新聞記事

2012年12月15日号から

輸入建材取扱いの資格制度創設

IBMA 来年3月6日に第1回試験

 NPO輸入建材協議会(IBMA)では、輸出国と日本の商慣習や品質・規格の違い、納期や輸送途中の汚損・破損に対するリスクなど、輸入建材を取り扱う上で知っておくべき知識・ノウハウを持つ「輸入建材マイスター」の育成・認定を開始。来年3月6日(水)に東京で第1回認定試験が行われる。
 現在、日本国内には様々な輸入建材が出回っているが、JAS・JIS認定の製品もあれば、現地の仕様・規格の製品もある。また、輸入は最初に現地の供給業者と品質・数量・価格を明示した契約書を交わし、銀行のLC(信用状)も開設するのが一般的だが、現地の商慣習の理解不足や言葉の違いによるコミュニケーション不足などがトラブルの発生につながることも輸入業者は十分認識しておく必要があるという。
 そこで輸入建材に長年携わってきた企業の集まりである同協議会では、輸入業務のスキルの向上などを目的に、輸入建材マイスター制度を創設。輸入建材業者はもちろん、輸入建材の採用ビルダーなども対象に、輸入建材取り扱いに関する資格認定試験を実施する。
 認定試験は誰でも受験可能で、第1回試験は3月6日(水)午後1時から2時45分まで、東京ビッグサイト会議棟8階802号室(東京都江東区有明3-11-1)で行う。直前模擬試験も当日午前9時から正午まで実施。申込期間は今月20日(木)から来年2月10日(日)まで。受験料は1万500円、直前模擬試験参加料は5250円(いずれも税込)。合格発表は4月5日(金)。
 合格者は同協議会の登録手続(3年間・1万500円)を行うことにより、「輸入建材マイスター」登録カードが発行される。資格取得者のメリットとしては、1.同協議会ホームページに氏名・所属(任意)を掲載2.所属を掲載する場合は、取り扱い建材の安全性や流通性・メンテナンス性が一定以上の水準にあることを同協議会が認定する「推奨建材」の認定検証を無料で実施3.会員限定セミナーへの参加(参加費別途)など。また、同協議会の建材輸入ノウハウや、法規制・解釈の知識なども提供してもらえる。
 申し込み・問い合わせは同協議会資格試験実行委員会事務局へ(tel・FAXとも03-3492-5513)。
ホームページ・http://www.ibma.or.jp


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