの電力を供給する。用途は、照明やノートパソコン(デスクトップは非推奨)、外構用など。携帯電話の充電などにも使える。
 500~1000wクラスの太陽光発電パネル、独立架台、チャージャーコントローラー、DC/ACインバーター、2.76~5.52kWの国産メーカー蓄電池などで構成。オプションとして、供給電力が減って電圧が降下すると自動的に電力会社からの電力供給に切り替えるグリッド/オフグリッド切替機や、壁付け設置用の架台を用意。最近は、壁付け施工に力を入れている。
 壁付け施工は、屋根に負担がかからない以外に、積雪の影響をほとんど受けないので冬でも安定した発電が見込めるメリットがある。なお、パネルの設置角度を75度にすることで、90度設置に比べて発電量を増やせる。
 今後、太陽光発電の余剰電力の売電価格はさらに下がることが予想され、国の補助金も今年度からなくなるなど、「元が取れる」ことをあてにした客層が減っていくと予想される。一方で、災害に備えて最低限の電力を確保したいという客層もおり、佐山社長によると「元が取れないことが最初からわかって設置するのなら、50~70万円程度が上限ではないか」と見ている。そこでシステムのセット価格も49万8000円(税別・工事費別)~に設定した。
 オフグリッドの発電システムは、設計事務所で数棟、自社販売で数棟の施工実績があり、今後実績を増やしていきたい考え。
 「システムは、チャージャーコントローラーやインバーター、蓄電池の性能で使い勝手が大きく変わる。当社では信頼できる国内メーカー品を採用した」と佐山社長は話しており、今後も新しいシステムの開発を進めていく。

【写真】
外照明用にオフグリッドで使用する太陽光パネル
   


2014年05月05日号から

木造住宅の断熱性能を実測・評価 J建築システム「JJJ診断システム」試行販売開始

tel.011-573-7779

20140505_1_2.jpg J建築システム(株)(本社札幌市、手塚純一社長)では、サーモカメラや各種センサーを利用して、木造住宅の断熱性能を実測・評価可能な「JJJR診断システム」を開発。このほど試行販売を開始した。雨漏りや結露、筋交いの有無など耐久性・耐震性のチェックも実施でき、主に目視のみで行う国土交通省の既存住宅インスペクションガイドラインを補完する役目も果たす。
 長期優良住宅化リフォームや中古住宅の評価改善指針、既存住宅インスペクションガイドラインを相次いで打ち出すなど、国の住宅政策は既存ストックの性能・品質の向上にシフトしつつあるが、一方で快適性・省エネ性を高める断熱改修は、断熱性能を実測・把握する方法がなく、改修後にどれだけ性能が向上したのかもわかりにくいという課題がある。
 そこで同社では、サーモカメラの熱画像や各種センサーのデータをもとに、木造住宅の断熱性能を診断・評価する手法を検証。東京大学生産技術研究所・加藤研究室と4年半にわたる共同研究を行い、環境省をはじめ、国土交通省や経済産業省の補助事業を利用して実用化。試行販売によってシステムの最終的な検証を7月までに終え、完成度を高めたうえで正式な商品化を目指す。

熱画像などからUA値や一次エネ消費量を算出

20140505_1_1.jpg 「JJJR診断システム」はサーモカメラ、2種類の専用ソフト、環境温度計および各種センサーで構成。専用ソフトをインストールしたパソコンに、サーモカメラや環境温度計、熱伝達率センサーなどを接続すると、測定している各断熱部位の熱貫流率(U値)がリアルタイムで算出・表示される。さらに間取りや仕様などを入力することで、住宅全体の①外皮平均熱貫流率(UA値)②平均日射取得率(ηA値)③一次エネルギー消費量を総合的に算出可能。
 これらのデータをもとに効果的な断熱改修プランを作成でき、暖冷房費削減のシミュレーションも行うことができる。また、報告書の形にまとめてユーザーへの提案に利用できるなど、営業ツールとして使えるのも大きな特徴。
 実測にかかる時間・手間、診断結果の精度によって①断熱チェック②SS断熱診断③ISO断熱診断の3種類の診断コースを用意。このうち時間と手間はかかるが、診断結果の精度は高いISO断熱診断は、国際標準規格(ISO)として共同研究者が認可を申請中。
 なお、同社では「JJJR診断システム」を公平性・正確性の高いシステムとして運用・普及するにあたり、正しいインスペクションの普及や、診断結果のチェック、診断士の育成・登録、システムのバージョンアップなどを円滑に行う「JJJサポートセンター」という協会の設立も検討。大学や研究機関、行政関係者などに参加を呼びかけている。
 システムのうち、サーモカメラはFLIR社製で一定性能を満たす製品であれば市販品を使用でき、同社でも特別仕様で販売(約55万円)。2種類の専用ソフトは約35万円で、このうち1種類は改正省エネ基準(H25年基準)や住宅性能表示、認定低炭素基準などにも対応。環境温度計・センサー等のパッケージは、約40万円以下の価格設定だが、さらに低価格化を図るという。
 試行販売の申し込み・問い合わせは同社技術部・二川次長へ。


2014年04月05日号から

準防火地域で使用可能に 樹脂SD「スピリット・シェイク」

ゼオン化成 tel.011-222-1150

20140405_02_1.jpg ゼオン化成は、樹脂サイディングの新製品「スピリット・シェイク」でこのほど木製軸組、木製枠組造で防火認定を取得した。
 認定種別は防火30分で準防火地域まで対応できる。グラスウール充てん断熱に外壁の不燃下地として石膏ボード12.5mmを貼り、その上にスピリット・シェイクを施工する。認定番号は、軸組造がPC030BE-3081、枠組造がPC030BE-3082とPC030BE-3083。
 スピリット・シェイクは、今年本格的に発売を開始した樹脂サイディングで、時間が経過した板張りのような味わい深いデザインが特徴。「ロイヤルシリーズ」など同社が販売する樹脂サイディングはこれまでさまざまな防火認定を取得してきたが、スピリットシェイクは全くの新製品ということで改めて防火認定を取得した。

【写真】
防火認定を取得したスピリット・シェイクは全4色


2014年04月05日号から

建物のダメージを最小限に 2×4工法の制震部材を6月発売

住友ゴム工業 tel.03-5614-8261

20140405_03_1.jpg 住友ゴム工業は、昨年10月にリニューアルした木造軸組工法用の制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」を2×4工法用にも開発し、6月から発売する。
 2000年から施行された新しい耐震基準の住宅では、震度6強クラスの大きな地震に対して倒壊しないような設計が求められているが、本震の後にくる余震の影響までは想定していない。東日本大震災のように、本震の後にも強力な余震が何度も続く状況では、構造躯体がダメージを受け、多大な修繕費用がかかったり、最悪の場合は倒壊の危険性も出てくる。
 制震ダンパーは、こうした余震も含めた地震の揺れを吸収・低減して建物の変位を抑え、構造躯体へのダメージを最小限に抑える目的で使用する。「ミライエ」は、鋼製ブレースと独自のゴムダンパーからなり、脚部は基礎へアンカーボルトで緊結する。
 ダンパー上部につけられたエネルギー吸収材が地震の力を熱に変換して逃して吸収し、建物の変位を抑える。同社の実験では、震度6強相当の揺れを加えたとき、変位を最大70%抑えられる。劣化促進試験では、90年相当の耐久性があり、メンテナンスも不要。
 なお、一般的な広さの2階建住宅ならば、1階のX方向Y方向の合計4ヵ所のみの設置で十分な制震効果が得られ、2階は施工する必要がない。また、部材の配置設計は、同社がシミュレーションを行って提案できるほか、専用シミュレーションソフトも住宅会社に提供可能。販売形態は同社の直販とすることで、中間マージンを削減。販売価格は4ヵ所に使用した場合、30万円以下を予定している。
 同社は、高層ビルや橋梁の制震ダンパーを長年開発・製造しており、北海道では江別市の美原大橋などで同社のダンパーが使われている。ミライエは、こうしたノウハウも生かし、開発され、ハウスメーカーでも採用されている。

【写真】
東京で3月に開催された「建築・建材展」に出店され、大きな関心を呼んでいた


2014年03月25日号から

第3種用の換気部材 ファン動力使わず浴室から排気

日本住環境 ☎011-222-6330

20140325_02_1.jpg 日本住環境㈱は、お風呂などの水蒸気を多く含んだ空気を同社の「ルフロ」、「ピアラ」などの第3種換気システムのファン本体を経由せずに排気できる換気部材「オフローダー」を近日中に発売する。価格は要問い合わせ。
 オフローダーは、一見ただのT字管(チーズ管)に見えるが、その内部に独自の細工が施されており、通常は正圧が発生する部位に負圧を発生させ、浴室からの排気を可能にする。
 同社の試算によると、ルフロで配管を6分岐で組んだ換気量150㎥/hのシステムと、それにオフローダーを加えて7分岐に増やした場合を比較すると、オフローダーを採用した場合の電気代は月額約10円程度のUPで済むという。このときオフローダーからの吸気量は、約21㎥/h(各吸気量の平均値)となる。
 施工は、換気ファン本体から伸びる150φの排気ダクトにオフローダー本体を接続し、オフローダーから先は150φのスパイラル直管を取り付けて排気フードに接続するのみでいたってシンプル。
 お風呂等からの水蒸気を含んだ空気がファン本体を経由させずに排気できるため、従来よりもファンの羽根に汚れが付着しにくく、経年劣化による換気量低下を防ぎ、ファン内部の清掃もより楽になることが期待できる。
 製品名は、「offroad」と「offload」(どちらもオフロード)にちなんだ。前者は、これまでにない発想の製品で「道なき道を進む」という意味が、後者はコンピューター用語で「負荷を軽減する」という意味が込められている。


【写真】
オフローダーの取付イメージ


2014年03月15日号から

換気量減らしても雪が融ける 新型ゆうらく見学会で川本氏

北欧住宅研究所 ☎011-792-0153

20140315_01_1.jpg 新型の省燃費ロードヒーティング「ハイパーゆうらく」の融雪現場見学会が2月28日に札幌市内で開かれた。
 「ハイパーゆうらく」は第3種セントラル換気の換気排熱を主な熱源にしながら、室内の温水暖房回路を引き込むことで、融雪速度を現行品の2倍に引き上げた。ロードヒーティングの面積が30~35㎡、札幌で15㎝の降雪のとき、融雪に4~5時間かかっていたのが、2時間~2時間30分で融けることが実証されているという。
 当日は、旗竿地50㎡あまりのロードヒーティング敷設状況を説明し、その場で雪を載せてその融雪状況を確かめた。
 当日は気象台データで気温プラス1.6℃、風が強く平均で9.5m/秒、最大19m/秒の風が吹く天候だったが、日陰に置いた雪も数分後には融け出す様子が確認できた。アスファルトの表面温度は10℃ほどになると言い、目で見て確認できるほど、融雪の力がある。
 開発者の川本清司氏(㈲北欧住宅研究所所長)によると、融雪エネルギーの過半はこれまで通り換気排熱を使っているが、暖房配管から熱を引き込むことで融雪速度が速くなる。節約で換気量を減らしたり、全室暖房をやめたりしても、確実に融かす力があるという。
 薄いエネルギーを活用する技術がベースになっているため、暖房側燃費も省エネで、運転費用は30㎡程度なら1ヵ月約1000円で済むという。

【写真】
融雪面に載せた雪の融けぐあいを見る参加者


2014年03月15日号から

エアシリーズに新製品 室外物干しとオーニングを活用

キョーワナスタ ☎011-741-2250

20140315_02_1.jpg ㈱キョーワナスタは、室内用物干金物からハンガーなどランドリーグッズまで揃えたブランド「nasta Air(ナスタエア)」シリーズを展開しているが、4月から「nasta Air+(ナスタエアプラス)」シリーズを追加発売する。
 ナスタエアシリーズは、「ハレのある洗濯をしたい」をテーマに、グッドデザイン賞を受賞したアルミ製物干竿「ランドリーポール」と物干竿受け「エアフープ」を軸に、室内の洗濯シーンを想定した製品展開が行われてきた。「ディノス」など大手通販会社でも販売されており、使い勝手の良さとデザイン性が購入者に評価されている。
 今回のナスタエアプラスシリーズは、屋外に洗濯物を干すシーンを想定して窓枠に取り付けるアルミ物干金物「エアアーム」と、日よけオーニング「エアシェード」からなる。
 エアアームは、ナットを見せない取付方法や収納時に窓枠の厚みにおさまる目立たないサイズなど、デザインにこだわった。サッシ枠の色に合わせ、白、ブロンズ、黒の計3色ある。
 特徴は、ランドリーポールを2本通した状態でエアシェードを取り付けると、オーニングと窓の間に直射日光に弱いデリケートな素材の洗濯物や、プライバシーが気になる洗濯物を干せるスペースを確保できること。
 エアシェードはポリエステル製で、夏場の室内の温度上昇を防ぐ効果がある。汚れた場合は洗濯機で丸洗いも可能。製品は幅180㎝で高さが90㎝と180㎝の2種類ある。また、布の表面に金属薄膜コーティングを施した遮熱エアシェードも用意。紫外線、赤外線などをカットし、遮熱率は約8割。取付は外壁かサッシ枠に固定し、地面にはペグなどで固定する。
 価格は、エアアームが1セット1万2500円(税別)。エアシェードが1万5500円(税別、180×180㎝)、遮熱エアシェードが1万8000円(同)。

【写真】
エアアームとエアシェードの組み合わせ


2014年03月15日号から

住みながら断熱・耐震改修

カネシン/KMEW tel.03-3696-6781

20140315_03_1.jpg 金物メーカーのカネシンと外装材メーカーのKMEWは、住みながら断熱改修と耐震改修、外壁リフォームが行える「K2耐震LaZo工法(ケイツーラソ)」に、【断熱・耐震タイプ】を追加すると発表した。春の発売を予定している。同工法は両社が共同開発した。
 木造軸組工法の住宅で、窯業系サイディングやモルタル壁など既存外壁の上から一般的な耐力面材を専用ビスで固定し、柱脚プレートを基礎や柱に固定。この面材とプレート表面に専用樹脂をコーティングすることで、壁と接合部の補強を同時に行う耐震改修工法。仕上げに新しいサイディングを重ね張りすることで外観が一新できる。施工は1階のみで良く、1棟につき7~10カ所施工する。
 今回、スタイロエースなど押出ポリスチレンフォーム断熱材(JIS A 9511)を面材の上から直貼りし、通気胴縁、外壁材の順に施工する構造で(一財)日本建築防災協会(建防協)の住宅等防災技術評価を取得した。評価番号はDPA-住技-51-1で、従来のK2耐震LaZo【耐震タイプ】と同じ。対応する断熱厚は、25㎜から75㎜まで。
 既存外壁の撤去や廃棄を伴わないため、工事費用や廃棄物を低減し、工期の短縮も図れる。さらに、居住者の日常生活に大きな支障をきたさないため、住みながら工事を進めることができる。
 なお、この工法を利用するには、設計・施工ともにカネシンが主催する講習会の受講と登録が必須となる。
 建防協は、2004年より『住宅等防災技術評価制度』を発足させ、第3者の視点で耐震改修の工法を技術的・工学的観点から評価。これまで評価を受けた約50の工法をホームページ上などで公表している。

【写真】
札幌の展即で展示された【断熱・耐震タイプ】の模型


2014年02月25日号から

エアコン暖房の勘どころは 常時運転と躯体の高断熱化

北電・毎田氏がO.E.Hで報告

20140225_02_01.jpg
 積雪寒冷地におけるエアコン暖房とエコキュートの快適性・省エネ性について、北海道電力北見支店の毎田光則氏が、去る1月27日に行われた「オホーツク環境住宅研究会(略称・O.E.H)」の25年度第5回研究会で報告。オホーツク管内でエアコン・エコキュートを採用した住宅の室内温度変動や電気料金、運転状況などの実測結果から、エアコンの気流感解消は設計の配慮や常時運転が必要なこと、エコキュートのランニングコストは日中に沸き増ししたほうが安くなるケースがあることなどを紹介した。
 毎田氏は主暖房にエアコンを使った住宅の温熱環境やランニングコストについて説明した後、エアコン暖房の課題である気流感の対策としては、常時運転と断熱性能の向上が重要になると強調。「エアコンから2〜2.5m以上離れると、温風による気流感はほとんど感じないので、エアコンの設置位置は居住者との間に2m以上の距離が取れるようにしたい。ただ、間欠暖房すると運転停止状態から設定温度まで室温を上げようと出力を上げ、風量も多くなるため、2mの距離があっても気流感を感じやすくなる。エアコンは常時運転したほうが気流感対策として有効。
 また、断熱性能が低いと室内に対流が起こり、室温が高くても不快に感じてしまう。Q値が1.6Wより悪いと対流が起こりやすく、Q値1.4W以下になると対流は起きにくくなる」と語った。
 エコキュートのランニングコストについては、「冬期は日中に沸き増し運転する場合と、深夜電力だけで運転する場合を比較すると、ランニングコストは日中に沸き増ししたほうが安いケースがある。これは夜間より外気温が高い日中の方が運転効率が良くなるためで、電気料金が安い深夜のみ運転するほうがいいというわけではない。洗濯回数が多いなどお湯を多く使う家庭であれば、冬期は省エネモードで沸き上げ温度を低めに設定し、日中の沸き増し運転を増やすほうがいいかもしれない」と、冬期は日中の沸き増し運転によってランニングコストが下がる可能性があると説明した。

[写真]毎田氏


2014年02月15日号から

札幌で商品説明会 「DAN壁」100mmバージョンを発表

ダンネツ tel.0166-61-9151

20140215_02_01.jpg ダンネツでは、高耐久でオンリーワンの湿式外装仕上げと高断熱化を同時に実現できる外断熱外装材「DAN壁」(だんぺき)に、100mm厚の「DAN壁Ver.100」を新たに追加。去る6日に札幌市内で商品と採用モニター募集の説明会を開き、認定低炭素住宅やネットゼロエネルギー住宅への採用例などを紹介した。
 DAN壁は、透湿性のあるビーズ法スチレンフォーム(EPS)に、あらかじめ湿式仕上げ用の補強下地層を工場で施工した外断熱外装パネル。パネルを構成する材料に透湿性・柔軟性を持たせることで、通気層の省略による施工の省力化や、耐クラック性に優れた多彩な意匠の塗り壁仕上げを実現できるのが大きな特徴となっている。
 これまでは、主に道内での付加断熱を想定した50mm厚品と、本州での次世代省エネ基準クリアを想定した70mm厚品を標準規格品として販売していたが、昨年から新築・リフォームとも100mm厚品を要望する声が増加。それらのニーズに応えるため、新たに100mm厚品を標準規格品として販売開始した。設計価格は1万5400円(3×6尺、税別)。
 説明会では、住宅ローン減税などで一般の住宅より優遇される認定低炭素住宅への採用を推奨し、同社特販部の大野則幸次長が、充てん100mm断熱の外壁をDAN壁100mmで付加断熱し、天井断熱をアクリアブロー400mm、基礎断熱を型枠兼用断熱材のかんたんベース(EPS65mm+65mm)とすれば、暖房・給湯熱源が一般の灯油ボイラーでも認定基準をクリアできると説明。高価な高効率設備を使わなくても、施工を省力化しつつオリジナルな外装デザインの認定低炭素住宅が提案できることを強調した。
 また、改正省エネ基準に適合する住宅の外装材を、窯業系サイディングからDAN壁100mm厚に変更して認定低炭素住宅とする場合、DAN壁採用にともなうコストアップ分は断熱性能向上による光熱費の削減により、12年ほどで回収できる試算結果も示した。

札幌圏10社限定でモニター特別価格で

 このほか、DAN壁を標準採用する本間技建(釧路市、本間敬社長)の本間羊一氏が釧路初の認定低炭素住宅の施工事例について、ダンネツ特販部の津田聡朗営業部長がDAN壁100mm厚品モニターの募集概要について、それぞれ説明を行った。
 モニター募集は札幌圏の住宅会社10社限定で、1モデルハウス2オープンハウス開催3認定低炭素住宅―のいずれかに該当する物件に、DAN壁100mm厚品を特別価格で提供する。
 詳しくは同社札幌支店へ(tel.011-875-3966、FAX011-875-3971、担当:津田・高橋)。


2014年01月25日号から

スタイロフォームFG発売.Fランクの熱伝導率

ダウ化工 tel.011-709-5801

20140125_02_01.jpg ダウ化工は、押出ポリスチレンフォーム断熱材「スタイロフォーム」シリーズの新製品として、断熱性を高めた「スタイロフォームFG」をこのほど発売した。
 住宅・建築物の断熱性能に関心が高まる中、同社は熱伝導率が小さい発泡剤や放射低減剤を採用し、気泡形状を微細化することで断熱性能を向上させ、最高レベルであるFランクの熱伝導率0.022W/mKを達成した「スタイロフォームFG」を開発、発売した。住宅や建築だけでなく、冷凍倉庫なども採用が期待されている。
 同社の「スタイロエース」に比べると17%、「スタイロフォームEX」に比べると10%の断熱性能向上となり、スタイロエースに比べて同じ断熱性能で厚みを20%薄くできる。
 難燃性、圧縮特性、低吸湿・吸水性などの特徴は、従来のスタイロフォームシリーズからそのまま受け継ぎ、ノンフロン・ノンホルムアルデヒドでグリーン購入法にも対応している。
 サイズは長さと幅が1820×910mmで、厚さは30~60mmが基本で、それ以外は要問い合わせ。価格も問い合わせのこと。


2014年01月25日号から

質感高く床材とマッチング.無垢材の床ガラリ

20140125_03_01.jpg日本住環境 tel.011-222-6330

 日本住環境は、基礎断熱の住宅に使用する木製床ガラリ「フロアスリッター」をこのほど発売した。
 床ガラリは、基礎断熱の住宅床下空間と室内の空気を対流させ、床下に放熱器を置いた場合は暖気の吹き出し口にもなる。パッシブ換気住宅では2階の床にも使用することが多い。
 これまでは樹脂製や金属製の製品が多かったが、無垢材を使うことで無垢の床材と質感が合い、塗装することで色も合わせられる。また、足触りが暖かいメリットもある。
 同社では、「既製品に満足できず、木製ガラリを造作している住宅会社様が意外に多かった。その手間やコストを本製品の採用で削減できるのではないか」と話している。
 対応する床は12mm厚で、それ以上厚みがある場合は調整材を入れてすき間が空かないよう調節する。金属製の風量調節板が付属。小物の落下防止やホコリ防止にもなる。
 材質はオークで無塗装。寸法は長さ616×幅100×厚さ15ミリ。有効開口面積は風量調節板使用時で最大41.8cm2。オープン価格。


2013年12月05日号から

アルミ蒸着シートを付加 遮熱機能付き押出スチレンボード

JSP tel.011-231-2681
20131205_02_01.jpg (株)JSPでは、同社の押出スチレンボード「ミラフォーム」と高性能グレードの「ミラフォームΛ(ラムダ)」の片面または両面にアルミ蒸着シートを貼った断熱材「DDSボード」を発売しており、このほどミラフォームΛをベースにした75mm厚品が加わった。
 DDSボードは、表面のアルミ蒸着シートにより夏は遮熱効果があり、冬は室内の暖房熱を反射して暖房効率を良くする。このほか、紫外線も遮断することから、押出スチレンボードの耐久性向上にも効果があるという。
 道内でも徐々に採用例が増えており、充てん断熱と併用して北方型ECO基準を上回る断熱性能の住宅を建設し、「遮熱効果が他の類似建材よりも高い」と評価するビルダーもある。
 製品は受注生産で、厚みは25mm、30mm、40mm、50mmのほか、75mm品も加わった。幅は910~1030mm、長さは1820~3030mmの間から選べる。また、アルミ蒸着シートは両面張り、片面張りどちらでもOK。
 価格は、オープン。

【写真】
DDSボード75mm厚品のサンプル
 


2013年12月05日号から

塗り壁で木造にRC並み蓄熱性 PCM蓄熱材「e-プラスター」発売

20131205_03_01.jpg 木造住宅にRC住宅並みの蓄熱性をもたらす世界最先端の技術が、北海道内で実用化にこぎ着けた。PCM蓄熱材と呼ばれる素材を調合した塗り壁材「e-プラスター」を室内の壁面に施工することにより、冬でも好天時に起きる室内のオーバーヒートがなくなり、快適性と同時に省エネルギーを実現する。
20131205_03_02.jpg 木造住宅は蓄熱性能が低いため、100㎜断熱クラスでも3月以降になると好天時に室温が30℃に達し、オーバーヒートを起こしてしまう。ところが日が陰って夕方になると一気に室温が低下する。土間蓄熱や基礎断熱で少しは蓄熱性を高めることができるが、大きな解決にはなっておらず、高断熱化をすすめる上でも課題となっていた。
 PCM蓄熱材は、特殊でミクロ単位の小さいカプセルの中にろうそくと似た成分のパラフィンを封入した素材。周囲の温度が上がると固体だったPCMがカプセル内で液体に変化する。このときに熱を吸収し、温度の低下によって固体から液体に変化するときに熱を吐き出す物体の性質を利用して、室内がオーバーヒートする前に吸熱、室温が低下を始めると放熱することで室温を安定させる。
 蓄熱性能は調合によって変えることができ、蓄熱量はセメント・モルタルの6~9倍にもなるという。
20131205_03_03.jpg 施工方法は、一般的な塗り壁材料と変わらない。塗り厚2㎜程度で室内250~300㎡に施工する。試験施工の結果によると、薪ストーブを暖房熱源とする家で、12月中旬から翌5月中旬までの室温は16~26℃の間で推移し、温度コントロールの難しい薪ストーブ熱源でも30℃を超えることがなかった。塗り壁材としては吸放湿性能もあるため、調湿効果も発揮する。
 11月22日には札幌でセミナーを開催し、道外からも参加者を集めた。当日の講師を務めた開発者の石戸谷裕二氏(工博、室内気候研究所主席研究員)は「これまでに21棟の試験施工によって成果を検証し、室温安定による快適性向上と同時に、同じQ値の住宅ならe-プラスターを施工した住宅のほうが暖房エネルギー消費を減らせることがわかってきた。高断熱・高気密技術を前提に、PCM蓄熱材を活用することでエネルギー依存度が低い家をつくることが可能になる」と説明した。なお、経年劣化は、住宅の寿命と同じ50~60年のスパン、年内には準不燃を取得できそうだという。
 自社の設計住宅で試験施工した宮島豊氏(㈱フーム空間計画工房)によると、e-プラスターを施工した物件とその他の物件では、暖房エネルギー消費にハッキリと差があり、設計Q値から計算した暖房エネルギーの削減効果は2割強に及ぶという。
 問い合わせは室内気候研究所へ(北広島市稲穂町西7丁目2-4、tel/ fax. 011-372-9092)。

[写真上から]
セミナーで講演する開発者の石戸谷氏
当日は施工のデモも行われた。色粉を混ぜることも可能という
フーム空間計画工房の施工例。Q値1.24Wの家がQ1.0W相当の省エネ性能をたたき出しているという


2013年12月05日号から

フッ素塗装で高耐久化 金属サイディングなど改良し発売 アイジー工業

20131205_04_01.jpg アイジー工業(株)は、2008年に発売した金属サイディング「ガルスパンSEi」を改良、耐候性と遮熱性能の高いフッ素樹脂塗装を採用し「ガルスパンSEiフッ素」として来年2月から発売する。また、鉄骨造向け金属サンドイッチパネル「断熱ヴァンドDS型35 スパン450」もモデルチェンジ。フッ素樹脂塗装仕上げと不燃材料認定を新たに取得して「断熱ヴァンドDS型35VN スパン450」として来年1月から発売する。
 ガルスパンSEiフッ素は、シャープでエッジの効いた縦張りのストライプデザインが特徴。フッ素樹脂塗装の採用で、紫外線による変色、褪色から塗膜を守り、10年保証も付く。このフッ素樹脂塗装は遮熱性能もプラスされており、日射による表面温度の上昇を抑える。なお、ガルスパンシリーズは今回のモデルチェンジで全シリーズフッ素樹脂塗装が採用された。防耐火認定は、木造軸組で45分準耐火構造や準防火構造などを取得済。
 カラーはFネオブラック、Fレイクブルーメタリックなど全7色。標準品は長さが3,000mmと4,000mmの2種類。設計価格は5,400円/m2(税別)。
 断熱ヴァンドDS型35VN スパン450は、不燃材料認定(NM-3691)を取得し、用途の拡大を狙っている。フッ素樹脂塗装の採用により、色調変化が起こりにくく、20年保証付き。このほか、施工時の取り付けビスが隠れるボルトレス仕上げや、シャープな角型ストライプを基調とした意匠で建物の外観を美しく仕上げる。
 カラーは、シルバーなど全3色。本体の働き幅が450mm、厚さ35mm、長さは1,800~9,000mmまで1mm単位でオーダー可能。設計材工価格は2万円/m2(税別)。

【写 真】
[左]ガルスパンSEiフッ素
[右]断熱ヴァンドDS型35VN スパン450


2013年12月05日号から

ナラ材並みの強度と硬さ トドマツの圧密フロアを参考出展 松原産業

20131205_05_01.jpg 松原産業(株)(本社栗山町)は、トドマツなど道産針葉樹に圧力をかけて圧縮することで曲げ強度や硬さを広葉樹のナラ材と同等以上に強くした床材「ミューロフロア」を11月7日・8日に札幌市内で開かれたビジネスEXPOで参考出展した。
 道内では、戦後植林されたトドマツなどの人工林が主伐期を迎え、その用途開発が課題となっている。
 針葉樹フローリングは現在も販売されているが、ナラなどの広葉樹に比べて柔らかく、キズもつきやすかった。
 新開発した圧密化技術で、ナラ材と同等レベルの強度と狂いにくさを実現。今後貴重になる道産ナラ材などの代替品としてアピールしたい考え。
 デザインは、NC加工機を使って波打った形や多角形など、変わった形のフロアが用意されている。
 価格は未定だが、「ナラ材より安く設定できれば、需要はけっこうあるはず」と話している。


【写真】
ビジネスEXPOで展示されたミューロフロア
 


2013年11月25日号から

無垢の質感でお手頃価格 アンティークガラス採用室内ドア キムラ

20131125_04_01.jpg ㈱キムラは、9㎜厚の突板を芯材の表裏に貼り合わせ、狂いや暴れを抑えて無垢の質感を味わえるお手頃価格の室内ドア「イーナドア」をこのほど発売した。
 イーナドアは、昨今のカフェブームが女性中心に広がっていることに注目し、住宅の決定権を握る女性にカフェに合うようなデザイン・質感の良さとお手頃な価格をアピールしている。カタログも女性が違和感なく読めるように、レイアウト、色づかいなどを工夫した。
 表面が波打ったバロックガラスやチェッカーガラスを採用してガラスの先が見えなくなるため、洗面脱衣室のドアとしても使える。ドアハンドルや引き手もレトロテイストなデザインを中心に数多くの中から選択可能。
 樹種はパイン、ヘムロック、アルダーの3種類。デザインは樹種によって違い、3~4種類用意。無塗装での出荷となる。オプション対応でリボスやオスモのオイル塗装も可能だ。
 このほか、開け方は片開き、1本引き、引き違いの3種類用意。デザインにこだわる消費者向けに丁番の存在感を隠せる隠し丁番をオプションで選択できる。
 価格は、パイン材のチェッカーガラス入り片開きタイプ本体、枠、標準ハンドル、標準丁番、枠ビスセットで8万4000円(税別)から。


【写 真】
写真のドアはアルダー材を使用


2013年11月25日号から

水抜きを電動で遠隔操作 ポラリスシリーズとして発売 光合金製作所

20131125_05_01.jpg (株)光合金製作所は、水抜きの電動遠隔操作装置ER2000「ポラリス」シリーズをこのほど発売し、11月7日・8日に札幌市内で開かれたビジネスEXPOでデモンストレーションを行った。
 ポラリスは、操作盤のボタンを押すだけであとは電動でしかも遠隔操作で水抜栓の水抜き操作できる装置。レバー操作による手動水抜きの場合、操作部は水抜栓に設けるしかなく、離れたところからの操作はできなかった。
 電動遠隔操作装置は以前からあった商品で、今回操作パネルを小型化。また、配管時の施工性も改善、合わせて「ポラリス」シリーズと新たに製品愛称をつけた。
 操作盤は増設できる。また、オプションとして水温を感知して自動水抜きも可能。
 価格は、住宅用として使われる水道管の口径13mm~30mm用が、操作盤と水抜き駆動部をセットにして5万7400円(税別)など。なお、使用するには同社のDVシリーズやAQシリーズなどの水抜栓や湯水抜栓が別途必要。

【写 真】
ビジネスEXPOで展示されたAQシリーズとポラリス(赤い矢印)


2013年11月15日号から

大工が機嫌良くなる 屋根断熱の新工法が好評

日本住環境 tel.011-222-6330
20131115_02_02.jpg
 日本住環境(株)が屋根断熱の施工合理化とコストダウンを狙って発売した屋根通気層保持材「ルーフスペーサー」が、道内の現場で好評だ。
 ルーフスペーサーは、PET樹脂を成型した長方形の板状部材。高さ35㎜の突起「モーグルフォーム」により、たる木間に納めたときにこの部分のすき間が通気層として働く。耐水性に優れ、透湿性能もJIS基準を大幅に上回り、透湿・防風シートの施工を省略することができる。屋根通気層の施工法として普及している二重たる木工法に比べて少ない労力で安全・確実に施工できる。
 室蘭市の工務店・アテリアの田中社長は、「今春の展示会でルーフスペーサーのことを知り、屋根断熱の現場で試しに使ってみた。タッカー留めなので施工が速いし、部材同士も連結しやすい。壁よりも施工が面倒な屋根断熱を安全に施工できるのも良い。詳細な計算はしていないが、トータルでコストダウンになっていることは間違いない。何よりこの忙しい時期に、大工が『楽できる』と喜んでくれるのがうれしい。今後も使用していく」と話している。

20131115_02_01.jpg 十勝・幕別町の(株)岡本建設では、「新製品ということで試験的に2棟ほど使ってみた。工程が単純化されるので施工会社から『施工しやすいし、大幅な時間短縮につながる』と好評だった。当社は断熱工事を外注しており、今後も使用するには標準工法を変更することになる。施工会社と相談したい」と話している。
 日本住環境札幌支店では、「材工が大幅にコストダウンできるだけでなく、人工が圧縮されることで忙しいこの時期に工務店の強い味方になることを粘り強くアピールしていきたい」と話している。

【写 真】
[上] ルーフスペーサーの連結は、窪み同士を重ねてはめるだけ
[下] 210に高さ35㎜のルーフスペーサーを施工し、GW200㎜を収める
 


2013年11月15日号から

MD継手用ステンレスジョイント 公営住宅の仕様に合致

アキレス ☎03-3225-2180
20131115_03_01.jpg アキレス㈱は、住宅の水回り等に使用する継手「アキレスジョイント」の新シリーズとして「ステンレスタイプ」をこのほど発売した。主に便器との接続に使用する。
 公営住宅では、防火性、耐火性などを考慮しMD継手と呼ばれる排水鋼管用の可とう継手が用いられている。同製品は、このMD継手と水回り設備を接続するジョイント部材として使う。防火区画認定対応品。
20131115_03_02.jpg 製品特徴として、硬度のあるステンレス製ながら90度の曲げに対応(一部モデルは30度まで)。また、防耐火性に優れ、800度の高温でも耐力と形状保持が可能。さらに、継手の内外両面に焼付け塗装を施すことでさびや腐食に強く、掃除洗剤などを使用しても耐薬品性もある。
 対応する便器は、TOTOはC-720P、C-721P、INAXはC18PU、C20Pなど。
 価格はオープン。


2013年11月15日号から

4種類の洗剤でカビや雨染みを除去

リムロ工法 サンコート☎011-747-1515

20131115_04_01.jpg 浴室の水アカやカビ、外壁の雨染みやサビなど、住宅・建築物の内外観の汚れを4種類の洗剤を駆使してキレイに落としてしまう「リムロ工法」が注目を集めている。
 外壁の汚れは、高圧洗浄でこそげ落とす、浴室のカビは市販の洗剤で洗うのが普通だが、高圧洗浄は汚れを落としきれない場合が多く、市販のカビ用洗剤はすぐに再発する場合も多い。
 リムロ工法は、汚れの原因物質である菌類や油脂分を分解。また酸化による水アカや雨染みを還元反応で洗い流す。
 汚れ落ちの効果は、写真のようにかなり劇的。外壁やタイルは施工当初の色がよみがえるほか、日焼けや雨水で焼けた屋外の木部も、白木の状態にかなり回復する。
 室内外のカビや藻、タバコのヤニ、スス汚れには次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする洗剤Aタイプ。水アカや雨染みなどはフッ化水素酸ナトリウムと金属封鎖材を主成分とする洗剤Fタイプを使う。油汚れや木部の黒ずみを除去する専用洗剤も用意されている。
 施工前には汚れ面に4種の洗剤を吹きかけてどの洗剤がもっとも効果的かパッチテストを実施。その後使用洗剤を決めて、塗布またはスプレーで洗剤を施工する。
 洗剤の安全性は食品添加物指定の材料が使われており、人体にも環境にも害がないという。主成分については化学物質安全性データシート(MSDS)が用意されている。
 価格の目安は100㎡以上施工の場合、材工で1,200円/㎡だが、施工前のパッチテストなども必要になるため、発売元に相談のこと。
 発売元は㈱サンコート(札幌市北区新琴似5条1丁目2-37、☎011-747-1515)。

浴室のカビ取り
外部階段とブロック
屋外のタイル汚れ


2013年10月25日号から

60kN対応の高耐力ホールダウン パネル対応のL型金物も

カネシン tel.03-3696-6781
20131025_01_01.jpg (株)カネシンは、短期基準接合引張耐力が60kNある「高耐力フレックスホールダウン60」と同じく52kNある「(2×4用)高耐力フレックスホールダウン52」をこのほど発売した。このほか、パネルや合板の上からでも施工性の良い薄型の金物「背割りコーナー」「背割りコーナー合板タイプ」を発売した。
 長期優良住宅など耐震等級を上げる設計が増える中、ホールダウンに求められる引抜き耐力も上がってきた。そこで今まで同社では引張耐力35kNが上限だったホールダウン金物を最大60kNにアップした高耐力フレックスホールダウンを開発した。同時に、Zマークのアンカーボルトではボルト強度が弱いため、新たに「高耐力フレックスアンカーボルト」と「高耐力フレックス両引きボルト」を発売した。
 価格は、高耐力フレックスホールダウンシリーズが両製品とも1個2400円(税別)。高耐力フレックスアンカーボルトは、60kN用が1400円/本(同)、52kN用が1100円/本(同)など。
20131025_01_02.jpg L型金物「背割りコーナー」は、板厚が薄く、パネル仕様でも金物が邪魔にならない柱と土台、柱と横架材の接合に使用する柱頭柱脚金物。設計上の工夫で、強度を保つ補強リブを小さくし、板厚が1㎜と薄いためパネル仕様でも欠きこまずにパネルをはめ込むことが可能。
 また、背割り柱の場合に背割りを避けてビスを打ち込むことができる。告示1460号第2号[は]に対応する金物で、短期基準引張耐力は背割りコーナーが最大7.1kN、背割りコーナー合板タイプが最大6.3kN。価格は200円(税別、ビス同梱)から。


【写真】
[上]高耐力フレックスホールダウン施工例
[下]背割りコーナー合板タイプ施工例


2013年10月25日号から

次世代不織布で吸音・調音 心地よい音場創るパネル

クラレ tel.03-6701-1377

20131025_02_01.jpg 不快な高周波数帯の音を軽減したい時や、音楽・映画鑑賞で音場をクリアにしたい時に効果を発揮する吸音・調音パネル「静御殿」(しずかごてん)が、オーディオファンを中心に注目を集めている。(株)クラレクラフレックスが、多機能な次世代不織布・フレクスターを使って開発したもので、今年5月から発売開始した。
 静御殿は、紙製のハニカム板を吸音用と調音用の2枚のフレクスターで挟んだ3層構造のパネル。一方の面が中高音域の吸音に優れ、「キーン」という耳につく不快な音を軽減する吸音面、もう一方の面が中低音域の吸音に優れ、クリアな音場を創る調音面となり、部屋の用途に合わせ、いずれかの面を表にして壁掛けする。
 例えば、子どもの甲高い騒ぎ声などが耳に響く場合などは吸音面、音楽や映画鑑賞で効果音に重なったセリフを聞き取りやすくする場合には調音面を表にして使用すると効果があるという。
 パネルは天然木(栂)のフレームにセットされており、表面は好みの柄・デザインの布地でカバーすることができるので、部屋のインテリアとしても楽しめる。
 サイズは縦900×横600×厚さ44㎜。価格は1枚5万5000円(税別)。


2013年10月25日号から

デマンド型のダクトレス換気 省エネで風に強い100Vタイプ 日本スティーベル

20131025_03_01.jpg 日本スティーベル(株)は、温湿度センサーで換気量を自動制御するデマンドモードを内蔵したダクトレスタイプの換気システム「LA60」シリーズに、100Vタイプを追加して発売した。これを機に拡販を目指している。
 LA60は壁などに取り付けるダクトレスタイプの第3種換気で、ダーティゾーンのトイレやユーティリティに設置し、給気は居室からレジスターでおこなう。
 換気モードは、30m3/hと60m3/hの固定モード、30~60m3/hのデマンドモードがあり、デマンドモードは温湿度によって30から60m3/hまで4段階で換気量が可変する。例えば、22℃、湿度50%までは30m3/h、湿度が50%以上になると40m3/hに自動制御で切り替わる。また、VOCの揮発などが少なくなる秋・冬の10月~4月は省エネを優先してデマンドモード、それ以外は固定モードで運転するカレンダー機能を備えている。
 湿度は空気汚染のセンサーともいわれ、室内空気がキレイなときは換気量を自動で抑えるため、省エネ効果は熱交換換気とほぼ同等、イニシャルコストは大幅に削減されるという。
 LA60のもう一つの特徴は、静圧200パスカルまで一定の換気量を確保できる力強さと制御機能。国産のパイプファンなどは風に負けてファンが空回りする場合が多いといわれるが、風速20m/S程度の風が吹き付けても設計換気量を維持することができる。
 商品は、一般的な壁掛けタイプと埋込タイプがあり、本体寸法はタテ・ヨコ260mm、奥行きは壁掛けタイプが108mm、埋込タイプが128mm。標準価格は、いずれも7万8000円(税抜)。
 問い合わせは同社お客さまセンター(フリーダイヤル0120-146497)、または各拠点へ。

【写真】
ケースユニット、ファンユニット、フロントパネルで構成され、フロントパネルにはフィルターの掃除時期を知らせるランプがつく


2013年10月25日号から

スマートキー標準装備 カバー工法のリフォーム用玄関ドア

20131025_04_01.jpgYKKAP tel.011-662-4161
 YKKAP(株)は、電気錠「スマートコントロールキー」機能を標準装備した「リフォームスマートドア ヴェナートRD」をこのほど発売した。
 同製品は、外壁工事が不要なカバー工法により1日で交換可能なリフォーム用玄関ドア。スマートコントロールキーは、電気錠ユニットやカギ穴がドア表面から見えないスマートな納まりが特徴。
 鍵方式は、カードタイプか手持ちの携帯電話などにシールとして張る「ピタッとkey」と、車のインテリジェントキーのような形状でポケットにしまったまま施解錠できる「ポケットキー」の2種類。停電時は、非常用カギで施解錠できる。
 このほか、同社の従来製品に比べてデザインバリエーションが約3倍に増え、一部を除き新築用と同じデザイン・カラーから選べるようになった。
 施工は、既存ドアを外して不要な部分をカット。新しい枠・ドアを取り付け、額縁、電気配線をした後で仕上げる。断熱性能は次世代省エネ基準Ⅰ地域まで対応可能なD2仕様とⅢ地域まで対応可能なD3仕様の2種類ある。
 設計価格は、写真の親子タイプ、S14デザイン、D3仕様のピタッとkeyタイプで59万8000円(税別、工事費別)。

【写真】ヴェナートRD施工例
 


2013年09月25日号から

暖房専用エコフィールを初施工 運転音の静かさも特徴

20130925_02_01.jpg 北海道セキスイハイム(株)は、暖房専用エコフィールを採用した戸建住宅を札幌市内でこのほど施工し、引き渡した。暖房専用エコフィールは(株)長府製作所とサンポット(株)が9月10日に発売開始したばかりで、これが取り付け第1号の住宅となる。
 取り付けた住宅は、石油販売会社・北海道エネルギー(株)の社員宅で、給湯もエコフィールを採用。暖房は当初通常の灯油ボイラーだったが、暖房専用エコフィールが発表されたことから急きょ仕様変更した。
 暖房専用エコフィールは、灯油暖房ボイラーの排気熱を2次熱交換器で回収して利用し、熱効率を91%まで高めた省エネ型暖房ボイラー。灯油消費量が従来のボイラーに比べて年間で130~160リットルほど減ることと、運転音が静かなことが特徴。
 設置場所はキッチン横のユーティリティーで、給湯用エコフィールを壁掛け、その下方に暖房用エコフィールを床置きし、循環ポンプは床下に置いた。このことでさほどスペースをとらずに設置できた。
 引き渡し前の試運転では、エコフィールのスイッチをオンにしても運転音はほとんど聞こえず、本体に手を当てて燃焼しているのがわかる程度だった。
 道セキスイハイムでは、「今回、施主様のご依頼で初施工したが、今後は暖房熱源の新しい選択肢になるかもしれない」と注目している。

キッチン横のユーティリティに設置した給湯用エコフィール(上)と暖房用エコフィール(下)


2013年09月15日号から

外観もスマートな玄関ドア スリム枠とセットバック納まり

YKKAP ☎011-662-4161
20130915_03_01.jpg YKKAP㈱は、防犯性も兼ね備えたハンドル一体型電気錠「スマートコントロールキー」を標準搭載した戸建住宅用「スマートドア」の新機種「ヴェナートS」をこのほど発売した。
 ヴェナートSは、通常のヒンジ(丁番)の代わりに「センターピポットヒンジ」構造を採用。カギ穴だけでなく丁番も見えないスッキリとした意匠を実現した。さらに、ドア枠の先端部を7㎜まで細く薄くした「スリム枠」や、扉の取付位置を枠の先端から室内側にセットバックさせることで奥行きや陰影感のある立体的な意匠を実現する「セットバック納まり」を業界で初めて採用するなど、デザイン性にこだわった。
 また、標準装備したハンドル一体型電気錠「スマートコントロールキー」は、ICチップ内蔵カードなどで施解錠できる「ピタットkey」と、ポケットや鞄に入れたままでハンドルのボタンを押すだけで施解錠できる「ポケットkey」の2つの鍵を選べる。このほか、センターピポットヒンジにより、枠と扉のすき間を最小限に抑えられるため、指はさみ事故も軽減できる。
 デザインはベーシックなものからモダンなものまで全8種類。色は、ヴェナートシリーズで人気の木目柄5色にアルミ系2色を加えた全7色をラインナップ。断熱仕様は次世代省エネ基準Ⅰ地域まで対応したD2仕様とⅢ地域まで対応のD3仕様を用意。
 価格は、片開きドアで36万6450円(税込)から。


【写真】
ヴェナートSの施工例
 


2013年05月25日号から

新製品

厳寒期の性能向上
DCモーター搭載の新型熱交発売

パワーズトレーディング  http://www.pwstd.co.jp/
20130525_2_02.jpg パワーズトレーディング㈱は、カナダ製の顕熱式熱交換換気システム「ライフブレスHRV」シリーズのうち、155MAXを改良し『New155MAX』として発売開始した。
 New155MAXは、外形寸法は旧型とほぼ変わりないが、熱交換素子を六角形のコアに変更することで熱交換効率を73%から85%に向上(0℃時)。消費電力の少ないDCモーターも引き続き採用している。機外静圧100Pa時の最大風量は200㎥で、50坪強の住宅まで1台で使用できる。
 New155MAXはHRVシリーズ共通の特徴として、取り外して水洗いできるアルミニウム製熱交換素子を採用。外気温が低いときは、ダンパーを閉めて一時的に外気の取り入れを休止し、室内の空気を循環させることで熱交換素子の凍り付きを防止する。ダンパーの動作時間は最小限で済むようにプログラムされており、外気温が氷点下でも高い熱交換効率を維持できるという。カナダの第3者認証機関HVIの測定によると、外気温0℃時の熱交換効率が85%に対し、-25℃の極寒時でも84%と公表されている。
 設置は、フィルターや熱交換素子のメンテナンスのやりやすさを考え、壁やクローゼット内部などの設置を提案している。デジタル液晶付きリモコンで風量切り替えやタイマー運転などが設定できる。
 外形寸法は幅850×高さ483×奥行375㎜。価格は要問い合わせ。
 なお同社では新機種発売に合わせてホームページをリニューアル。HRVの採用プロユーザーへのインタビューを掲載するなど内容も一新した。


【写真】
MAX white bkgd IMG_0434.jpg 六角形の熱交換素子に変更したNew155MAX


コンパクトな制震装置
施工性向上し価格も大幅ダウン

カネシン ☎03-3696-6781
20130525_2_01.jpg ㈱カネシンは、地震の揺れを抑える制震装置「V-RECS」を軽量・コンパクト化し、施工性や経済性をアップした「V-RECS」としてこのほど発売した。
 東日本大震災以降、地震に強い家づくりへの関心が高まり、地震の揺れを吸収する制震装置が注目されるようになったが、制震装置の設置はコストがネックとなっていた。そこで従来販売していたV-RECSの小型軽量化を図り、制震性能を維持しながら製品価格を約半額へ大幅ダウン。小型軽量化によって取付部品数も減少し、施工時間が3割短縮できる。
 また、アームを小型化して筋かい耐力壁の内部に設置できるようになり、耐力壁内に制震装置を設置できる。ダンパーも幅を80㎜に小型化したことでリフォームで使いやすくなった。
 V-RECSは、柱と梁を上下2つのV型で支える鋼製アームと、地震エネルギーを吸収する高減衰ゴムを組み込んだ高性能ダンパーからなる。アームが受けた地震エネルギーをダンパーの高減衰ゴムがせん断変形してエネルギーを吸収し、建物の揺れを軽減する。同社の解析によると同製品未使用時に比べ、2階床の揺れ幅を約60%抑える効果があるという。高減衰ゴムは、劣化促進試験により60年相当経過しても性能がほとんど変化しないことを確認している。
 価格は、1セット10万円(税別)。住宅1軒で4セット以上使うことを推奨している。


【写真】
設置例
従来タイプとの大きさ比較


2012年12月15日号から

太陽SUNに新タイプ追加

最高レベルの充てん断熱材 SUN-Rシリーズ

SUN_R.jpg

20121215_01_01.jpgパラマウント硝子工業(株)北海道支店は、マット品として最高レベルの熱伝導率(λ・ラムダ)0.035Wを達成したグラスウール断熱材「太陽SUN」「サンツーバイ」の受注販売を開始した。
 
高性能グラスウール「太陽SUN」は、一般的な16K品がλ=0.038W、105㎜厚での熱抵抗値は2.8。これに対し、新タイプはλが0.035W、105㎜厚での熱抵抗値が3.0、120㎜厚では3.4となり断熱性能がアップ。ツーバイシックス用のサンツーバイでは、これまでの熱抵抗値3.7が4.0と0.3ポイント高断熱化する。
 
グラスウールの繊維径と密度の調整によりボード品並みの高断熱化を実現。現行の24K品よりも高性能となる。充てんプラス外張りなどの複合断熱が増え、電力不足などを背景に高断熱化に関心が高まる中、充てん用グラスウールの高性能化で壁体の平均熱貫流率(U値)向上に貢献する。

同社の試算によると、太陽SUN16K の105㎜品から新タイプに変更することで、平均熱貫流率を変えずに窓1窓を追加できる程度の効果があるという。
価格は太陽SUN16K品に対し11%程度のアップに抑えた。
 
本州も含め、問い合わせは同社北海道支店へ(江別市工栄町11-1、tel. 011-590-8800)。ホームページはhttp://www.pgm.co.jp/こちら>>。


[写真]充てん断熱用に開発したλ=0.035Wタイプ.上左から105mm、120mm、140mm用


2012年12月10日

Web特集 住宅の防水・通気対策再点検

2009年10月に瑕疵担保保険履行法が施行されてから3年経った。保険事故は毎年減っているが、9割近くが屋根・外壁まわりに集中しており、この部位は要注意だ。北海道に限ると、屋根の事故割合が多く、実質的にはスガモリ事故防止が重要となってくる。見過ごされがちな住宅の防水・通気対策について特集した(2012.12)。
 
 
この特集は、"電子カタログ"形式で編集した。閲覧は無料で、本ページ中にあるリンクをクリックするだけ。ページをめくる感覚で使えるのがミソ。インターネット接続が必須となる。

なお、pdfデータとして無料ダウンロードすることもできる。
 
 
 
 
   Web特集に進む(クリックして下さい)
 
 
 
  
<電子カタログの見方 パソコンの場合>

1.クリックすると基本画面が現れる
use1.jpg画面右上【ZOOM】画面を拡大表示する 
画面下 【List】各ページのタイトル表示 【Top】最初のページに戻る 【Prev】1つ前のページに戻る 【Next】1つ後のページへ 【Last】最後のページに飛ぶ 【Jump】指定したページに飛ぶ 【Print】画面を印刷

 
 
2.さまざまなリンクが隠されている
use5.jpg記事や広告には隠しリンクがあり、そこをクリックすると参考資料が見られたり、施工ビデオが見られたりするなど便利に使える


3.ビデオもそのまま再生
use6.jpgビデオは新たなウインドウを開くことなく再生される


4.スマホ、タブレットでの見え方
use8.jpgタブレット、スマホでは、画面の右中をクリックするとページが進むなど、より直感的な操作が可能(http://www.ebook5.net様からの画像を借用)
 
 
 
 
 
※本特集は、日本住環境株式会社の協力により作成しました。
 
※本特集の閲覧には、インターネットに接続された環境と、パソコンまたはスマートフォン、タブレットが必要です。
 推奨ブラウザ;IE9以上 Firefox3.6以上 Chrome6以上 Safari4以上
 推奨スマートフォン・タブレット iPhone・iPad(iOS4.3以上) Android4.0以上(全ての機種での動作を保証しているわけではありません)※※Android2.3上で動く機種があることを当社で確認しています

 
※ビュワーの詳しい使い方は コチラ  
 
 


2012年11月15日号から

腐らないデッキ木材

秋田杉など原料の再生複合材 秋田ウッド

20121125_02_01.jpg リサイクル原料で腐りにくいデッキやベンチなどのエクステリア建材を製造している会社が秋田県・大館市にある。地元の秋田杉と工場から排出される廃プラスチックを原料とし、顔料を混ぜて押出成型される建材は、腐らず色落ちせず、紫外線劣化もほとんど起きない高い耐久性と、木材の質感、そして南洋材並みの手ごろな価格で、地元東北のほか西日本などでも人気。北海道への販売にも意欲的だ。
 商品名は「AO-MWood(エー・オー・エムウッド)」といい、木材・プラスチック再生複合材として国内6番目のJIS適合認証を昨年受けている。

 AO-MWoodの特徴は、木材の良さである質感と、プラスチックの良さである耐腐食性などの性能を併せ持っている点に加え、顔料や添加剤によって20年以上のフリーメンテが期待できる点。大学や病院建築の壁面ルーバー材としても採用されているが、これはスーパーゼネコンが外装建材としてアルミ材と同等以上の耐久性があると認めているから。
 原料は、周辺の製材工場から排出される廃木材と、ポリプロピレンをメインとしたプラスチック材。これらを粉砕し、いったんペレット状に混合したあと、熱を加えて押出成型する。
 木材を原料に5割以上使いながら非常に腐りにくいのは、木材腐朽菌が材料内部に侵入することをプラスチック成分が膜を作って防いでいるからだという。
 秋田県が、間伐木材とプラスチック材、AO-MWoodを並べて海岸のキャンプ場に設置して耐久性試験を行ったところ、プラスチック材は3年でダメになり、木材は5年で朽ち、残ったのはAO-MWoodだけだった。現在、腐食の激しい設置場所ほどAO-MWoodが選ばれているという。
 製品はデッキ材を中心に製造しており、ビス留めとブラケット納めの2通りの施工方法がある。またルーバー材は化粧柱として使うこともできる。色は標準色としてブラウン、明るめのサンディブラウン、グレーの3色を用意。
 設計価格の目安は、2間幅×奥行9尺のデッキセットで30~40万円程度。製品単体価格は、ジャラなど南洋材と同等という。
 「針葉樹用材でデッキをつくると、寒冷地でも2~3年で腐ってしまうほか、落雪などで傷みが進行しやすい。このため住宅にデッキを設置することをためらう住宅会社様もあると聞いているが、ぜひAO-MWoodを使ってみてほしい。防腐塗装の必要がなく、枕木のようにタールの流出もないので素足で歩くこともできる。また、外壁の化粧柱に使うこともできる」と同社はPRしている。

 問い合わせは同社へ(秋田県大館市白沢字松原570、tel.0186-47-2230)。
ホームページ
http://www.akitawood.e-const.jp/


2011年07月15日号から

高級薪ストーブ 栄興

高温燃焼でススがつかない

 気密化資材や木材保護着色塗料を扱う(株)栄興はこのほど、フィンランドの天然高級石材を使用した薪ストーブ「ヌナウーニ暖炉」の扱いを開始した。設置費用込みで300万円程度と高額だが、都市部の富裕層やリゾート別荘向けに需要を掘り起こせるとみている。
 ヌナウーニ暖炉は耐熱性・耐久性に優れたフィンランド産の高級ソープストーン※を使用。1200℃の高温燃焼に耐える特性と特許燃焼技術により薪をガス化して完全燃焼させることができ、10年使っても煙突掃除が必要ないほどススや煙をほとんど排出しない。
 また鋳鉄や鋼板に比べて蓄熱容量が大きいため、高断熱住宅なら薪の投入は1日1回でいいという。火室内は高温燃焼するが、石材の特性により室内側表面温度は70℃程度で維持されるため、安心して使える。
 石材独特の素材感と温かみが人気で、北海道を含む全国各地に設置例がある。
20110715_04_01.jpg 商品ラインナップは一般の暖炉から料理用暖炉、オーブン付きなど豊富。このうちAURAは新型で、スリムでコンパクトな形状。高さ1506×幅754×奥行627mm。重量は770kg。価格の目安は150万円(搬入・組立・設置工事など別)。
 EVA1は料理用ストーブで、高さ1015×幅1120×奥行700mm。重量は1880kg。価格の目安は210万円(同)。
 栄興では、特別な暖かさを希望されるお客さまに対して、商品提案の幅を提供できる商品なので、まずは問い合わせてほしいと語っている。
 問い合わせは同社へ(北広島市白樺町1ノ8ノ5、℡011・373・4031)。

※ソープストーン:石けんのような肌触りの天然鉱石。耐熱性、蓄熱性が高いため、ストーブのほか冷やしてオンザロックの氷代わりにも使われる。なかでもヌナウーニ暖炉のソープストーンは特に耐熱性に優れており、高温に強い一方で、遮熱効果も高いという。


写真
スリムな最新型AURA


2010年11月05日号から

道東初の燃料電池 LPガス仕様を高齢者住宅に

 北海道アストモスガス(株)(本社北見市、折葉孝社長)では、今年4月から販売開始したLPガス仕様の家庭用燃料電池「エネファーム」を北見市内の高齢者専用介護付住宅に設置した。エネファームが道東地区で設置されたのは今回が初めて。同社では年内さらに7~8件の住宅への設置も進め、冬期の運転状態を検証したうえで来年から拡販したい考えだ。
20101105_01_01.jpg 同社が販売するエネファームは東芝燃料電池システム製で、耐寒温度マイナス20℃の寒冷地対応機。燃料電池発電ユニットと220の貯湯ユニットで構成され、LPガスから取り出した水素を酸素と化学反応させることによって電気を作り、同時に発電時の熱を回収して温水を作る。給湯だけでなく、暖房にも使うことができる。
 定格出力は250~700Wで、総合エネルギー効率は83%以上と高く、CO2やNox(窒素酸化物)などの発生量も少ないなど環境性・省エネ性に優れているのが特徴。学習機能によって一日の電力需要と給湯需要を予測して運転し、バックアップ給湯機が稼働する時以外は音もほとんどしないという。
 今回設置した高齢者専用介護付住宅は、RC造の3階建て。個室の暖房が電気、調理と共有部分の暖房がガス、給湯が灯油と、3種類の熱源を使い分けていたが、同社が給湯の燃料転換としてエネファームとエコジョーズの並列設置を提案し、採用が決まった。
 エネファームは、燃料電池発電ユニットと貯湯ユニットの両方とも屋外設置。地盤を凍結深度まで掘り、砂利を敷いた後、コンクリートを打設して作った基礎の上に固定した。本体内で凍結の心配はないが、屋外に露出する配管部分は凍結防止を考え、保温措置を行ったうえでテープヒーターを巻いている。使用するLPガスはこれまで調理などで使われていたものと変わらない。

当面はリース販売

 エネファームの価格は330万円(税別)で、補助金が130万円出ても200万円かかるため、現状ではモトを取るのは難しいという。そこで今回の高齢者専用介護付住宅ではリースで設置。ガス料金も灯油価格と遜色ない専用のエコ料金体系を適用する。
 メンテナンスは2年に1回、運転4万時間または設置後10年のいずれかの時期が来るまで行われ、メンテナンス期間終了後は機器の入れ替えを提案するという。
 同社営業部の堀畑秀樹部長は「国のCO2削減政策や電気自動車の普及といった動きを先取りする形でエネファームに取り組んでいる。当面はリース販売が主流になると思うが、国とメーカーは5年後に100万円を切る価格を目指しており、高効率化もさらに進むだろう」と話している。
 問い合わせは同社(0157・36・2251、FAX0157・36・5549)へ。


※写真
建物の屋外に設置したエネファーム。右が貯湯ユニットで、左が燃料電池発電ユニット


2010年04月25日号から

太陽光発電2010 メーカーの戦略2 三菱電機

無落雪対応で販売増

20100425_03_01.jpg1.製品のPRポイント
 三菱電機(株)は、1996年に住宅用太陽光発電システム事業に参入し、98年から太陽電池の自社生産を開始した。太陽電池で発電した直流電源を家庭用交流電源に変換するパワーコンディショナは、同社の持つインバータ技術を生かして高効率化を発売当初から進めており、その変換効率の高さに定評がある。4kW用のパワーコンディショナの変換効率は97・5%。住宅用で最も効率が高いという。
 住宅用商品は、「ダイヤモンドソーラー」という名称で販売。多結晶シリコン太陽電池モジュールを4種類組み合わせ、切妻、陸屋根だけでなく寄棟屋根にも対応する。

2.今年の生産・販売量
 2月に長野県飯田市に太陽電池セルの第2工場が完成、今年度の生産量は前年度の220MWから270MWに増える。太陽電池モジュールの種類も、これまでの多結晶シリコンタイプに加え、より高効率な単結晶シリコンタイプが今年度中に加わる。2011年以降は、2種類合わせて600MWまで生産量を拡大する予定。
 納期は現在1ヵ月程度ということだが、今年度は道内での販売量が倍増すると見ており、「今後2ヵ月程度お待ちいただくことになるかもしれない」と話している。
 なお、6月から既存製品の一部改良を行い、同じ面積で発電量が約3%アップした新製品を発売する。これまで基本モジュール20枚で3・7kWだった発電量は3・8kWに増える。

3.システムの保証体制
 システム全体に10年保証が付く(パワーモニターのみ1年保証)。内容は、太陽電池モジュールの出力やパワーコンディショナの変換効率がJIS規定の条件下で一定割合を下回った場合や、システム部材が製造上の瑕疵で太陽電池モジュールの外れ・落下などを招いた場合の修理費用を同社が負担するというもの。据付工事については保証の対象外となる。
 保証は、同社推奨部材を使い、指定された工法で施工IDを取得した施工者が専用の設計・施工管理システムを使うことが条件となる。無落雪屋根に関しては、一昨年から専用架台を使うことで保証対象となった。

4.施工品質の確保
 施工品質の確保に関しては、10年保証に欠かせない施工ID取得者の育成に力を入れている。ID取得は、同社の据付技術講座を受講し、試験に合格しなければならない。道内では約750名がIDを所有。さらに施工ID取得者を増やすため、販社の三菱電機住環境システムズ(株)北海道社では、年間18回の今年度は300名以上の新規登録を見込んでいる。

5.普及に何が必要か
 これまでは、無落雪屋根への対応で遅れを取っていたと言うものの、専用架台を開発してからは販売量が大幅に増えているという。普及に弾みをつけるため営業力の強化に乗り出した。
 4月から三菱電機住環境システムズ北海道社内に太陽光発電システム課を新設、同社の強みであるエコキュートやヒートポンプ暖房、IH機器などとのセット提案でエコオール電化を推進する。


2009年09月15日号から

スタイロを値上げ/ダウ化工

 ダウ化工(株)は、9月1日出荷分より押出発泡ポリスチレン板「スタイロフォーム」の価格を15%値上げした。
 同社によると、昨年高騰していた原料のポリスチレン樹脂が今年は値下がりしたものの、製造コストが上昇して収益を圧迫した。物流コストの見直しなど社内のコストダウン努力により徹底した合理化を図ったが、製造コストの上昇分を吸収しきれず値上げに至ったという。
 問い合わせは、同社北海道営業所(Tel.011・709・5801)。


2009年09月05日号から

木製の床ガラリ/北海道気密販売

20090905_02_01.jpg 北海道気密販売(株)は質感の高い「木製床下ガラリ」を3日に新発売した。
 基礎断熱した住宅の1階掃き出し窓の下など、室内と床下の空気の対流に使われる床面のガラリは、これまで多くがプラスチック製だった。木製の質感を大事にしながら強度を高め、踏んで壊れない形状とした。
 スリットの形状は空気が流れやすいように工夫し、有効開口面積は給気方向で190.8cm2/m、排気方向で210.4cm2/mを確保した。
 また木製にすることでセミオーダー生産が可能となった。長さは440ミリから1805ミリまで35ミリピッチで製造可能。1840ミリ以上は別途見積もり。幅は取り付け寸法で140ミリ。
 開口部には難燃性のアミを使用。本体はナラで、色はクリア、ダークブラウン、ホワイトの3色。床材の厚さは12ミリと15ミリに対応する。固定用の専用ビスが付属する。
 設計価格は1525~1805ミリの規格で、12ミリ用、15ミリ用ともに3万3000円(税別)。
 問い合わせは同社へ(札幌市清田区平岡3条1丁目1-33、Tel.011・303・1103)。
 
 
(写真...木質感を保ちながら高強度を実現した)


2009年07月25日号から

映像録画が可能に/MMレンタCOM

20090725_03_01.jpg 建築現場にWebカメラを取り付け、パソコンや携帯電話でリアルタイムに現場状況を監視できるシステム「モバイルモニター」の付属ソフトが機能アップし、監視映像の録画ができるようになった。
 録画機能は、パソコンのハードディスク内に自動記録する。機能アップしたソフトは、最大16台までのカメラ映像を同時表示でき、日時指定再生やスロー再生などさまざまな機能が追加された。
 モバイルモニターは、Webカメラ本体、モバイル通信カードなどを防水ケースにコンパクトに収め、従来製品よりも格段に監視範囲が広く、狭い工事現場でも使いやすい。今回から1日単位のレンタルや、月払いレンタルも可能になった。申込みは、同サイトから行う。
 料金設定は携帯会社にイーモバイルを利用し全期間一括前払いの場合、6ヵ月レンタルで9万3000円(税別)で、1ヵ月あたり1万5500円(同)になる。また、月払いレンタルは、スタート月が3万7000円(同)で2ヵ月目からは1万3500円/月(同)。
 問い合わせはMMレンタCOM(Tel.0120・940・381)。
 
(写真...1度に16台までのカメラを接続・表示できる)


2009年07月15日号から

苫小牧工場が竣工/木の繊維

20090715_04_01.jpg 日本ではじめて木質繊維断熱材を生産する(株)木の繊維・苫小牧工場が7日、竣工式を迎え、ドイツ駐日大使や北海道副知事などの来賓や関係者ら約150名が工場の完成を祝った。
 
(写真右...主催者あいさつをする木の繊維・中山茂会長 写真左...来賓祝辞を述べるドイツ駐日大使・ハンス=ヨアヒム・デア氏)
 
 同社は、トドマツやカラマツなど道産木質チップを細かく砕いた木質繊維に熱と圧力を加えて断熱材を製造・販売する日本初の木質繊維断熱材メーカー。ドイツ・ホーマテルム社から独占的ライセンス生産と販売権を獲得し、大友詔雄社長が中心となって準備を進めてきた。
 竣工式では木の繊維・中山茂会長が「当工場は、木質繊維断熱材の製造技術がドイツ本国以外に提供された初めての工場となる。エコ製品をいかに普及させていくかが我々の使命であり、あらためて身が引き締まる思いだ」とあいさつした。
20090715_04_02.jpg その後来賓あいさつがあり、ドイツ駐日大使のハンス=ヨアヒム・デア氏が、「昨年の洞爺湖サミットが終了した翌日の7月10日、この工場の起工式に参加することができた。それから1年あまりで工場ができあがり竣工式に出席できたことを嬉しく思っています」とお祝いの言葉を贈った。
 来賓代表らによりくす玉が割られると、大きな拍手が贈られ、その後参加者は工場内見学行い、大規模な設備と自動化の進んだ機械類に感嘆の声を上げていた。
20090715_04_03.jpg なお、苫小牧工場では間もなく木質繊維断熱材「ウッドファイバーLD」シリーズの出荷を開始する。価格など問い合わせは、本社(011・398・5210)。


(写真上...試験生産された断熱材 写真下...工場見学でその設備の精巧さに目を見張る)


2009年07月05日号から

U値1W切る高断熱/ガデリウス

20090705_03_01.jpg ガデリウス(株)は木質系断熱玄関ドアを一新、断熱性能や仕上げ面材の質感を大幅に向上させるなどして秋口から新発売する。
 新しいドアの名称は「スウェーデンドア」。現行品からの大きな改良点は1.断熱性能 2.調整丁番 3.木質面材の3つ。
 まず断熱性能は、芯材となる断熱材をウレタンに変更するなどにより、ガラス入りで熱貫流率(U値)0.94Wと1Wを切る高いレベルを達成。ガラスなしタイプならさらに高い数値となり、高断熱化が進む開口部への期待にこたえる。
 調整丁番については、新たに3次元丁番を導入した。上下左右に加えて奥行き調整もできるようになり、不具合がほとんどの場合解消できる。
 仕上げの木質面材については、とくにチークとパイン材について品質を大幅に引き上げた。また主力の94型はチーク、パインともに表面単板張りがぶ厚くなり、重厚感も増した。
 このほかハンドルをマット調の落ち着きあるタイプに変更した。ダブルロック、CP対応、着脱式サムターンなどの防犯性能は従来通り。
 これまで人気の高い76型、94型はほぼ従来と同じデザイン。このほかは新デザインとなる。また納期は最短で2.5ヵ月まで短縮できるので、特注対応もできる。
 8月ころに新カタログが完成するが、当面は人気の高い2タイプ。
 設計価格は写真の94型パイン標準ドアで、44万9000円(税別)。
 問い合わせは同社各営業所などへ(札幌=Tel.011・743・7710)。
 
(写真...左がパイン面材の94(P)、右がチーク面材の76W66(T))


2009年06月25日号から

耐震補強用にも最適/タナカ

20090625_03_01.jpg (株)タナカ住宅資材事業部は、短期基準接合耐力15kNをクリアした柱と横架材接合用の金物「オメガコーナー15kN用」をこのほど発売した。柱と土台の接合に使用する場合はアンカーボルトが不要となるなど施工性が向上し、新築だけでなく耐震補強リフォーム用金物としても売り込んでいく。
 壁倍率4倍以上の柱や壁倍率3倍以上の出隅柱と横架材を接合する金物は、短期基準接合耐力15kNが必要な告示1460号(と)の金物が必要で、これまではホールダウン金物が使われてきた。この場合、基礎と土台を緊結するアンカーボルトが必要だった。耐震補強リフォーム時は後付けでホールダウン金物とアンカーボルトを施工するのは大変なため、施工しやすい金物の発売が待たれていた。
 オメガコーナー15kN用はホールダウン金物より大幅に小さく、横架材側3本、柱側5本の専用ビスで留めるだけで良いため施工性が向上した。また、横架材側のビス位置を柱面から32ミリ離れとし、ドリルチャックを垂直に立てられるクリアランスを確保した。ハウスプラス確認検査による接合部金物試験で、15kN以上の短期基準接合耐力を持つことを確認している。このほか、横架材側のビスを長くして30ミリまでの床合板に対応したオメガコーナー15kN床合板仕様もある。
 なお同社では、1階柱脚部の接合に使用する場合、新築住宅など確認申請が必要な物件については建築主事など関係行政に事前確認することを勧めている。
 金物寸法は、高さ136×幅50×奥行き50ミリ。価格は、専用ビス8本付きで、オメガコーナー15kN用が460円(税別)、同床合板仕様が500円(同)。
 問い合わせは、同社札幌営業所(Tel.011・700・0100)。
 
(写真...柱からの距離をとることでビスを打ちやすくしたオメガコーナー15kN用)


2009年04月05日号から

住宅用では初めて/アキレス

ハイブリッド真空断熱材

20090405_04_01.jpg アキレス(株)は、硬質ウレタンフォーム内に真空断熱材を組み合わせて従来の硬質ウレタンボードに比べ断熱性能を最大25%向上させたハイブリッド断熱材「ブイパックボード」をこのほど発売した。
 施行された改正省エネ法に代表されるように、省エネやCO2排出量削減への取り組みが迫られる中、住宅分野でも住設機器や家電の省エネルギー化とともに住宅自体の断熱性能を強化することが課題となっている。熱損失係数Q値=1.0W水準の住宅やパッシブ住宅など、従来の次世代省エネ基準を遙かに上回る断熱性能の住宅も建築されているが、その断熱性能を実現するために断熱厚が通常よりかなり厚くなり、施工面で対応に苦慮する場面も出てきた。
20090405_04_02.jpg こうした背景を踏まえて同社は、冷蔵庫や自動販売機などに多く使われている真空断熱材を使った住宅用建材の商品化を目ざし開発を続けてきた。その結果、硬質ウレタンボード内に真空断熱材4枚を分散して配置し、その位置がわかるよう表面にマーキングすることでビスや釘の打ち抜きなどのトラブルを未然に防止し施工性に配慮したハイブリッド断熱ボードを完成させた。真空断熱材部分は表面材や硬質ウレタンボードで被覆して、運搬・保管・施工時の損傷を防止し、長期にわたって性能を維持する。
 熱抵抗値で比較すると断熱厚50ミリ時で従来の硬質ウレタンボードに比べて約25%アップの2.60で高性能グラスウール16K100ミリ厚と同等、また同60ミリ時で約21%アップの3.03となる。
 施工マニュアルは現在編集中で間もなく完成予定。
 製品規格は幅910×長さ1820ミリ。厚さは50ミリと60ミリの2種類。価格は、厚さ50ミリで1万600円/m2(税別)、同60ミリで1万1200円/m2(税別)。
 問い合わせは、同社断熱資材販売部ボード・パネル企画課の永井敏彦課長(Tel.03・5379・4566)。
 
(写真上...ブイパックボード。銀色の部分が真空断熱材、写真下...ブイパックボード構成図)


2009年04月05日号から

折り畳みはしご付き/日本住環境

断熱材入り小屋裏点検口

20090405_03_01.jpg 日本住環境(株)は、折り畳みはしご付きの断熱気密小屋裏点検口「ロフトラダー」を一新し、今月下旬頃から発売する。今回のモデルチェンジで適用する天井高によってロフトラダー2400とロフトラダー2600の2種類に分かれた。
 ロフトラダーは、断熱材入りの小屋裏点検口に、小屋裏空間への昇降に便利な折り畳み式木製はしごを一体化させた商品。小屋裏空間を収納スペースに使うなど、多目的に使用するのに便利だ。点検口のフタは断熱・気密処理されており、小屋裏の断熱欠損などを防ぐ。またフタ開閉機構はスプリング式を採用。断熱材は押出発泡ポリスチレン3種bで熱貫流率は1.0W/m2以下。
 旧モデルは北欧製だったが、施工の納まりや仕上げを日本の住宅によりフィットさせるため国内製に変更した。たとえば点検口のフタは、天井をクロス仕上げにすることが多いため塗装仕上げから仕上げ無しに変更した。また、昇降時の安全を考えて手すりを標準装備した。
 外枠寸法は、1216×662ミリ(枠高さ200ミリ)。設定天井高は、2300ミリから2500ミリ(ロフトラダー2400)、2500ミリから2700ミリ(同2600)。重量は35キロ。合板類はすべてF☆☆☆☆を使用。
 価格は未定だが、前モデルと同水準になる見込み。問い合わせは、同社本社(Tel.03・5425・6634)か札幌支店(Tel.011・222・6330)。
 
(写真...新型ロフトラダー。手すりを標準装備している)


2009年03月25日号から

LED照明大幅拡充/大手家電2社

 暖冷房だけでなく照明や給湯など家庭で使われる全てのエネルギーの節約が求められる中、住宅用照明製品は低消費電力が魅力なLEDの新製品ラッシュとなっている。
 3月3~6日に東京で開催された「ライティングフェア2009」では、パナソニック、東芝、三菱、日立などの大手家電系メーカー以外にフィリップス、サムスンなどヨーロッパやアジア諸国の製品も発表された。
 メイン照明のLED化を進めるため大量に新製品を発表したパナソニック電工(株)と、白熱電球の代替製品をLED電球としていち早く商品化した東芝ライテック(株)の大手家電2社の新製品を紹介する。
 
住宅用130品番発売/パナ電工
20090325_2_1.jpg パナソニック電工は4月から6月にかけて住宅用だけで130品番、全体で340品番のLED製品を発売する。住宅用ではダウンライト32品番以外に一般照明器具としてペンダントランプ28品番、125万円のLEDシャンデリア1品番などが含まれている。
 ペンダントランプは、LEDの特徴を生かし薄さ25ミリとスリムで長さ1・3メートルと長手テーブルをカバーする設計。LED灯9個で白熱灯90W相当の明るさを約18Wの消費電力で実現した。設計価格は9万5000円(税別)。このほかLED6個タイプが8万3000円(同)。
20090325_2_2.jpg また、ダウンライトには、北海道で一般的なブローイング工法に対応した白熱60W相当・SB型断熱施工用のダウンライトを発売する。白熱電球60W相当の明るさだが消費電力は6・9W。価格は2万7500円(同)、3万8000円(同、調光可能タイプ)。さらに、直径125ミリの埋込穴で白熱電球100W相当の明るさを持つダウンライトも4月1日に発売する。高出力LED12灯を使用し、埋込穴は125ミリ径とコンパクトに抑えた。商業施設でよく使われる27W蛍光灯ダウンライトと初期費用とランニングコストの合計で比べると4年ほどで償却できるという。価格は3万8000円(同)。
 問い合わせは、同社照明事業本部LED事業推進部(06・6908・1131)。
 
(写真上...LED照明だけでコーディネートしたパナソニック電工の提案。中央の細長いランプがダイニング用ペンダントランプ
写真下...同じくパナソニック電工が提案した寝室のLED照明)

 
40W相当以上で初/東芝ライテック
20090325_2_3.jpg 東芝ライテックは、一般家庭に普及している40Wや60Wの白熱電球(E26口金)をLED化するLED電球をこのほど発売した。これまで10W相当の商品は他社から発売されていたが、40Wや60W相当の明るさで発売したのは初めてという。
 LEDは、少ない消費電力で効率よく発光する特性があるが、光の直進性が強く、ダウンライトや足下灯などスポット照明としては適しているもののダイニングで白熱電球を使うような雰囲気ある柔らかい照明には向いていなかった。
 そこで同社は、電球カバー部を工夫して光がほどよく散光する設計とし、直接LED電球を見つめてもまぶしく感じない。LED照明の制御基板部は熱を持つため、電球の根元部分は放熱効率を良くするフィン形状にしている。
20090325_2_4.jpg 電球型蛍光灯が開発された当初は、白熱電球よりも発光部分が太くて「照明器具に差し込めない」という苦情が相次いだそうだが、今回発売のLED電球はコンパクトでスリムな設計としており、大半のE26口金採用の照明器具にそのまま使えるという。
 明るさは、電球色が最大光量で40Wの白熱電球相当、白色で60Wの白熱電球相当。寿命は約4万時間と白熱電球の約20~40倍。消費電力は4・3Wと約8分の1。このため4万時間を使い切れば、電気代は白熱電球よりも約2万8000円も安くなる。
 設計価格は、電球色、白色とも1万円(税別)。このほか夏までに高出力タイプの発売も予定している。
 問い合わせは、同社北海道営業部(Tel.011・868・2015)など各営業拠点へ。
 
(写真上...白熱電球に替わるLED電球。左が白色タイプ、右が白熱色タイプ
写真下...東芝ライテックのLED照明。100W相当の明るさを持つ商品も既に販売されている)


2009年03月25日号から

新市場開拓の商談/北海道ビジネスフェア

 3月3日、札幌市内のホテル・ロイトン札幌で北海道銀行と(株)日経BP主催の「北海道ビジネスフォーラム2009」が開かれた。実効性の高い商談会の場を提供することを目的としており、今年は100以上の企業・団体が出展、建築関連の製品展示も多数あった。その中から本紙で未紹介の会社・製品をピックアップした。
 
薄型の木製ブラインド出展
20090325_1_1.jpg 空知単板工業(株)(本社赤平市)は、木製ブラインドや単板の間に発熱ヒーターを挟んだ試作品などを展示。同社は大手建材メーカーなどに複合フローリングの表面材=単板を納入し、全国で35%のシェアがある。
 高度な加工技術を生かして自社独自の製品開発に取り組み、これまで単板をシェード代わりに使った照明などを製品化してきた。今回は、単板同士を張り合わせる時に特殊な糊を使うことで強度を高める技術を応用し、アルミ並みに薄くて強度も確保した木製羽根のブラインドや単板2枚を張り合わせ、その間に薄いシート型ヒーターを埋め込んだ試作品などを展示した。
 
(写真...空知単板工業が展示したウッドブラインド)
 
手軽なハーブマットで緑化
20090325_1_2.jpg 建設コンサルタントの(株)ケイジーエンジニアリング(本社札幌市)は、KGハーブマットを展示。スリムな土壌マットに多年草のハーブを植えた製品で、既に発売済。今回は販路拡大を目的に出展した。
 施工は、敷き込みたい土壌を平らにならした上にこのマットを敷いてたっぷりの水をやれば2週間ほどで根付き、あとは雨水など自然の水分補給でも枯れにくく、手入れは年1回の刈り込み程度で良い。
 刈り取ったハーブは料理やハーブティーとして活用できる。冬は雪の下で耐え、夏には可憐な花を1ヵ月程度咲かせる。高密度に植栽しているので雑草が根付きにくい。床材に肥料などの栄養分を含んでいる。
 ローマンカモミール、オレガノなど7種類のハーブ苗を選ぶことができ、長さ1.8メートル×幅30センチ×厚さ3センチ。価格は8千円/m2程度。屋上緑化や住宅の庭、道路脇の緑化など幅広い採用例がある。
 
(写真...ケイジーエンジニアリングが展示したKGハーブマット。キムラの展即にも出展)
 
紙パネルを家具や断熱材に
20090325_1_3.jpg 段ボール箱製造の合同容器(株)(本社恵庭市)は、バイアス構造で強度を大幅に増した紙パネル「バイアスエコパネル」を展示、このパネルを使った製品開発ができる企業などを求めた。
 同パネルは、再生紙を原料に、独自のバイアス(斜交)構造の中芯に両面から耐水紙を張り合わせた。幅910×長さ1820×20ミリのパネルで同サイズ9・5ミリ厚の石こうボードよりも約70%軽く、荷重をかけて折れ曲がるまでの強度を測定する曲げ強さ試験では石こうボード以上の強度があった。表面は耐水紙にナラ木目やタモ木目の表面紙を張り合わせてエンボス加工したものもあり、リアルな木目柄となる。
 用途は、断熱パネルや間仕切り、イベント用の商品展示台、受付カウンター、家具・建具、包装などを想定している。
 
(写真...合同容器が展示したバイアスエコパネル)
 
問い合わせ先
20090325_1_4.jpg


2009年03月15日号から

遮熱する防水シート/日本住環境

20090315_4_1.jpg 日本住環境(株)は、熱反射機能付きの透湿防水シート「ジョシーツLXシルバー」と、気密処理の施工性を高めるアイディア部材2種類をこのほど発売した。
 ジョシーツLXシルバーは、透湿防水シートの基本性能を向上させ、さらにアルミコーティングによる熱反射機能を付加した。同社の測定では、JISで規定された大半の評価項目で従来品のジョシーツLXよりも性能アップを実現。タッカーなどに対する引き裂き強度を見る「つづり針保持強さ」がJIS規格値の2・4倍、ジョシーツLXに比べて1・8倍以上の強さを記録。透湿性もジョシーツLXに比べ3割向上した。加えて、アルミコーティングによる夏場の遮熱性なども期待できる。
 価格はオープン価格だが、熱反射機能付き透湿防水シートとしてはかなりリーズナブルな価格になるという。
 
(写真...ジョシーツLXシルバー)
 
気密処理の施工性を高める
20090315_4_2.jpg 気密処理の施工性を高めるアイディア部材は、天井断熱の天井と壁の気密処理を簡略化する防湿気密シート「ダンタイトEF-10」と、基礎土台パッキン「天端リスト100」「天端リスト87」のコーナー処理を簡単にする専用部材。
 ダンタイトEF-10は、1m幅の防湿気密シート「ダンタイト10」をあらかじめ半分に折り込み、50センチ幅の荷姿で出荷したもの。同社では、「U折れ巻き」と呼んでいる。
 壁充てん断熱で天井断熱の住宅に使用する。一般的には壁側の防湿・気密シートを桁まで伸ばし、天井側のシートは壁側に伸ばして重ね、気密処理していたが、ダンタイトEF-10は桁から下に垂らし、それぞれ室内の壁、天井のシートと重ね代をとって張り合わせる。梁との取り合い部分は、Y字カット加工をすることで先張り施工がしやすくなる。
 規格・価格はダンタイト10と変わらず、厚0.2㎜×幅1m×長さ50m/巻で9400円(税別)。
20090315_4_3.jpg 天端リスト100コーナー材と天端リスト87コーナー材は、基礎天端と土台間の気密部材「天端リスト100」(在来木造用)、「天端リスト87」(2×4用)のコーナー部材。
 これまでコーナー部の処理は、現場で製品をカットして切り口が合うよう丁寧に作業する必要があった。そこで、あらかじめコーナー用に曲げ加工したコーナー材を作った。通常部材との接続には、コーナー材のパッキン部を内側に曲げて通常部材のパッキン部と一体化させる。
 価格は4枚入りセットで1200円(同)。このほか、天端リスト87を2巻+天端リスト87コーナー材6個のセットが3万9900円(同)、天端リスト100を2巻+天端リスト100コーナー材6個のセットが4万400円(同)。
 問い合わせは、同社本社(Tel.03・5425・6634)か札幌支店(Tel.011・222・6330)。
 
(写真上...ダンタイトEF-10は1m幅品を半分に折って出荷するので荷姿は50センチ幅となる
写真下...天端リストコーナー材(試作品))


2009年03月15日号から

樹脂SDに新製品/ゼオン化成

20090315_3_1.jpg ゼオン化成(株)は、数年ぶりに塩ビ樹脂製サイディング「ゼオンサイディング」シリーズ4製品のラインナップを見直し、「カラースケープ」と「センターロック」2製品をモデルチェンジし、4月から発売する。
 センターロックは、「ウインドロック240」と名称を変えるだけでなく、完全な新モデルとなる。センターロックは耐風圧性が評価されて採用例が増えてきたが、RC造建物の外断熱改修時に採用されるなど活躍分野が広がるにつれてさらに耐風圧性と施工性の向上を望む声が出てきた。そこで、断面をロイヤルシリーズと同じ形状にして厚みもアップ。また本体上部の折り曲げ加工を完全二重構造とすることで耐風圧性能と施工性をアップさせた。
 名称の「240」とは、時速240マイル(およそ風速100m/秒)の猛烈な風にも耐えるという意味。
20090315_3_2.jpg 色はヴィンテージクリーム、サンド(砂色)、ペプルクレイ、マウンテンブルーの4色。設計価格は、3950円/m2(税別)。
 カラースケープは、「ニューカラースケープWR」と名称が変わった。特殊な改質剤を使用することで濃色タイプの褪色をさらに抑制した。今回のモデルチェンジで品質はウインドロック240と完全に同等になり、濃色バージョンという位置づけになる。本体の働き幅も従来の205㎜から230㎜と広くなり、より高級感が増した。
20090315_3_3.jpg 色は、ラスティックレッド、カントリーグリーン、ヘリテイジブルー、ナチュラルシダー(茶色)の4色。性能を高めた上で設計価格は、旧カラースケープよりも若干下がり、4095円/m2(税別)。
 このほか、ゼオンサイディングの新カタログが完成した。ニューカラースケープWR、ウインドロック240、ロイヤル横張りの定番3シリーズのほかに、新たにロイヤル縦張りシリーズを標準在庫した。
 ロイヤル横張りシリーズと受注色も含め同一にすることにより、縦張り、横張りの張り分けをしても色の違和感がなくなり、ひとつの家で、たて張りと横張りのコーディネートも楽しめるようになった。
 問い合わせは、同社北海道事務所(Tel.011・222・1150)。
 
(写真上...右が新型のウインドロック240、左が旧型のセンターロック。新型上部の釘穴部の折返しが二重になっており、断面形状も変わったのがわかる
写真中...カラースケープの新旧。手前が新型。断面形状はほぼ同一だが、働き幅が3センチ広くなった
写真下...ウインドロックのカラーバリエーション。写真上の左がペプルクレイ、右がマウンテンブルー、下の左がヴィンテージクリーム、右がサンド)


2009年03月05日号から

押出で0.022W/JSP

20090305_4_1.jpg (株)JSPは、押出スチレンフォーム断熱板「ミラフォーム」に特殊技術を加えることで断熱性能を向上させた「ミラフォーム・ラムダ」の試験販売をこのほど始めた。4月以降本格販売を開始する。
 ミラフォーム・ラムダは、同社がこれまで培ったプラスチック発泡技術を活かして開発した高性能の押出法ポリスチレンフォーム断熱材。JIS測定条件で熱伝導率=0.022W/Kを実現し、従来押出ポリスチレンフォームで最も高性能な3種bよりもさらに2割以上の性能アップを果たした。
 また新製法により断熱性能の長期的な安定が期待できるため、断熱性能の10年保証も現在検討しているという。ノンフロン発泡、ノンホルムアルデヒドなど環境や健康にも配慮した。
 製品規格は、厚さが25~50ミリ、幅910×長さ1820ミリ。価格は要問い合わせだが、設計価格で3種b品の約2倍になる見込み。
 問い合わせは、同社札幌営業所(Tel.011・231・2681)。
 
(写真...これまでの緑色からグレー色へ変更したミラフォーム・ラムダ)


2009年03月05日号から

新型HP暖房を発表/日本スティーベル

20090305_3_1.jpg 日本スティーベル(株)は2月19日の札幌を皮切りに5日仙台までの5会場で「暖房用ヒートポンプ発表会」を開催。札幌会場では定員の50名を上回る参加者が集まった。
 最初に同社ヒートポンププロジェクトアドバイザーの西郷徹也氏が日本のヒートポンプ事情について解説。そのあと、同社平山竜三次長が新製品について紹介した。
 日本スティーベルはこれまでもドイツ・スティーベル社のヒートポンプ暖房システムなどを国内販売してきたが、今回の新型は空気熱源の暖房専用ヒートポンプ。日本市場の要望と優れた技術を吸収し、日本製のコンプレッサーを採用している。
 平山氏は「暖房機器は住宅部品のひとつ。しかし窓の配置や間取りなどと深く関わるため、住宅性能とのマッチングや、個別プランへの柔軟な対応力などがとても大切になる。今回の新型では、その点を特に大切にして、しっかりとした個別対応ができるシステム構成を考えた。
20090305_3_2.jpg これまで札幌で3年間の試験運転の実績があり、道央以南に自信を持って薦めることができる。外気温はマイナス20℃まで対応。冷媒はCO2である点も特徴だ。
 断熱性能をじゅうぶんに高めた上で、高効率機器でさらに省エネを考える本物志向の住宅会社に使っていただきたい」と紹介した。
 外形寸法は高さ650×幅820×奥行300ミリ。定格消費電力は1.7kW、COPは3.0。貯湯モジュールは高さ1878×幅600×奥行650ミリ、容積200リットル。
 問い合わせは同社本社などへ(Tel.03・3436・4649)。
 
(写真上...あいさつする藤城勇一社長、写真下...ヒートポンプWPL-5N室外機と貯湯モジュール)


2009年02月25日号から

換気口付きの巾木/日本住環境

20090225_4_1.jpg 日本住環境(株)は、床下空間と相互換気できる樹脂製巾木「通気巾木」を近日中に発売する。
 通気巾木は、下部を目透かしにし、その奥に開口部を設けて通気できるようにした樹脂製の袴付き巾木で、基礎断熱工法の住宅専用商品。
 1階床に施工すると、床下空間と室内との相互換気が可能になり、床下空間に湿度が溜まるのを防げるという。8畳間全周に取り付ければ開口面積291cm2を確保でき、気流感を和らげた層流換気が可能となる。
20090225_4_2.jpg 床下空間に放熱器を置く場合は床に木製や樹脂製ガラリを設けて暖気を室内に取り入れるのが一般的だが、通気巾木を採用すれば床ガラリが不要になり、踏み抜きなどの事故を防げ、物を床下に落としてしまう心配がない。開口部は室内側からは見えない構造のため、床下のコンクリートや下地材などが見えず、意匠性にも優れる。
 取り付けは、巾木裏面の糊溝になじむように木工ボンドを塗布し、石こうボードに貼り付ける。このとき、不陸調整部分の袴を床材に押しつけながら貼ると床材の不陸を吸収できる。その後、釘溝に455ミリ以下のピッチでフィニッシュネイルを留め付ける。
20090225_4_3.jpg 床下空間から通気させるには、下地施工時に通気経路を確保する必要がある。根太工法、剛床(ネダレス)工法とも対応が可能。
 本体は中空形状のABS樹脂製で軽くて強く、表面はオレフィンシートで白木調のデザイン。多くの住宅内装に合わせやすい色にした。不陸調整をする袴部分は柔軟性のあるエラストマー。
 寸法は、厚さ9ミリ×高さ60ミリ×長さ2メートル。有効開口面積aは20.0cm2/メートル。設計価格はオープン価格。
 問い合わせは、同社本社(Tel.03・5425・6634)か札幌支店(tel.011・222・6330)。

(写真上...製品外観、写真中...使用イメージ図、写真下2点...下部のエラストマーが床との不陸を吸収する)


2009年02月15日号から

リンナイ/密閉式配管に対応

20090215_3_1.jpg リンナイ(株)は、鉄製パネルラジエータを使用した温水暖房の密閉式配管に対応した高効率型ガス給湯暖房熱源機「エコジョーズ」2機種を昨年10月下旬に発売、好評なことから今年は最重点機種として位置づけ、販売に力を入れる。
 エコジョーズは、これまで捨てられていたボイラーの排熱を潜熱回収して温水作りに利用する省エネ型のガス給湯暖房熱源機。従来機よりも12%ガス消費量が減り、熱効率は給湯部が95%、暖房部が87%に向上。給湯能力は24号(44.2kW)の大出力で暖房能力も17.4kWと余裕を持たせた。密閉式配管対応機をラインナップすることで、道内の暖房需要に応える。
20090215_3_2.jpg このほか、追い焚きにかかるまでの時間を短縮、音声案内付きのリモコンやインターホン機能付きリモコンを選択できる。施工性に配慮して膨張タンクや加圧逃し弁、継手などを内蔵した専用据置台を別売品として用意した。
 価格は、湯はりから追い焚きまで自動化し、さらに足し湯も自動のフルオートタイプが50万円(税別、リモコン別)、足し湯のみボタンを押すオートタイプが46万8千円(同)。
 このほか、同社では密閉式配管対応のガス暖房専用ボイラーを発売した。暖房出力は23.3kWで屋外用、屋内用の2機種用意。価格は屋内用が32万円(税別)。
 いずれの機種も天然ガス、LPG両方に対応する。
 同社では、「ランニングコストの面でも注目されており、採用する会社が増えている。今年は拡販するチャンスだ」と話している。
 問い合わせは、同社札幌支店(Tel.011・281・2506)。
 
 
(写真上...密閉式対応エコジョーズ、写真下...密閉式対応ガス暖房専用ボイラー)


2009年02月15日号から

AHI/新タイプ金属屋根

20090215_2_1.jpgAHIルーフィングは、大手住宅メーカーへの材料直販を目的としたデクラルーフィングシステム営業部を2年前に立ち上げると同時に札幌営業所を開設し、道内住宅市場の開拓を進めている。
 ニュージーランドを拠点とする世界的屋根材メーカー、AHIルーフィング社は、石付き金属屋根材「コロナルーフィング」や新デザインの「アドリアト」の国内販売、国内大手建材メーカーへのOEM供給などで知られている。
 同社はさらに、「デクラミラノ」の販売を行うために「デクラジャパン会」を立ち上げ、昨年夏からまず施工店や販売店網の構築に乗り出した。標準施工法の研修など、同社研修を受けた『施工店』『販売店』でしか販売・施工を行わないしくみだ。
 同社製品は、鋼板の表面に天然石の粒を吹き付けているため通常の板金屋根に比べて雨音などが低減され、冬はその粒々が落雪を防止する効果がある。札幌市では無落雪屋根が必要な土地条件でも勾配屋根のコロナルーフを施工することが認められている。こうした機能性に加え、デザインの意匠性や、製品本体の30年材料品質保証など耐久性を売りにしている。販売・施工体制を確立することで販売ルートの明確化、施工の標準化を目指している。
 今回販売を開始した「デクラミラノ」は、製品の機能性や耐久性は先行商品と同じだが、日本の瓦屋根を意識した新グレー色を用意した。本州以南ではこうした意匠性と、瓦屋根に比較して非常に軽量なことから耐震性にも有利に働くとして好評だという。デクラミラノは、これ以外に黒色と、南欧風デザインの住宅にも合う濃淡の入った茶色窯変調のバーントアンバー、赤色窯変調のカッパーレッドの2色も用意している。
 同社では、「三角屋根形状の住宅の普及を推進し、施工の強力なサポート体制の構築や屋根材関連商品のラインナップを強化し、総合屋根メーカーとしての責任を果たしていきたい」と話している。
 問い合わせは、同社デクラルーフィングシステム営業部札幌営業所(札幌市中央区南1条西10丁目4ノ167小六第一ビル、Tel.011・281・6717)。
 
 
(写真...デクラミラノ・ミッドグレー色の施工例)


2009年01月05日号から

選べる3タイプ展開 屋外でお湯が使える機種も/アクラスDKと不凍散水栓

 水抜き栓のトップメーカー、(株)光合金製作所(本社小樽市)は屋外用不凍散水栓に力を入れている。「住宅の性能向上で水抜き栓の重要性が相対的に低下し、市場は伸び悩んでいる。一方で屋外用不凍散水栓は未開拓の市場で、一般消費者にもアピールして力を入れたい」と札幌営業所の正田所長は言う。
 北海道でも庭に対する関心が高まり、屋外の散水栓は需要が伸びてきている。そこで同社は様々なニーズに対応できる散水栓を3機種開発し、次々と発売した。

選べる不凍散水栓
090105_04_01.jpg GK/GKC、CK/CKC型は、水抜き操作を簡単にし、シンプルなデザインがポイント。上部のつまみを回すだけで水抜きができる。つまみ径が大きいため手袋などをしたままで操作しやすく軽い力で回せる。吐水口部分は360度回転するためホースの取り回しが楽。2機種の違いはGK/GKCは角柱、CK/CKCは円柱というデザインの違いだけで価格は同一。なお、オプションの専用吐水口を使うと、上部つまみの操作で止水と水抜き両方を1度に行える。製品型番末尾に「C」が付く製品は逆流防止機構付き。
 また上部つまみを太陽電池式のガーデンライトに換えることも可能。日中は太陽光で充電し、夜になると自動的にガーデンライトとして光る。内部結露防止や防水機構など屋外での使用に耐える設計で、水抜きのつまみとしても機能する。
 価格は、GK・CK型が3万5100円(税別・13ミリ径用、高さ1600ミリ以下)、GKC・CKC型が3万8200円(同)。専用吐水口は4000円(税別)、ソーラーガーデンライトはオープン価格。

(写真左は角栓のGK型、右は円柱のCK型。上部つまみはソーラーガーデンライト)


冬もお湯で足洗い
090105_04_02.jpg 同社はさらに「冬に屋外でもお湯が使える!!」湯水混合散水栓の開発も行った。街中では温水式のセルフ洗車場が繁盛しているが、自宅でも温水が使えたら気軽に洗車できる。冬に犬の散歩をさせる人も多い。「温水で足を洗って少し温めてから家に入れて上げたい」、そんな飼い主もいるだろう。お湯が外で使えることで暮らしが変わるかもしれない。
 発売したのは湯水混合散水栓「アクラスDK」だ。エンドユーザーへのアピールを意識し散水栓では初めてブランド名を付けた。アルミアルマイト仕上げでモダン系住宅に合うデザイン。水抜き栓は半透明のトップカバーに納められ、レバー操作で簡単に水抜きできる。温度調節は、独立した2つのハンドルで行う。
 主にペットの足を洗う用途を想定しているため、シャワー水栓を標準装備した。これとは別に水専用カラン取付口も装備し、好みのカランを取り付けられる。防水パンは市販品が使える。
 本州では既に湯水混合散水栓は人気商品だが、道内は室内の給湯ボイラーから屋外の水栓柱に配管する途中の水抜きをどうするかという技術的課題がクリアできていなかった。同社は特許申請中の技術でこの課題を解決した。
 「知名度を高め、エンドユーザーから『ぜひ付けて欲しい』と言われるような商品に育てていきたい」と同社では話している。
 価格はシャワー水栓付きで11万4000円(税別)。

(湯水混合栓「アクラスDK」。水抜きレバーは半透明のカバーに内蔵)

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(株)光合金製作所 札幌営業所
札幌市手稲区曙3条3丁目6番8号
Tel.011-683-3433
http://www.hikarigokin.co.jp/


2009年01月05日号から

1500種類揃う施主のこだわりに応える/つまみハンドル王国

090105_03_01.jpg 家づくりにこだわって洗面ボウル、タイル、建具などを通販や個人輸入で購入し『施主支給』する建て主が出てきた。ドアノブや家具の引き出しつまみなども、こだわる分野の1つだ。
 建築・家具金物などの専門商社(株)竹道(本社札幌市)は、スペイン・フランス・イタリアなどの手づくり品などを中心とした輸入品カタログ「つまみハンドル王国」を配布している。カタログはA4判オールカラー68ページ。1500種類以上のつまみ・ハンドルが掲載され、デザインテイストで「古風」「伝統」「工芸品」「流行」など8つに分類、アンティークからモダンデザインまで幅広く掲載している。
 カタログには1個700円の素朴な天然木製品から、12万円のオーストリア・スワロフスキー社製クリスタルガラス、世界の有名建築に採用されているイタリア・エンリコカッシーナ社の40万円近いドアハンドルなど、価格もバラエティ豊か。
 同社のサイトにカタログをPDF形式で公開してからは、一般消費者からのアクセスも増え、カタログ掲載のつまみ・ハンドルを直接買い求めたいという消費者が出てきたという。
 建具や家具を造作する機会の多い住宅会社、設計事務所は、1度カタログを請求してみてはいかがだろうか。また、同社ではカタログ掲載商品の一部をサンプルとして展示しており、現物の大きさや感触などを確かめることもできる。

(写真右...引き出しなどに使うスペイン製の木製つまみが1000円で買える 写真左...ひときわ目立つクリスタルガラスが12万円)

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(株)竹道
札幌市東区北28条東5丁目3-18
Tel.011-753-9140
http://www.takemichi.co.jp/


2009年01月05日号から

軽量で錆びない樹脂製 熱源選ばず温水暖房/プラパネ君・プラ暖

090105_02_01.jpg ロードヒーティング工事の(株)ユニとRC外断熱賃貸マンションの(株)テスク(ともに本社札幌市)は、プラスチック製の温水パネルラジエーター「プラパネ君」を共同開発した。
 「プラパネ君」は、リサイクル可能な特殊ポリプロピレン樹脂を使用。腐食による錆の心配がなく、温水温度を70℃に設定してもパネル表面温度は50℃程度に保たれ熱をマイルドに放出するため、触れてもやけどしにくい。柔軟性のあるプラスチックなのでぶつかってもケガしにくい。
 密閉配管、半密閉配管に対応し既存温水パネルの代替も可能。取付は、壁下地にブラケットでビス止め。出力は700Wから2・9kWまであり、寸法は高さ535×幅1150×奥行68ミリ(1kWタイプ)。価格は金属タイプよりも割安という。
 この製品と小型床置き電気温水ヒーターユニットを一体化した電気暖房機が「プラ暖」。ヒーターユニット内で作った温水を上部の「プラパネ君」で循環させ放熱する。
 ヒーター出力は1kWから最大3kWまで対応。温水配管不要の個別暖房なので、工事が簡単でリフォームにも適している。タイマーや室内温度センサーも内蔵。電気温水ヒーターユニットの大きさは高さ140×幅920×奥行115ミリ。電源は200Vを使用し、融雪電力『ホットタイム22』を利用できる。
 ユニは、「08年11月に開かれた道内展示会で大きな反響があり、東北からも問い合わせが来るなど、手応えを感じている。今後は手軽な100V用電気温水パネルヒーターや冷暖房用パネルなども進めていく」と意欲的だ。

(写真上...電気温水ヒーター内蔵の「プラ暖」 写真下...温水パネルヒーティング用の「プラパネ君」)
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販売問い合わせ...旭日産業(株)札幌支店
札幌市白石区中央3条3丁目4号
Tel.011-816-1560
製品問い合わせ...(株)ユニ
札幌市東区北23条東6丁目5-20
Tel.011-741-8127


2008年12月15日号から

合板からブロック

島根・つみっく セルフビルドの仲間募集

20081215_2_1.jpg子どものおもちゃブロックのように、積み重ねるだけで外壁ができる全く新しい発想の工法を島根県の会社が開発。物置のほか、学校に備蓄してふだんは学習障害の子たちの図書室として、災害時は避難所に設置するパーティションとして活用するなどの提案が評価され、徐々に広がっている。社長の三島昌彦さんは「将来は認定を取得してセルフビルドできる工法として、地場連携によって各地で生産・販売したい」と語っている。
  ウオールセル工法と名づけられたこの工法は、地場のスギ材などから製造。上下の凸凹をはめ込んで積み上げるきわめて簡単なつくり。
  間口6.7メートル×奥行き2.6メートル、高さ1.9メートルの12人分の個室プランを施工する時間は、男性3名で2時間。使うのはゴムハンマーと充電式ドライバーだけ。
 ブロックは厚さ7ミリの3層合板を使っており、何度も組み立て・解体できるほか、セルフビルド用の建材として用途開発も可能だ。現在は建築基準法の認定を受けていないため、もっぱらパーティション的な使い方が中心だが、将来は認定を取得することによって、セルフビルド工法として提供したいという考えを持っている。20081215_2_2.jpg
 三島社長によると、全国をいくつかのブロックに分けて、それぞれのブロックで生産拠点をもち、北海道ならカラマツ材など地域材を使ってつみっくブロックを生産することができれば、地産地消による相乗効果も生まれる。これらの生産拠点が出資して基準法の認定を取得すれば、住宅に採用することもできる。1社独占ではなく地域の資本で普及を進めたい、としている。
 問い合わせはつみっくへ(島根県松江市東津田町763-2、Tel.0852・28・3178)。


2008年12月15日号から

最もスリムなサッシ

トステム 価格はマイスターより安い

20081215_1.jpgトステム(株)は、新しく開発したガラス接着技術とフラット溶着技術を採用しガラス面積を約1割拡大できる業界最細のスリム框を実現した住宅用樹脂サッシ「フォルシュ」を今月1日から北海道限定で発売した。
 これまでの樹脂サッシは、框の強度を保つために太くなっていたが、今回国内メーカーでは初めてガラス接着技術を採用して業界最細の見付け58ミリのスリムな框を実現。スッキリとしたシャープなデザインとなり、シンプルモダン住宅に合う。ガラスを押縁で固定するのではなく、ガラスとフレームの全周を接着して強度を持たせる設計にしたため、框寸法を最小限に抑えることが可能になった。框を細くすることでガラス面積も広がり、採光性も約10%向上している。
  さらにフラット溶着技術により、框の四隅にある縦部材と横部材の溶着部分の『バリ』発生を抑え、フラットに仕上げた。このほか、押縁に丸みを持たせてスマートで柔らかなデザインにした。
 商品は、縦すべり出し、横すべり出し、FIX、引き違い、テラスドアなど。色は外観はシャイングレー、オータムブラウン、ホワイトの3色で内観色はホワイトのみ。ガラスはペア、アルゴンガス入りLow-Eペア。格子入りや防犯ガラス仕様などの設定はなく、特注対応もしない。
  サイズと価格は、縦すべり出し窓TFタイプで5万100円(税別、ホワイト色ペアガラス入り)。実売ではマイスターⅡよりも若干安くなる予定。
  問い合わせは、同社お客様相談室(Tel.03・3638・8181)。


2008年12月05日号から

サンツーバイ2.6

ニットーボー東岩 価格抑えた2×4専用品

ニットーボー東岩(株)ではツーバイフォー工法用のグラスウール断熱材「サンツーバイ2.6」を新発売した。厚さ90ミリで100ミリ厚の高性能グラスウール「太陽SUN」と同等の断熱性能を実現した。
  在来木造よりも壁厚が10ミリ以上薄いツーバイフォーでは、100ミリ厚のグラスウールを圧縮して充てんするか、専用の90ミリ厚製品を利用するかどちらかの断熱材を使う。
  ところが、100ミリ厚の製品を使うと空気層がつぶされて断熱性能が低下するほか、圧縮充てんによる反発が強く、内装下地の石こうボードなどを押してしまう。一方、専用の90ミリ厚製品・サンツーバイ24は熱抵抗値がやや低いほか、密度が高いため割高だった。
20081205_1.jpg  サンツーバイ2・6は、高性能化技術によって100ミリ製品と同じ断熱性能を実現しながら、価格もほぼ同等に抑えた。断熱性能を表す熱抵抗値は2・6。
 規格は、幅方向が420(455ピッチ用)、370(406ピッチ用)、265(303ピッチ用)の3タイプ、長さが2340ミリとハイスタッド用 2640ミリの2タイプ、合計6タイプ。455ピッチ用で幅方向を5ミリ短く、長さではノーマルスタッド用を10ミリ短くすることでピッタリサイズを実現した。
  設計価格は8枚入り1本で1万6000円から。高性能グラスウール16K「太陽SUN」100ミリの1000円アップに抑えた。
  現行品のサンツーバイ24は来年3月で販売終了する。
 問い合わせは同社営業本部(江別市工栄町11-1、Tel.011・590・8800)。


2008年11月25日号から

両面テープで簡単

キョーワナスタ 後付けの断熱床下換気口

20081125_2_1.jpg(株)キョーワナスタは、同社の樹脂製角型床下換気口に簡単に後付けできる防虫・断熱パーツを12月1日から発売する。
同社の床下換気口KS-0311Pシリーズ4タイプに適合する、防虫網と脱着式の断熱ふたからなっている。夏場は防虫網が床下の防虫対策に有効。床下換気口の通気で床下温度が下がる冬場に断熱ふたを取り付けると、簡便な寒さ対策となる。
  施工は、床下換気口表面の汚れを落とし、防虫網についている両面テープの剥離紙を剥がして貼るだけ。取付が簡単なため、エンドユーザーにも販売する。この時期冬の寒さ対策グッズコーナーが設けられるホームセンターで販売予定だ。
  同社では、「既築住宅では気密性の不足から床から寒さが伝わってくる場合も多く、意外と需要があるのではないかと期待している」と話している。
  標準価格は、450タイプのKS-0311PDM15-LGが2000円(税別)。300タイプのKS-0311PDM13-LGが1600円(同)。
  問い合わせは、同社札幌支店(札幌市東区北6条東4丁目、Tel.011・741・2250)。


2008年11月05日号から

廉価版と新色追加

ダッチウエスト 薪ストーブ新製品出揃う

20081105_1_1.jpgダッチウエストジャパン(株)は、手頃な価格の薪ストーブ「ベセル」「ランドルフ」をこのほど発売、またリーンバーン式高性能薪ストーブ「エンライト」に新色『バーモントナイト』を追加した。
  アメリカ北東部、素朴な田舎の風景が広がるバーモント州に、ベセル、ランドルフという小さな町がある。ランドルフは、ダッチウエストの薪ストーブ鋳造・組立工場があり、ベセルは組立専門工場がある。
20081105_1_2.jpg ダッチウエスト薪ストーブに関係深いこれらの地名から名付けた薪ストーブ「ベセル」「ランドルフ」は、フロントパネルやフロントドアへのネーミング刻印を行い、無機質になりがちな本体側面にレリーフを彫り込むなど、ノスタルジックなデザイン。さらに料理しやすい開閉式クッキングトップ、燃焼効率を上げる2 次燃焼方式、外気導入キット(ベセルのみ)など、上位機に劣らない機能と魅力を持つ。
 ベセルは、幅41×高さ59×奥行き50㎝の小型ストーブで、暖房面積の目安は約20坪以下。ランドルフは幅55×高さ60×奥行き54㎝の中型ストーブで、暖房面積の目安は約28坪以下。本体価格は、ベセルが18万円、ランドルフが24万円(税別、部材費・工事費別)。価格的には、低価格機「エントリー」と中級機「エリート」の間に位置し、薪ストーブラインナップ拡充の一翼を担う。
発売キャンペーンとして、ベセルかランドルフを購入した人全員に、薪ストーブ用の調理プレート「クッキングパン」か、両製品の側面に彫り込まれたレリーフを鍋敷きにした「フォーシーズントリベット」を無料プレゼントしている。今年12月25日の発送分までが対象。
エンライトの新色『バーモントナイト』は、ダッチウエストジャパンのリクエストで誕生した。
  バーモントナイトは、希少金属の1つであるコバルトを塗料に混ぜ、念入りな塗装工程を経て誕生した高級感あるつや消しの藍黒色。コバルトには、粘り強く、高温に強い、腐食しにくいという性質があり、ストーブの耐久性・メンテナンス性の向上に貢献する。
20081105_1_3.jpg  従来の黒色塗装つやあり光沢仕上げも引き続き販売する。エンライトは、2004年に発売。自動車の省燃費エンジンと同じ原理の「リーンバーン燃焼」を取り入れ、最大燃焼時間を従来機の約2倍に高め、同社の高性能薪ストーブのシンボルとして販売してきた。
  エンライト「バーモントナイト」の価格は、暖房面積が約40坪以下のスモールが39万円(税別、部材費・工事費別)、同約45坪のミディアムが45万円(同)、同約65坪のラージが50万円(同)。いずれも従来のエンライトより5万円高となっている。
  問い合わせは、同社(帯広市大通南28丁目南4、Tel.0120・700・027)。


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