松原産業(株)(本社栗山町)は、トドマツなど道産針葉樹に圧力をかけて圧縮することで曲げ強度や硬さを広葉樹のナラ材と同等以上に強くした床材「ミューロフロア」を11月7日・8日に札幌市内で開かれたビジネスEXPOで参考出展した。
道内では、戦後植林されたトドマツなどの人工林が主伐期を迎え、その用途開発が課題となっている。
針葉樹フローリングは現在も販売されているが、ナラなどの広葉樹に比べて柔らかく、キズもつきやすかった。
新開発した圧密化技術で、ナラ材と同等レベルの強度と狂いにくさを実現。今後貴重になる道産ナラ材などの代替品としてアピールしたい考え。
デザインは、NC加工機を使って波打った形や多角形など、変わった形のフロアが用意されている。
価格は未定だが、「ナラ材より安く設定できれば、需要はけっこうあるはず」と話している。
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ビジネスEXPOで展示されたミューロフロア