消費税率アップが2年後の2014年4月にほぼ決まり、税率アップのビフォー/アフターで住宅着工がどうなるかに関心が集まりはじめた。震災復興の時期や3年後に予定されている2段階目の税率アップがどうなるかなど不透明な部分が多いが、あえて予測すれば、北海道は来年がピークとなり3万5千戸、その後は大きく後退し、2016年には2万戸の大台を割る可能性がある。
持家駆け込み1500戸弱
今年の北海道は、春先から現場の動きがにぶいなど不安要素もあるが、年初の予測通り総計で微増の3万3000戸。持家は微減で1万1400戸程度となりそう。
駆け込みが集中する来年は、持家が12%増えて1万2700戸、総計では3万5000戸の大台に乗りそうだ。持家の増加率は1996年の駆け込み増加率を参考に、当時よりは若干少なめに見積もった。
前回ほどの駆け込みは起きないのではないかという見方も強い。前回は持家戸数で4000戸以上伸びているが、今回は1300~1500戸程度だろう。ただし、これを増加率で見るとほぼ前回通りとなる。
また、ここ数年はお盆明けから年末までに仕事が集中する傾向があるため、忙しさや人手不足感はたいへんなことになりそうだ。逆に来年前半の着工を今のうちからどう誘導できるかが重要になる。
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