日本住環境 ☎011-222-6330
日本住環境㈱は、お風呂などの水蒸気を多く含んだ空気を同社の「ルフロ」、「ピアラ」などの第3種換気システムのファン本体を経由せずに排気できる換気部材「オフローダー」を近日中に発売する。価格は要問い合わせ。
オフローダーは、一見ただのT字管(チーズ管)に見えるが、その内部に独自の細工が施されており、通常は正圧が発生する部位に負圧を発生させ、浴室からの排気を可能にする。
同社の試算によると、ルフロで配管を6分岐で組んだ換気量150㎥/hのシステムと、それにオフローダーを加えて7分岐に増やした場合を比較すると、オフローダーを採用した場合の電気代は月額約10円程度のUPで済むという。このときオフローダーからの吸気量は、約21㎥/h(各吸気量の平均値)となる。
施工は、換気ファン本体から伸びる150φの排気ダクトにオフローダー本体を接続し、オフローダーから先は150φのスパイラル直管を取り付けて排気フードに接続するのみでいたってシンプル。
お風呂等からの水蒸気を含んだ空気がファン本体を経由させずに排気できるため、従来よりもファンの羽根に汚れが付着しにくく、経年劣化による換気量低下を防ぎ、ファン内部の清掃もより楽になることが期待できる。
製品名は、「offroad」と「offload」(どちらもオフロード)にちなんだ。前者は、これまでにない発想の製品で「道なき道を進む」という意味が、後者はコンピューター用語で「負荷を軽減する」という意味が込められている。
【写真】
オフローダーの取付イメージ